Brian Wilson 「Live at the Roxy」を聴きながら

『Pet Sounds』のステレオミックスを聴こうと思って、CDをプレイヤーにセット。ヘッドフォンをしてPlayボタンを押す。ところが、ボクの耳にはモノラルにしか聴こえない。ついに疲労もここまできたか、なんて思いつつCDを見てみたら、それはモノラル盤でした。ホッとするやら情けないやら。その『Pet Sounds』に収録されているインストで、タイトルナンバーにもなっている「Pet Sounds」という曲があります。現在のブライアン・ウィルソンのライブでも、ある種、ハイライト的な役目を担ってる、と言ってもいいかもしれない。特に後半の“パーカッション合戦”は、なかなかの聴きどころでした。が、そのパーカッションを担当していたマイク・ダミーコが、ツアーメンバーから外れてしまったとかで、なんとも非常に残念。後任のアンディ・ペイリーが、どのようなプレイを聞かせてくれるか楽しみな反面、マイクの姿が見れないのもなんだかなぁ、って感じ。

で、そのマイクだが。一昨年の来日時、幸運なことにワンダーミンツのメンバーと、“お近づき”になるチャンスを得たボクは、ミーハー魂が炸裂して全員のサインを貰ったワケだが、実は一番難関だったのが、マイクなのでした。ダリアンやニックは、“おぉ、そのデジカメ、いかしてるじゃねーか、一緒に写真撮ろうぜ!”みたいなノリだったんだが(実際、一緒に撮った)。その時の写真を後日見て気がついたんだけど、7月13日のマイクと7月14日のニックは、着てるシャツの柄が同じなんだよね。これって、二人お揃いで持ってるのかな?それとも、どちらかが貸してあげたのかな?どっちにしても、なんかホノボノとするエピソードではあります。ちなみに、7月13日撮影分と7月14日撮影分のニックは、表情もポーズも同じだ。あとちょうど2ヶ月で、また彼らと再会できる日がやってきます。街で偶然出会った時に備えて、ポーズをとる練習に余念がないボク。そしてニックは、果してまたあのポーズをとってくれるのだろうか?

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昨年の海の日に買った、ブライアン・ウィルソンロキシーのライブ(通販バージョン)を聴きながら、向ったのは新宿ロフトプラスワン。『木崎義二のポプシクル・ナイト番外編~夏だ! 歌舞伎町だ! ビーチ・ボーイズだ!』です。内容も充実してて、非常に楽しめたイベントだったんだけど、座敷席に陣取っていた某ML集団のマナーの悪さが、ボクの気分を台無しにしてくれました。出演者が話してる最中や、曲がかかってる時でも、回りの迷惑なんてお構いなしに大声で雑談を続ける彼ら。あんなクズ野郎どもがビーチ・ボーイズのファンだと思うと、悲しくなってくるよ。

めちゃくちゃ気分悪いです。

後日談:
“オレも、あの座敷の連中にはムカついてた”とのメールを一通貰いました。その後もボクはCRTのイベントに通ってるけど、「なるべく座敷から離れたところで観る」ということで、対応してます(2003/03/01)。

Live at the Roxy Theatre

Live at the Roxy Theatre

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