31年ぶりの出来事にいろいろと思いを馳せてみる

ストローハット松田聖子ニューシングル、31年ぶりに松本隆×松任谷由実コンビが制作」のニュースを聞いて、“80年代に聖子が東京でやったコンサートは全て生で見たぜ!”が唯一心の拠り所である、きもいアイドルヲタクのオッサンとしては、楽しみ半分不安半分、といったところ。

これは誰がディレクションするのか?にかかかってると思う。もしも聖子が自我を多く出せば、あっという間に空中分解する危険性を含んでる。だから手放しでは喜べないんだよね。あの頃あんな奇跡が生まれたのは若松ディレクターありきだし。

「聖子サウンド」なるものがあるとすれば、それは「若松サウンド」でもある、ということは、若松さんが担当した他のアイドル達の作品を聴けばわかるはず。全部聖子と同じ音してるんだよね。松本典子とか高橋美枝とか川田あつ子とか。ただ彼女達“聖子フォロワー”の作品は若松さんが聖子で得た経験と人脈をフルに使った結果生み出されたものなので、同じ音になるのは当然と言えば当然なんだけども。

とりあえず、松本典子の1stアルバム「ストロー・ハット」は聖子ファンならマストバイ(これが言いたかった)。

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松本典子「さよならと言われて」
作詞:銀色夏生、作曲:呉田軽穂、編曲:松任谷正隆ディレクション:若松宗雄

高橋美枝「ピンクの鞄」
作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、編曲:大村雅朗ディレクション:若松宗雄

川田あつ子「秘密のオルゴール」
作詞:松本隆、作曲:財津和夫、編曲:大村雅朗ディレクション:若松宗雄