キッス日本武道館公演'2003

日本武道館で、キッス日本公演初日を観てきました。

今日の席は、一階スタンド真正面最前列という、武道館ではベストポジションとも言うべき席でした。松田聖子のコンサートでいう「マッキーシート」です(かつて神田正輝が、いつもここに座っていた)。一度、ここに座ってみたかったんですよ。

ステージを見て驚いたのは、昨日のストーンズと、全く同じ土台だったこと。某BBSの9日付けの書き込みで、「今日、キッスのステージ設営のバイトに行ってきた」という人がいたんだけど、もしもそれが本当だとすれば、ストーンズがキッスの土台借りたってことですね。まぁ、たいしたことじゃないけど。

一昨年の来日時のふれこみが、「フェアウェルツアー」ということだったので、ボクは東京、横浜、名古屋、大阪、と、追っかけたのだが、あっさり再来日です。

前回は、来日直前にピーター・クリスが脱退してエリック・シンガーが代役を務めるという、ドタバタ劇を演じたキッス。今回はピーターが復帰したと思ったら、エース・フレーリーが離脱。代役はキッスのコピーバンド、“コールドジン”のトミー・セイヤーでした。なんともトホホな人事移動に、ファンは振り回されっぱなし。でもいいんだ、それでも。やっぱ好きなんだよな、キッスがさ。

その代役のトミーさんは、エースが昔自分で弾いてた曲が思い出せない時に、逆に教えてあげていたというだけあって、本人よりも70年代のエースらしいギターを弾いてましたね。なので、トミーに替わってから逆に演奏が引き締まってしまったという、皮肉な現象が起きてしまいましたが。

キッスのメンバーのうち何人かは、昨日のストーンズライブを観に来てたらしいのだが、そんなこともあってか、ポールが「Black Diamond」のイントロを弾いて、そのまま「Angie」を歌って笑いを取る、なんてことしてましたね。結局1コーラス、「Angie」歌っちゃいましたが。

ステージ内容は、いつものおなじみ「ロックロールパーティー」。ボクが初めて自分でチケットを買って観に行ったコンサートが、キッスの武道館公演。原点回帰、ってワケじゃないけど、なかなか感慨深いものがありましたね。

二日続けていいもの観たなぁ。

今日の武道館周辺の様子。