借りパくしてしまったアバのベスト盤

ストロベリー・オンザ・ショートケーキ”の主題化に使われたからかどうかわからないけど、いろんなところでアバの曲を耳にする機会が増えたような気がする。

新しいベスト盤なんかも発売されたりしてるし。でも、彼らが全盛だった頃は、“知ったかぶりのポップス通”達に、ちょっとバカにされたような存在だった憶えがある。子供の頃、クラスメイトのケネス君(日系二世)は、アバのファンクラブに入ってることを、“絶対ナイショだよ?”(Can You Keep A Secret?)と、ボクに打ち明けてくれたっけ(ちなみに家族全員会員らしい)。と、少なくとも、ボクのまわりでは、ちょっとハズカシイ存在だったのです。しかしどうでしょう、今頃やってきた“再評価”の兆し。今ジックリ聴いてみると、分厚いハーモニー&ドラマチックな曲展開と、ボクの趣味にピッタリだよな。なんて、今気付いたワケじゃないですよ、言っとくけど。ケネス君の秘密をバラしたついでに告白しちゃうけど、ボクが生まれて2枚目に“針を落した”レコードは、彼らのベストだったのです。“買った”じゃなくて“針を落した”なのは、近所に住んでた6歳年上のオネエサンから借りたものだったから。で、いまだにボクの手元にあるんだが。返そうとは思ってたんだけどなぁ、そのオネエサン引越しちゃってさ。“ケネス君の秘密バラし”と一緒に時効扱いということで、ここはひとつ見逃してやってください。お詫びに、今日発売になったベスト盤、ちゃんと自腹で購入します。ホントだよ。

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ボクは、椅子に座ってウトウトしてくると、必ず右に傾いて倒れそうになって目が覚めます。絶対に左じゃないんですよ。これってどうしてかな?なんてことに悩みつつ、ふと足元を見ると、必ず右足だけ靴の紐がほどけてます。どうしてでしょう?オネエサンの怨念か?返すつもりだったんだよぉ!ホントだよ。