ナイアガラー大感謝祭~今宵出航、2001年ナイアガラの旅~@新宿ロフトプラスワン

20年前の3月21日に発売された日本ポップス史上に潸然と輝く金字塔アルバム『A LONG VACATION』をトリビュートするイベント、『ナイアガラー大感謝祭~今宵出航、2001年ナイアガラの旅~』へ行ってきました。

昨年は、大滝さん本人が登場して興奮のルツボと化した3月21日のロフトプラスワン。今年は、大滝さんの御自宅のオーディオに限りなく近いシステムで、『ロンバケ』を聴こう、という企画。機材トラブルが復旧し、肝心の『ロンバケ』がやっと聴けるという頃、時計の針は23時を指す目前でした。ボクの体力はもう限界。ギューギュー詰め、5時間余り座りっぱなし、お尻と膝が痛い、空腹、食事をオーダーしたくても置くテーブルが無い、トイレに行きたくても身動きできない等、最悪の状況。気分が悪くなってきて、“イイ音”どころではありませんでした。ただ、まだ“ボクが元気だった頃”にかかった、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」オリジナルアナログシングル盤にはブッ飛びましたね。今までボクが聴いていた“スペクター・サウンド”は、一体ナンだったんだ?レコードを聴いて、曲が終るまで身震いしたのなんて、初めての経験。カルチャー・ショックとか、そんなレベルじゃないくらいの衝撃でした。これが聴けただけでも、来た甲斐がありましたね。

当初は朝までいる予定だったし、ガンバロウとも思ったけど、もうホントにホントの限界が深夜2時過ぎに訪れたので、タクシーに乗って帰宅。途中退場は、重ね重ね無念でした。