EVEの圧倒的な存在感

昨日買った「堀ちえみBOX」をイッキに聴いてみた。

ムーンライダーズ一派の実験的なサウンドや、高橋幸宏のブキミなコーラスとか、書きたいことは山ほどあるのだが。21世紀に堀ちえみの話題で引っ張るのもあんまりなんで、ホドホドにしておきます。

ただ、ひとつだけ記しておきたいのは、EVEの存在。久しぶりに聴いたなぁ、彼女達のコーラス。EVEというのは沖縄出身の3姉妹コーラスグループで、80年代の彼女達は、それはそれは大忙しでした。有線で邦楽ポップスのチャンネルに合わせてれば、1時間に何曲も彼女達がコーラスをしてる曲を耳にしたもんです。中森明菜とか河合奈保子のバックで、やたらと下世話で派手なコーラスを聞かせていました。今、彼女達がレコーディングに参加してた曲を聴くと、“あぁ、80年代だなぁ”なんて気持ちになる。これってスゴイことだよね。シモンズのドラムとか、オーケストラヒット、DX-7、TR-808、など、機材や音色で80年代を想起させられることはあるけど、人間の声で同じような思いにさせるんだから。いかに数多くのレコーディングをこなしてたか、ということの証明ですね。ただ、数多けりゃいいってもんじゃなくて、ちゃんと時代にフィットしてたし、ボクらの体にも染み込んでる。自覚がない人の体にもね。

21世紀の幕開けを象徴するサウンドってなんだろう?答えは20年後?