The Good-Bye「気分モヤモヤ サラサラ チクチク」

kzroom
作詞:野村義男
作曲:曽我泰久
編曲:The Good-Bye

1985年7月25日発売 SV-9041
2分54秒 c/w 摩訶 WHO SEE 議(PLAY OUT VERSION)

収録アルバム
「4 SALE」
「Oldies BUT Good-Buy!」
「Anthology 1983-1990」
「Ready! Steady!! The Good-Bye!!」

冒頭から「The Land Of A 1000 Dances」〜「Something Else」*1〜「Solid Gold Easy Action」*2といった、ソウル、ロックの有名曲の1フレーズが矢継ぎ早に飛び出し、最後は「Twist and Shout」で締めるという展開に、初めて聴いた時はテレビの前で仰け反ったもんだが*3、シングルも7枚目ということで、方向性に多少の迷いが生じた結果の開き直りか?、なんて気もした。それくらいの“やけっぱち感”を感じたんだよね、最初は。でも今では、グッバイ史的に“初期グッバイの総決算曲”的な位置付けで捉えている。歴史というのは、後になって全体像を見た上での観点で考慮してみないと、気付かないことってあるよね、ってことか。

最新マスタリングの2004年盤よりも、1990年にマスタリングされた『Anthology』に収録されているやつほうのが、音がクリアに聴こえるのは気のせいですかね?

*1:僕が「Something Else」という曲を初めて聴いたのは『The Great Rock 'n' Roll Swindle』のサントラに収録されていたシド・ヴィシャスが歌うバージョンが最初で(日本盤が発売される前に輸入盤で聴いた)、オリジナルのエディ・コクランを聴いたのは、その何年も後の話。ツェッペリンがライブでカバーしてたのを知ったのは、さらにもっと後の話(ツェッペリンバージョンの公式音源は1997年に『BBCライブ』が発売されるまで“堂々と”聴けなかった)。「気分モヤモヤ〜」が発売された1985年当時にツェッペリンバージョンを聴くにはブートを手に入れるしか方法はなかったわけだが、義男さんがこっそりブートを聴いてたとしたら、それはそれでかなり嬉しい。

*2:義男さんのT.REX好きはこの後何度も顔を出すわけだが(現在まで続いてる)、これが最初かな?。作曲はやっちんだけど、このアイデアは義男さんでしょう。

*3:テレビ出演時は、やっちん&ヨッちゃんが1音づつ交互に歌う部分で、カメラ割りも交互にスイッチングされることが多かった。