理想のおっさん

おっさんたるもの、行きつけのスナックのひとつくらい欲しいところだが、そんな店が見つかる気配は一切無い。

僕は昔から店員と会話するのが苦手なので、店員と仲良くなって友達状態になってしまう人を羨望の眼差しで見ている。

身近にも、一緒に旅行に行ったりするほどの仲になってしまう人とかいるが、あの人達は僕とは完全に違う人種なんだろうと思う。

何度も通ってるうちに、“この人、明らかに僕のこと覚えたな”と察したら、もうその店を避けてしまうようなところがあるのもダメですね。

決して「コミュ障」ではないハズなんだけどね。初対面の人とも大人なりの常識的な会話もできるし。ただそういう時は「社交的な人間」を演じてるだけなのは自覚してる。

これが「演技」ではなく自然にできるようになれば、「スナック道」も開けるんじゃないかなぁ、と、ぼんやり考えてる。

理想のおっさんへの道は遠い。