Side.A
恋はチクチク(2:48)
作詞:たかたかし、作・編曲:馬飼野康二
Side.B
愛の挑戦者(チャンレジャー)(2:20)
作詞:たかたかし、作曲:羽根田武邦、編曲:馬飼野康二
1975年12月25日発売 JP-1012
デビュー曲「アイ・ラブ・ユー」に続き、アルバム『アイ・ラブ・ユー』*1を挟んでリリースされた、セカンドシングルにしてラストシングル*2。
「アイ・ラブ・ユー」を歌ってるところはテレビで何度か見た記憶があるけど、「恋はチクチク」は1回くらいしか思い出せない。時代的にホームビデオが普及する前の話だから、映像を保存してる人もほとんどいないだろうね。惜しい*3。
リトル・ギャングって“フィンガー5フォロワー”という括りで語られることが多いけど*4、この曲に関して言えば「恋の大予言」の影響を強く感じますね。いろいろな部分で。全体的なサウンドは、同年に大ヒットしたヴァン・マッコイの「The Hustle」がベースになってると思う。テーマメロを吹いてるピッコロと“♪チクチクチクチク”の符割りも近いものがある。
ただそれだけじゃ終わらないのが馬飼野ポップスの面白さで、テープの早回しと低音ボーカルによるユニゾンコーラスで、遊び心を加えている。この低音の人、クレジットはされてないけど、たぶん神太郎さん*5じゃないかな。
B面の「愛の挑戦者」は、アルバム『アイ・ラブ・ユー』に収録されていたものと同テイク。つまり、アルバム『アイ・ラブ・ユー』に収録されていないのは「恋はチクチク」のみ、ということ。もしも『アイ・ラブ・ユー』がCD化されるようなことがあったら(ないとは思うけど)、「恋はチクチク」をボーナストラックに加えてもらいたいところ。
松原秀樹さんが、やっちんのライブDVD『Stand Alone』の特典映像で、“また一緒に音を出したい”と語ってたが、これは大いに期待したい。
*1:超名盤。そのうちレビュー書く予定。
*2:僕がこのシングルを入手したのはさすがにリアルタイムではなくて、1984年3月21日のこと。予約しておいた大滝詠一『EACH TIME』を、発売日に新宿NSビル内の新星堂へ取りに行った帰りに見つけたのをハッキリ覚えてる。
*3:僕のまわりでは、1977年頃からぼちぼちと、ベータマックスを購入する家庭がいたかな、といった状況。
*4:当時テレビ局の楽屋などで一緒になった時は、リトル・ギャングの二人と晃と妙子で、よく遊んでたらしい。
*5:伊藤咲子「いい娘に逢ったらドキッ」のベースボーカルの人だよ、と言ってわかる人は、かなりの歌謡曲マニア。余談だがこの曲は、三木たかし先生の天才ぶりが爆発してる必聴曲。