The Good-Bye「ペパーミント・パティ Telephone」

kzroom

作詞:野村義男
作曲:曽我泰久
編曲:The Good-Bye
1986年4月5日発売 SV-9115
2分53秒 c/w YES! YES!! YES!!!
収録アルバム
「4 SALE」(2004年盤のみ)

2004年の再発シリーズにボーナストラックで収録されるまで未CD化だったのは意外だが、隠れた人気曲だったということは、「Ready Go!」ツアーの前半メドレーでこの曲が演奏された時の客の反応からも、窺い知ることができた。

イントロのピアノが、ザ・シフォンズの「One Fine Day」*1だったり、“16キャンドル”*2、“ポニーテール”、“オープンカー”といった、オールディーズを連想させる言葉が散りばめてあることからも、曲のコンセプト的にはそっちの路線を狙ったと思われるが、そのわりにはやっちんのギターが歪み過ぎだよな、と最初は思ったけど、歌詞が女言葉なので、力強さと弱々しさで丁度バランスが取れてるかもね、なんて最近は思う。

“♪嬉し恥かしわたし〜”という歌詞を初めて聴いた時、真っ先に思い出したのがその前年にリリースされていた桑田靖子の「うれしはずかし うっふっふ」で、その当時は特に何とも思わなかったけど、「ペパーミント〜」リリース翌年に両者は急接近するわけで、今から考えるとこれは何かの暗示だったのか・・・?なんて勘繰ってしまいたくもなるが、これは単なるヲタの妄想です。*3

サビのリズムパターンは、『THE GOOD-BYE SONG BOOK』に収録されている「YOU惑-MAY惑」のオーケストラバージョンのイントロを応用したものか?、なんて気がするが、これも妄想レベルかな。

ミュージカル「原宿物語」より。

*1:シフォンズ「One Fine Day」のピアノは作者のキャロル・キングが自ら弾いている。余談だがオフスプリングの「One Fine Day」とは同名異曲。

*2:映画「アメリカン・グラフィティ」の中では印象的な場面で、ザ・クレスツの「16 Candles」が使われてましたね。

*3:桑田靖子セッションについてはこちらに書きました