『Fifth Dimension』製作後、当時の実力派アイドルシンガー桑田靖子より、ザ･グッバイにシングル盤プロデュースのオファーが舞い込む。
これを受けたグッバイ側は、A面B面用に二曲、野村、曽我が各一曲ずつ用意し、観音崎のスタジオで一週間のレコーディング合宿をすることになる。このレコーディングのサウンドプロダクトはグッバイと同様のスタッフが行い、編曲・演奏もグッバイが行った。
野村が用意した曲には「夜明けからMy Life」（作詞・作曲：野村義男）、曽我が用意した曲には「Round & Around」（作詞：野村義男／作曲：曽我泰久）というタイトルがつけられ、桑田靖子の歌入れまで行われた。しかしこの時の音源は諸般の理由でリリースが中止になり、現在も日の目を浴びていない。
「Round & Around」はその後、曽我の1stソロに収録されることになるが、「夜明けからMy Life」は未だに楽曲として未発売である。「Round & Around」はグッバイのライブでも数回演奏されたが、「夜明けからMy Life」は川崎クラブチッタで一回演奏されたのみ。
観音崎のスタジオを一週間おさえたものの実際に作業したのは六日で、最後の一日は、「のぞいてFeel Me,Touch Me」のデモ録りに充てられた。この時のデモは現存していて、作曲者の曽我泰久＆P.Wilson（川原伸司氏）による仮歌を聴くことができる（まだ歌詞が付く前の状態）。
合宿を終えて東京に戻ったグッバイチームは「のぞいて〜」を完成させた後、『#6 Dream』のレコーディングの為、再び観音崎でレコーディング合宿を行うことになる。
そういった経緯を考えると、『#6 Dream』を語るうえで“桑田靖子セッション”は避けて通れない、“裏グッバイストーリー”の重要な部分であることは間違いないだろう。
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上記の文章は、関係者やメンバーの証言を元に独自調査を行って書いたものです。
大筋は合ってると思いますが、勘違いを含んでる可能性もあるので、何か気付いたことがありましたら、御指摘頂ければ幸いです。
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いよいよ明後日からスタートする3年ぶりのライブツアーは超マニアックな選曲らしいので、ひょっとして「夜明けからMy Life」も演奏したりして。ということもあって、ライブ前に投稿しました。まずやらないだろうけど。
