リトル・ギャング『アイ・ラブ・ユー』(曽我泰久、松原秀樹)

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SIDE A

  1. アイ・ラブ・ユー
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  2. 恋するシンデレラ
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  3. 春風のささやき
    作詞:たかたかし、作曲:羽根田武邦、編曲:馬飼野康二
  4. 小鳥よ飛んでおいで
    作詞:たかたかし、作曲:羽根田武邦、編曲:馬飼野康二
  5. サヨナラはいわないで
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  6. 恋の天使
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二

SIDE.B

  1. リトル・ギャングのテーマ
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  2. 幼な友だち
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  3. 好き 好き 好き
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  4. 愛の挑戦者(チャレンジャー)
    作詞:たかたかし、作曲:羽根田武邦、編曲:馬飼野康二
  5. 空を翔んでおいで
    作詞:たかたかし、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二
  6. 踊ろよブギウギ
    作詞:たかたかし、作曲:羽根田武邦、編曲:馬飼野康二

RVH-7001 1975年8月25日発売

デビューシングルの「アイ・ラブ・ユー」から僅か1ヵ月後にリリースされた、リトル・ギャング唯一のアルバムにして大傑作盤。

既発曲の「アイ・ラブ・ユー」と「幼な友だち」はシングルと同テイク、後に発売されたセカンドシングル「恋はチクチク」のB面に収録されることになる「愛の挑戦者(チャレンジャー)」もシングルと同テイクなので、これでしか聴けないのは9曲ということになる。リトル・ギャングと同時期に同じレコード会社でディレクター(ロビー和田氏)も同じ、メインソングライターも同じ馬飼野康二先生だったチャコとヘルスエンジェルは、シングル曲をアルバムに収録する時は別テイクだったことがあったので、リトル・ギャングもそうしてくれればよかったのになぁ、なんて気もするが、そこはバンドとの違いなのかもね。*1

このアルバムの最大の聴きどころは「リトル・ギャングのテーマ」で、楽曲自体のドライブ感もたまらないが、なんといってもブレイク時のやっちんソロ、“♪大人にわからない〜”でしょう!。これ聴いて萌え萌えにならないやっちんファンはいないと断言できる。それくらいのキラーフレーズですよ、というか、やっちんの芸能生活史上、最初のピークがここなんじゃないかと思う。ユニット名のスペルを“♪L・I・T・T・L・E・G・A・N・G〜”と曲に盛り込む手法は、32年後にアポロ・ボーイズでも使われることになるが、最初に「アポロでドライヴ」をライブで聴いた時、「リトル・ギャングのテーマ」を思い出したのは僕だけじゃないはず。

ジャニーズ事務所入所以来行動を共にすることが多かったリトル・ギャングの2人は、グッバイの活動がスタートすると同時に袂を分かつことになるが、やっちんのソロ活動20周年記念盤のレコーディングで久し振りに一緒にスタジオに入り、そのCDの発売記念ライブでは、ついに同じステージに立つことになった。これはもう、僕みたいなキモヲタにとっては掛け替えの無いライブになることは確実で、今から興奮気味だったりする。*2

*1:チャコヘルのシングル曲はアルバムバージョンよりシングルバージョンのほうが圧倒的に出来が良いが、CD化されているのはアルバムのみ、というのが悲しいところ。

*2:やっちんと秀樹さんは、ANKH以降もコーラス、ベーシストとして、原田ヒロシ、相原勇などのレコーディングで同じ曲で共演してたりする。あと、秀樹さんはノークレジットで某曲でベース弾いてたりもしますね。