美輪明宏さんと初遭遇

某詩人の詩に、“電車の駅名を全部言えるようなガキにはなりたくねぇ!”というのがあるけど、自分が子供の頃、なんか特異な芸ってあったっけなぁ、と思いだしてみる。

子供とは言えないかもしれないけど、中学生の頃、輸入盤のアメリカプレスとイギリスプレスの違いを、匂いで嗅ぎわけることができた、っていうのがあるけど、こんなのレコード好きにとっては常識かもね。レーベルによっても微妙にニオイが違うもんで、なぜかZEPのスワンレーベルは特殊なニオイがした記憶があるな。クラシックのマニアの中には、レコードの盤面を見て曲名を当てる人もいるらしい(マジ)。それと比べりゃカワイイもんよ。とは言っても、ヤなガキだったことには違いないかも。ちなみに、その特異な技能は、もう失われてしまいました。今でもできたら、さらに変人扱いされてただろうな。

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今朝家を出る時に、不覚にも財布を忘れてしまいました。

気付いたのが目的地に着いてからだった為、たまたま持っていたガムのみで、夜まで飢えをしのがなければならないという、散々な一日を過ごすハメに。なもんで、夜の焼肉とビールは、とてつもなく美味く感じましたよ。で、その渋谷にある某焼肉店へ向かう途中、美輪明宏さんと遭遇。今からでもすぐにステージに上がれると思えるくらいのフルメークで、特殊なオーラを放ってましたね。一度、美輪さんのステージを見てみたいと前々から思ってたんだけど、ついつい先送りになってしまい、今日まできてしまいました。意外なところでの初遭遇に、空腹で倒れそうだったボクも、元気を貰ったような気分になりましたよ。それくらい凄いオーラを発してたんだよね、美輪さん。ただ見かけただけなのにこれなんだから、実際に生でステージを見たら凄い衝撃だろうなぁ。

今年はKISSと言い美輪さんと言い、厚化粧づいてるな、なんて言ったら失礼ですね(どっちに?)。KISSと美輪明宏のライブに両方行こうとしてる人ってゆーのも、ボクくらいだろうな。相変わらず節操ないです。