東京ハートブレイカーズ 5th Element アポロ・ボーイズ

kzroom
Written and Directed by 吉村ゆう
Starring and The Band:THE APOLO BOYZ are 曾我泰久みのすけナイロン100℃)、池田聡草野徹(壱組印)、首藤健祐

Music Director 曾我泰久
Produced by 首藤健祐

【日 時】
10月29日(日) 開演13:00
10月30日(月) 開演19:00
10月31日(火) 開演19:00
11月1日(水)  開演19:00
11月2日(木)  開演19:00
11月3日(金)  開演13:00/開演17:00(2回公演)
11月4日(土)  開演13:00/開演17:00(2回公演)
11月5日(日)  開演15:00

【会 場】
東京芸術劇場小ホール2

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20年前に1曲だけヒットしたバンド“アポロ・ボーイズ”のメンバーが再び終結し、一夜限りの復活ライブを行うまでの悲喜交々を描いた舞台。僕は初日の10月29日と楽日の11月5日に見てきました。

さすがに最初と最後だとかなり台詞も違ってたが、どこまでが台本でどこまでがアドリブだったのか、今となっては判別できない。もう1日くらい中日頃に見ておけばよかったんだけどね。台本が出来たのが本番二週間前ということで、初日はやはり手探り状態という感じが見ててもよくわかったけど、楽日は結構余裕も感じられて、演者も楽しみながらやってましたね。公演を重ねていくうちに芝居も成長していくということですな。なんて、わかったようなことを書いてみる。

小道具としてELO『Discovery』のアナログ盤が使われてたけど、あそこ、やっちんファンはこっそり笑うとこですよ。

劇中の最初と最後にバンドによる演奏シーン、中間部にはアコースティックセットによる演奏、さらに芝居終了後にはライブコーナーもあって、演劇と音楽ライブを一度に楽しめるという、なんとも不思議で楽しくてお得な公演でしたね。

やっちんはヤマハSG+マーシャルという組み合わせで、いつもよりヘビーなギターサウンドでした。やっちん所有のヤマハブルージーンカスタムも舞台上にセットされてたけど、こちらは首藤健祐さんが数曲で使用したのみでした。

余談だが、今回の公演に合わせて発売されたCDのCDケーストレイ部分に使用されてる写真がClash『London Calling』のパロディになってて、これを初めて見たとき、思わず“ハッ!”と息を呑みましたね。劇中にもこの写真とリンクするような台詞があったんだけど、月の上でベースを振り下ろすというこの構図。すげぇアイデアだと思う。もうね、この写真1枚でアポロボーイズを全て表してると言っても過言じゃないと思う。

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年末には某ライブへの飛び入り、来年はバンドとしてのツアーなど、今後もアポロボーイズとしての予定があるらしいので、引き続き見守っていく予定。