The Apollo Boyz

kzroom
2006年10月29日発売

東京ハートブレイカーズの舞台「アポロ・ボーイズ」における劇中バンド、“アポロ・ボーイズ”がステージで演奏した曲を収録したCD。曾我泰久プロデュース。参加メンバーと曲目は以下のとおり。

  1. おんなじこころで(Words:首藤健祐,Music:曾我泰久)
    Lead Vocal:曾我泰久。2006年9月30日に原宿アストロホールで行われたやっちんソロライブ「Live!Live!Live!」にて初披露された、アポロ・ボーイズのテーマソングとも言える曲。舞台ではオープニングとライブコーナーのバンドバージョン、劇中のアコースティックバージョンと三回演奏された。80年代末期に起こった空前のバンドブーム時に溢れかえったビートパンク勢の曲を、かなり意識した作風。テーマメロをオクターブ奏法で弾く感じなんて、もろジュンスカ風味。
  2. 土砂降りの雨と晴れ渡る空(Words & Music:池田聡)
    Lead Vocal:池田聡。池田さんのメロディーメーカーとしての才能が冴えわたった、かなりツボな曲。このCDの中では一番好きな曲かも。
  3. 死んでもいい(Words & Music:池田聡)
    Lead Vocal:池田聡。よっちゃんが得意そうな70's Rock風ギターリフ(「Foxy Lady」)をやっちんが弾いてるのがちょっと意外。舞台では劇中のアコースティックバージョン、ライブコーナーのバンドバージョンとニ回演奏された。バンドバージョンでは池田さんがトラメガを持って歌う。
  4. 宇宙の中の僕 僕の中の宇宙(Words & Music:みのすけ)
    Lead Vocal:みのすけ。舞台では劇中のアコースティックバージョン、ライブコーナーのバンドバージョンとニ回演奏された。バンドバージョンではみのすけさんがやっちんからギターを受け取って、ギターを弾きながら歌う。その際にやっちんはドラムへシフト。グッバイのライブで稀に見れる、“ドラマー:曾我泰久”の貴重な瞬間だ。前述の「Live!Live!Live!」のMCで、やっちんとみのすけさんの接点について話してたけど、意外なところでは、1993年に発売された犬山イヌコさんのアルバム『Tokyo Porcupine Collection vol.3』に収録されていた「星空ドライブ」(作曲:曽我泰久)なんてのがあるが(みのすけさんはアコースティックギターでレコーディングに参加してる)、この曲大好きなので、「星空ドライブ」についてはいつか改めて書きたいと思う。
  5. アポロのハート(Words:首藤健祐,Music:曾我泰久)
    Lead Vocal:曾我泰久。「おんなじこころで」以上にジュンスカ風。“ウォ〜、ウォ〜”とか“オイ!”とか。「歩いていこう」+「レッツ・ゴー・ヒバリヒルズ」って感じか。舞台では劇中のラストにバンドで演奏された(最終日のみアンコールで再度演奏)。
  6. キミに会いたい(Words:首藤健祐,Music:草野徹)
    Reading:首藤健祐。アコギ+ウクレレの伴奏に朗読を乗せた作品。たぶんやっちんは不参加。劇中ではBGMとして効果的に使用されていた。