安らぎパーカーの彼女

音楽好きなくせに、オーディオにはまるで興味の無いボク。最近はCDウォークマンがメインマシンです。でも、最初からこうだったワケではなくて、中学生くらいまでは、そこそこの知識を持った、オーディオ少年だったのです。小学生の時に、ある大会で優勝して、当時の大卒初任給では買えないくらいのオーディオシステムを手にいれました。子供にとっては高価すぎるオモチャです。当然、クラスメイトの誰よりも、“いい音”で音楽を聴いていました。そして、オーディオ雑誌も講読するようになり、秋葉原にも通うイヤな子供へと変わっていきました。しかし或日、“いい音”を追求するあまり、“聴き手としての大切な何か”を失っている自分に気がつきました。15歳の春のことです。それ以来、俗に言う、オーディオ的見地から見た“いい音”というものにすっかり興味を失ってしまったワケです。オーディオマニアを否定する気持ちはまったくありません。少しでも“いい音”で聴きたいと努力してる人を、たまに羨ましく思うことさえあります。しょぼいシステムからスタートしてたら、もうちょっと違ったオーディオ観になっていたかもしれません。果たしてボクは恵まれていたのかどうか?なんてことを考えるきっかけになったのは、先日伺った、某オーディオ店の方のお話し。ボクが15歳の時の気持ちと、あまりにシンクロしていたので、ふと、そんなことを思ってしまいました。

***

今使ってるデジカメは、約3年前に購入したヤツで、当時発売されていたモノの中では、トップクラスの性能を誇っていた機種です。なもんだから、壊れるのがイヤで、撮る目的がある時にしか持ち歩かないでいたんだけど、気がついたら、すっかり時代後れのシロモノになってしまいました。デジタル機器の悲しい宿命ですね。でもまぁ、全然まだ普通に使えるので、バリバリの現役ですが。最近になってやっと普段からデジカメを持ち歩くようになって、日々イロイロなものを撮りまくってます。今頃になってデジカメの面白さみたいなもんがわかってきて、オモチャを与えられた子供のように楽しい毎日ですよ。“♪あなたはすぐに写真を撮りたがる~”なんて言われないように(誰にだ?)、ホドホドにしとかないとね。

***

夜帰宅する途中、昨日離婚届けを提出した、某バンドのボーカル&某女優の豪邸前を通ったら、某女優が出前の器をガレージの前に運び出してる場面に遭遇。なんだ、まだここに住んでんじゃん。たまたま持ってたデジカメで撮ってたら、結構なスクープネタになってたかもね。あいにく、そのテの趣味はナイもんで。彼女と目が合った(気がした)から軽く会釈したら、彼女も会釈してくれた(ような気がした)よ。すごいカンジのイイひとだよね、彼女。ちょっとだけ癒されました。