ポール・マッカートニー来日公演回想

昼の2時頃、“まだ今から新幹線乗ってもポールの大阪公演間に合うなぁ”なんて、つい考えながらボーッと過ごしてました。夕方になっても、“和泉元彌なら今からでも間に合うぞ”なんて。

ポールと遠く離れた土地で、東京公演のことを回想してみた。

一番鮮烈な印象が残ってるのは、やはり初日のオープニングシーン。“♪I say Yes”。特に大好きな曲、というワケでは無かった「Hello Goodbye」。今後一生この曲を聴く度に、あのシーンを思い出すことだろう。今回のツアーを観た人にとっては、ある意味じゃ「特別な曲」になったんじゃないだろうか。

楽曲単位で印象深いのは、「Something」と「Maybe I'm Amazed」かな。以前ブートで、「Something」のウクレレ弾き語りバージョンを、「歌の部分のみ」聴く機会があったんだけど、いまいちピンと来なかった。しかしポールが曲紹介で、ジョージとのエピソードを話してからこの曲を演奏すると、たまらないんだな、これが。あのスタイルで「Something」を歌うことが許されるのは、地球上でポール一人だね。「Maybe I'm Amazed」に関しては、もう言葉が無いです。ドームで3回聴いて、3回とも身震いしたのはこれだけかも。この曲をベストパフォーマンスに挙げる人は多いみたいですね。コンサート中は気がつかなかったけど、考えてみれば日本初披露だし。“よくぞやってくれた!”、といったところ。

それにしても、このタイミングで『back in the u.s.』をリリースするなんて、ポールさんも商売上手いよなぁ。あれ観たら誰だって買うでしょ、これ。で、繰り返し聴いては、「あのシーン」が蘇ると。

当分の間、『back in the u.s.』がCDプレイヤーを占有することになりそうな予感。