バカやろうは愛の言葉@新宿ロフトプラスワン

新宿ロフトプラスワンでのイベント、『バカやろうは愛の言葉』に参加してきました。

タイトルからどんな内容か想像できた方は、モーヲタの素質十分。で、どんなイベントかと言うと、豪華ゲストを招いて、モーニング娘。について熱く語ろう、というものなんですがね。これがもう、内容が濃いったらありゃしなかったです。

まず手始めに、インディーズで発売されたシングル「愛の種」の作詞者、サエキけんぞう氏を迎えて、初代メンバーの選考から、「愛の種」を5万枚手売りで売り切るまでのドキュメントを、ビデオを見ながら検証していこう、というもの。「愛の種」は、キャンディーズの「春一番」のイメージで作ってくれ、という発注だったことや、安倍なつみのソロデビュー計画は、当初から“あった”なんてウラ話多数。初期の映像を見てて思ったけど、福田明日香の存在感って、ホント並じゃないね。アレで当時中学生だもんな。サエキさんはしきりに、モー娘。ビートルズに例えて話してたけど、ボクの持論に極めて近かったのが驚きでした。

続いてのゲストは、タンポポ乙女 パスタに感動」のアレンジを担当した、永井ルイ氏。当初この曲のデモテープを受け取った段階では、もっとテンポが遅くて、カーペンターズのような印象を受けたということでした。で、“好きにやっていいよ”という、おまかせ発注だったので、大好きなクイーンのブライアン・メイ風のギターを入れて持っていったら、“クイーンだったら、コーラスも入れなきゃ!、もっと好き放題にやってくれ!”と言われてあのアレンジが出来上がったんだって。やっぱり永井さんは思ったとおり、クイーンの大ファンでしたね。他に、E.L.O、チープトリック、パイロット、などが好きだということです。一部で噂になった、“「乙女 パスタに感動」のギターは、ローリー寺西が弾いているのでは?”という説は否定してましたね。アレは、永井さんが自分で弾いていると断言してました(この質問をしたのは、客席にいた、ロマンポルシェ掟ポルシェ氏でした!)。「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」のカップリング曲、「春夏秋冬だいすっき!」も、永井さんのアレンジなんだけど、当初はこちらがA面扱いで話しが進んでいたのが、リリース直前でひっくり返ったんだとか。これのデモテープが、ビートルズの「オブラディオブラダ」みたいだったから、ビートルズ好きの“つんく”にウケようと思って、「バースディ」の要素を盛り込んだりして、あの形になったらしい。永井さんはあと1曲、既に提出済みの曲があるらしく、それが今後、モー娘。の曲になるのか、タンポポミニモニ。等にまわるのかは、未定ということです。

その後、音楽評論家の湯浅学氏の、“ありがたいお言葉”などがありつつ、第一部は終了。ここまでが約2時間くらい。

休憩を挟んで、怒涛の第二部へとなだれ込んだワケだが、もう、書けないネタ満載で大笑い。映画『ピンチランナー』のロケ地巡礼ドキュメントから始った、レアビデオの数々。辻希美の姉の映像で、店内大爆笑したり・・・。これ以上内容を書けないのがホント残念だなぁ。

第一部は音楽的な側面から、第二部はミーハー的な側面からと、二つの切り口でモーニング娘。を肴に盛り上がった4時間強。できればこのままオールナイトに突入して欲しかったくらい。過去に見たロフトプラスワンのイベントの中でも、ダントツのオモシロさだったね。今日来れなかったモー娘。ファンの人は、もしも第二回目が開催された時は、必ず行くべき(ボクも勿論行きます)。そう自信を持って断言できる、スバラシイ内容でした。

店を出る頃には、“ひょっとしてモー娘。は、メンバーを入れ替えつつも、永遠に続くんじゃないか?”、なんて、本気で考えてたよ。

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