8月のやっちんライブで突然発表された、約3年ぶりのON & OFFライブ。
多忙な二人のスケジュールを合わせるのが如何に大変だったか、ということは、東名阪3ヶ所とも平日公演だったことからも容易に想像がつく。
今回も前回同様、運良く全公演見れたので、例のごとく曲毎の感想とか。
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- TAKE OFF
「ON & OFFのテーマ」とか作って1曲目に演奏しちゃったりして、なんて予想もしたけどそれはなくて、正攻法で「TAKE OFF」。前回のライブラスト曲を次のライブの1曲目に持ってくる、という手法は、「再会」と「Ready Go!」の関係と同様。“ギター以外のパートも義男に弾いてもらってる”というようなやっちんの発言があったが、加賀八郎さんがライブ時にイントロでやるグリッサンドをギターで再現してたのも、その一例。
- Non-No Baby
ここからは、2007年のグッバイライブツアーでもやった“No,9メドレー”をアコギで再現(2007年は最初に「PSYCHO RAIN」が加わってたが)。
- 〜Mirror
休む間もなく義男さんが弾いてた裏メロが、地味ながらも効果的。
- 〜光の国
“♪光ヨ”の部分をスタジオテイクどおりに義男さんが歌ってたが、あそこのギターのフレーズを弾きながら歌うのって意外と難しい(2007年のグッバイライブではそこだけやっちんが歌ってた)。
- TAKE MY HEART
オリジナルのキーはE♭だが、今回はナゼか1音半下げのCで演奏された。そのせいか“♪翼の折れた〜”の部分が低くて、やっちんが歌い辛そうだったね。
- GROWING UP DAYS
「TAKE MY HEART」が終わった後に義男さんのソロがあって、Eaugのコードを合図にやっちんが歌い出す、というドラマチックな構成。個人的に今回のライブで一番シビれた瞬間。やっちん渾身の熱唱。大阪公演では1コーラス目後半と2コーラス目後半の歌詞が入れ替わってた。
- ほんの少し汚れた空の下で
前回同様、やっちんソロ曲の中からこれを選んでくれたのは嬉しかったです。
- 〜15才〜
二人のギターアンサンブルが前回と全く違うものになってたのが、ちょっと意外だった。
- 君の歌
夏のやっちんソロライブではPCからバックトラックを出力して歌っていたので、生演奏は今回が初めて。元はピアノバラードだが、ギターも合いますね。この曲のみギターソロはやっちんが弾いた。義男さんはソロのバッキング以外は、主にベースラインを弾いてましたね。
- 25ans
これが演奏されたのは意外だったが、義男さんてこの曲に思い入れがあるのかもね。深くは詮索しないけど。
- GOOD,NIGHT (Hark,the Angels' come)
やっちんのアイデアで急遽ギターソロを入れることになったらしいが、「In My Life」のピアノソロのメロディーをトレースした展開は技アリ。名古屋公演で“「YES! YES!! YES!!!」のB面”って言ってたけど、「TWO NIGHTS」のB面ですよ>やっちん。大阪公演では、その前のMCが可笑しくて演奏に入れず、先に「LOVE AGAIN」を演奏。
- LOVE AGAIN
“♪気付いたよ〜”のパートを義男さんが歌ったのは活動再開以降初めて。「再会」の時はなぜかやっちんが義男さんパートも歌ってた。キーは例によってA(スタジオテイクのキーはB♭)。
- VOICE
この曲はBABのライブに飛び入りした時に演奏したことからも、リハ無しですぐに合わせられちゃうんだろうね。
- マージービートで抱きしめたい
義男さんにとってはナゼかこの曲が鬼門らしい。前回のライブを収録したDVDにも、間違ってやり直すシーンがそのまま収められてますね。東京公演では2回演奏して、2回目は客に歌わせた。
- のぞいてFeel Me, Touch Me
もうこのへんは余裕って感じで、落ち着いて聴いてられた。
- Hong Kong Blues
導入部に即興の短いロックンロール風ソロがあったが、大阪公演のみいきなり演奏された。夏のやっちんソロライブでも2回合わせてるので、馴れたもんですね。元ネタのひとつである「Back In The U.S.S.R.」風ベースポーカル*1を義男さんが歌ったのは大阪のみ。
- 涙のティーンエイジ・ブルース
アンコール1曲目という位置に驚いたが、意外に適所かも。
- YES! YES!! YES!!!
アコースティックで演奏するのが一番似合わなそうな曲だが、これがなかなか。イントロのシンセのフレーズをアコギで弾かれるとグッときますな。ギターソロ後のサビの繰り返し部分でやっちんがコーラスパートを歌うのは、ソロライブではお馴染みの構成。
- とLOVEるジェネレーション
前回のライブツアーでは基本的にダブルアンコールはなかったので、初日の渋谷で1回目のアンコール後、既に客出しBGM*2が鳴ってる中、再度ステージ上に二人が現れた時は驚きましたね。この曲は当初、予定になかったのかも。ただ前回のような日替わりアンコール曲があったら、より嬉しかったが。