最近は、音楽を聴く時にイントロや間奏を飛ばす人が多いらしい。
彼らの言い分としては“時間がもったいない”とのことで、曲を聴くのは2分が限界だそうだ。
こんな人の中から優秀なミュージシャンが生まれてくるとはとても思えないが、これが世の流れなのか。
前戯はいらない、いきなりフィニッシュでOK。
ある意味「出会って○秒で合体」みたいなものか。
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人気シリーズ「出会って○秒で合体」が最初に作られたのはいつかなぁ、と思って調べてみたが、たぶん2008年に発売された麻美ゆまさんの作品が最初っぽい。13年も前の話しだ。
麻美ゆまさんはたいへんに歌が上手いことでも有名で、音楽活動も活発に行っている。
ちゃんとイントロや間奏もある。皮肉なことだ。
「時短世代」は、麻美ゆまさんの作品を通じて、「大切なものは何か?」を感じ取ってもらいたい(というほど大袈裟なことでもない)。