KISS来日公演@横浜アリーナ

KISSのジャパン・ツアーが本日よりスタート。つーことで、これから約2週間はKISSな日々が続くワケです。来日直前になってピーター・クリスが脱退、3代目ドラマーだったエリック・シンガーが復帰、といったドタバタ劇があり、キッス側とピーター側とで、裁判とかなんとか・・・、なんてハナシが聞こえてきて、なんとも複雑な気持ちです。しかし、ボクは彼らを最後まで見届けなければ、死んでも死にきれないのよ(まだ死なないけど)。何度も書いてるように、ボクの“ライブ三昧人生”は、彼らのライブから始ったのだから!(当時小学生)。で、行ってきました横浜アリーナ初日。

いつものように、火を吐いたり血を吐いたり大忙しのジーン、お化粧のノリは悪くなっても胸毛は健在なポール、指がもつれながらも一生懸命早弾きをするエース(実際は全然早くない)、ピーターになりきってる姿が健気なエリック。「サイコ・サーカス」の前のMCで、“ミナサンハサイコー、サイコサーカス!”なんてオヤジギャグも、照れずに言える年代になった彼ら。ネクタイ姿のオジサン達も大合唱です。ここ数年は、頻繁に彼らの曲を聴くということもなくなったけど、ほとんど一緒に歌えるってゆーのは、無意識のうちにボクの体に染みついていたという証拠。ナツメロショーだっていいじゃん。これが最後なんだもん。自分の音楽史(オオゲサだ)の中でも、キッスって重要なバンドなんだよなぁ、ということを再確認した一夜でした。

会場には、彼らと同じメイクをしたファンや、コスプレをした人なんかも多数いたワケだが、カメラを向けると、ちゃんとみんなポーズをとってくれます。“写真撮ってもいいですか?”と訊くと、“ハイ、どうぞどうぞ!”と、とても腰が低かったのが、なんだか可笑しかったな。“あの顔”で日本語喋るんだもん(当り前だが)。しかも、“あの顔”でトイレ行ったり、煙草吸ったり、おにぎり食べたり。キッスも人間だったのね(当り前だが)。