松浦亜弥「~松リングPINK~ファイナル公演」@東京国際フォーラムホールA

デビュー当時から彼女のことについてはいろいろと書いてきたけど、実は「単独有料ライブ」を観るのは初めてだったりする(生で見たことは3回あるけど)。というわけで、松浦亜弥東京国際フォーラムホールA「~松リングPINK~ファイナル公演」を観てきました。

このホールは、個人的に思い入れの強いところでして、あのブライアン・ウィルソンが関東でライブを行ったのはここだけだったり、昨年、幻として消えてしまったビーチ・ボーイズの来日公演が予定されていたのもここだったりと、何かとビーチ・ボーイズ・ファンにとっては因縁深い場所でもあるワケです。

そのステージに松浦亜弥が立つと。なんて言ったみたところで、既に彼女は何度もこの会場でコンサートを行っているので、今更だけど。コアなファンからしてみれば、“東京国際フォーラムといえば、あやや”なのかもね。

なんてこと考えていたら、ステージが始まった。彼女が登場しても、“あそこにブライアンがいたんだよなぁ”なんてことをぼんやり考えてた。しかし、そんなボケたボクの頭をブン殴るように、彼女は飛ばし続けた。そして飛び跳ねる客。揺れる会場(本当に揺れてた)。

もう、細かいことをとやかく言う余地すら無い。力でねじ伏せられたって感じ。あの会場内にいた5000人は、完全に彼女の掌の上で遊ばれてたと思う。全ては彼女のコントロール支配下、というかさ。

終演後ホールを出る時に、“いやぁ、いいもん観たなぁ”と言ってるファンがいたのだが、ボク的には、“いいもん”というより“とてつもないもの”を観た気がした。先日の後藤真希ライブの後は、素直に“いいもん観たなぁ”って、ボクも思ったけどさ。この違いって何なんだろうね?

彼女は、ボクにたっぷりと宿題を課してきた。そんな、「あややコン初体験」でしたね。

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コンサート後の出来事は、長くなるので明日にでも書きます。