2011年の年頭に思ったこととかを暇に任せて書いてる男の話

元リーダー

年が明けたので、簡単に昨年を振り返ってみたり最近考えてることを書いてみたり。

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昨年の冒頭に“今年はこの子中心かな”と書いたとおり、その子を軸に回った一年だった。まさかここまで深入りすることになるとは・・・。

僕はバンド系にしてもアイドル系にしても、当人に顔や名前を覚えられるのを良しとしない、ということをポリシーに数十年やってきたのだが、それは完全に崩壊してしまった。

某バンドGのメンバーには、自己紹介や挨拶をしたわけでもないのに完全に認識されてしまったし、メンバーによっては何度か一緒に飲みに行ったりもしたしなぁ。しかも4〜5人という少人数で。最初の頃は話すのにも緊張したけど、今は全くそんなこともなく普通に接することができるようになっちゃったし。

なんて状況を踏まえたうえで某ファミリーユニット元リーダーと出合ったから、顔を覚えられることに抵抗が無かったのかも。

何で顔を覚えられるのが嫌かというと、その人に飽きてライブに行かなくなったら、当人に“○○さん、最近来なくなっちゃったな”と気付かれちゃうじゃん。それってやっぱり本人にとって少なからずショックだと思うんだよね。だから、人知れずフェイドアウトするには、顔を覚えられないことが一番。しかし元リーダーの現場でそれを貫くのはまず不可能なので諦めた。某ファミリーユニットのメンバーに至っては、初めて話すのにナゼか既に僕の名前を知ってた、という状況だったし。

こんなこと書くとフェイドアウトする気満々みたいだが、今のところそれはないです。ただ、人間の趣向に絶対は無い、と僕は考えているので、先のことは誰にもわからない。

そもそもライブ後の物販まで残ってりゃ顔を覚えられちゃうのは当然だから、とっとと帰ればいいんだけど、資金繰りが苦しいのは傍目から見ててもわかるのに手ぶらで帰るわけにもいかず、毎回いろいろと購入せざるを得ない、というのが実情。他のライブじゃグッズとか全く買わないんだけどね。この物販代は、ライブハウス入場時にかかるドリンク代みたいに考えるようにしてる。正直言って、別に写真とか欲しいわけじゃないんだけどね。なんかもう、情が移ってしまったから、“買って”と言われたら断れないというか。いつも二つ返事で買ってますわ。

でも、お客さんが多い時は別に買わなくてもいいかな、と思って、先日ライブが終わった後すぐ帰っちゃったんだけど、その次のライブで某メンバーに、“この前のライブ物販までいなかったでしょ”と指摘されてしまった。一番後ろで目立たないように観てたのに。鋭すぎる。

僕はライブさえ見れればそれでいい、というか、その他のことには全く興味ないので、歌わないイベントには行かないし現場では写真も撮らない。入り待ちとか出待ちなんて、まずありえない。会えればいい、みたいなアイドルに恋しちゃってる人達とは、そこが決定的に違うんだよね。

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さて、元音楽系サイト管理人として、それらしいことも書いておこうと思うのだが、昨年行った洋楽ライブって、キャロル・キングジェームス・テイラージェフ・ベックトッド・ラングレンのみという体たらく。中学生頃から聴き続けてる大御所だけ。

邦楽では相変わらずグッバイ関係ばかり行ってたが、それ以外では10数年振りに小沢健二山下達郎のライブに接することができたのは、とても大きな出来事だった。なんだかんだ言って、達郎は僕にとって昨年のベストライブだしね。

サブカル関係では町山智浩さんのイベントに初めて参加できたことが最大の出来事で、今後の人生にも大きく影響を及ぼすことになるであろう訓示を受けてしまった。“でもやるんだよ精神”は、心の支柱になった。

あと今年はね、久し振りにギタリストとしてライブに出るかもよ。僕がね。

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ネット上で文章を書くようになって丸13年。アクセス数は全盛期の、なんと1/50まで落ちてしまったけど、せめて月に1回は更新したいと思うので、たまに覗いてもらえれば幸いです。驚いたことに、10年以上見てくれてる人とか何人かいるんだよね、これが。そういった人達の期待に応えない程度にボチボチやっていきますんで、宜しくです。