
部屋で探し物をしていたら「スミ商会」のお買い物サービス券が出てきたので、スミ商会について書いてみよう、と思いついた。
以前から書こう書こうとは思っていたものの、つい先延ばしになってた矢先の大発掘。これはもうレコードの神様からの「お前が書け!」というお告げだろう。
ところで「スミ商会」って何やねん?という人もいるかと思うが、これはかつて都内に何店舗か存在したレコード店のことで、とんねるずの1stアルバム「成増」に収録されていた「バハマ・サンセット (New Version)」で「レコード買うならスミ商会」と歌われた、レコードマニアの間では有名な名店のことです。
矢沢永吉の「時間よ止まれ」のパロディとも言える曲調に乗せて歌われる地元紹介ソングですが、僕はこういうの嫌いじゃないです。ところで「時間よ止まれ」でベースを弾いてるのは後藤次利さんですが、とんねるずの方もゴッキーなんだろうか?(作編曲は見岳章)。
「時間よ止まれ」のパロディと言えばタモリの「時間よどなれ」という迷作がありますが、それはまた別の機会に。
44分13秒あたり
「タモリ3」については23年前にちょこっと書いたので参考まで
kzroom.hatenablog.com
「バハマ・サンセット」で木梨憲武氏に歌われているのは彼の地元、祖師谷大蔵駅前通り店のことですが、これから書くのは僕の地元、目黒銀座商店街店の話し。
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お店があったのは、現在「楽屋」というライブハウスレストランがある場所の右隣で、楽屋ができた時は、「スミ商会の跡地がライブレストランだったら中目黒の音楽文化が上手く継承できたのになぁ」なんて思ったものでした。
レコード店ではあるものの楽器や音楽書籍、楽譜も豊富に扱っていて、「音楽総合ショップ」的な存在でしたね。店頭のショーケースにはドラムセット、エレキギター、ベース、アンプなどが飾ってあって、キラキラ光る楽器類をガラスにへばりついて眺めていたのは7~8歳くらいの頃ですかね。
こんな感じで。
そのショーケースの前には低価格のアコースティックギターが数本むき出しで陳列されていて、僕が初めて買ったギターはその中の一本でした。12000円也。その時にお店のお兄さんに「チューニング」というものを教えてもらった。後日、弦交換のやり方も教わりましたね。12歳の頃です。そのギターは今でも所有しているのでいつか紹介するかも。スミ商会は弦のバラ売りをしてくれたので、1本だけ切れても6本セットを買わずに済んだため、お金のない子供には有難かったです。
中目黒近辺の大半の小学生は、音楽の時間に使うハーモニカやリコーダーなどはスミ商会で購入してましたね。そう考えると、ある時期スミ商会は中目黒の音楽文化の中心だったのは確実なのですが、検索しても全く情報がでてこない。初めてレコードを買ったのも初めてギターを買ったのもここ。僕の音楽人生における最重要店なのに、まるで無かったことになってる。
祖師ヶ谷大蔵店の方は、とんねるずのお陰でチラホラ書いてる人も散見できますが、目黒銀座商店街店について書いてる人は皆無ですからね。だから「お前が書け!」というお告げがあったのだろう。
祖師ヶ谷大蔵店は2007年に閉店したそうですが、目黒銀座商店街店はそれよりもかなり前に閉店していたので、祖師ヶ谷大蔵店が2007年までがんばっていたことを知った時は驚きましたね。
2007年の頃にはブログやSNSもかなり普及してたから、祖師ヶ谷大蔵店の閉店についてリアルタイムで記述されたものが残ってるけど、目黒銀座商店街店が閉店したのはインターネットが普及するかなり前の話だから、僕みたいな「思い出し記述」をする人がいない限り、ネット上に情報が残らない。目黒銀座商店街店に関する情報が皆無なのは、そういった要因が大きいように思いますね。
スミ商会閉店後も目黒銀座商店街には孤軍奮闘していた後発のCDショップがありましたが、2002年にその店の真横に大型チェーン店の「TSUTAYA」ができてしまい、TSUTAYA開店とほぼ同時期にその店も閉店。小さな小売店の横にあんなでかい店をだすなんて、なんという無情なことを、なんて思いましたが、そのTSUTAYAも時代の波には逆らえず2020年に閉店。これにて目黒銀座商店街に半世紀以上に渡って存在した「流行歌の買えるレコード(CD)屋さん」が完全に消滅しました。
現在では個性的なレコード店やミュージックカセットの専門店などがあったり、一時期小山田圭吾氏が活動の中心地にしていたり、なんてことがある中目黒という街ですが、そこに至るまでのかなり長い期間、「スミ商会」というお店が「街のレコード屋さん」以上の存在として音楽文化を繋いでいたという事実だけは記録しておきたかったので、ここに記しました。
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なんと、細野晴臣さんもスミ商会でレコードを買っていた模様。
bunshun.jp
スミ商会がいつから営業してたのか不明ですが、細野さんの発言を読んだ感じだと、1960年前後くらいから既に存在したお店のようですね。
ただ、細野さんの言う「目黒のスミ商会」が、目黒駅西口店なのか目黒銀座商店街店のどちらなのかはわかりません。
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VANDAの佐野邦彦さんが三軒茶屋店についてちょこっと触れてますね。
www.webvanda.com
三軒茶屋店の存在は知ってましたが、ほぼ記憶がない。三軒茶屋は通学で3年間通過してただけに、ちゃんとチェックしておけば良かったです。残念なことをしました。