沢田研二解禁

天気はいいけどやたらと寒い日曜日。

なにげに目に入ってきた映像は、古館伊知郎のトークライブ風景。昨年の大晦日日本橋のデパートのショウウインドウから、歩行者側に向って行なわれたストリートライブ。世紀をまたがって約3時間、3万語以上に及ぶとんでもないもの。喉に注射を打ち、損得抜きに己の限界に挑戦する彼。久しぶりに感動、というものを味わった気がする。彼がこの偉業を成し得ていた頃、ボクは失意の廃人同然だったワケだが、もしもこのライブの情報を知っていたならば、絶対駈けつけただろう。少しでも彼から元気を貰いたかったな。

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沢田研二が拒み続けてきた、自らのヒット曲をテレビで歌うという行為は、21世紀に入ったところで解禁したらしい。しかも料理番組まででちゃって。時代が彼を求めているかどうかは分からないけど、また元気な姿をお茶の間で拝めるというだけでも、ファンとしては嬉しいもの。一発、ガツーンとやっちゃってくださいよジュリー、といった気分です。