The Good-Bye「浮気なロンリーガール」

作詞:野村義男
作曲:The Good-Bye
編曲:The Good-Bye

1984年3月8日発売 SV-7374
3分46秒 c/w モダンボーイ狂想曲

収録アルバム
「Anthology 1983-1990」
「Ready! Steady!! The Good-Bye!!!」
「Good Vibrations」(2004年盤のみ)

元ネタは言わずと知れたクリスタルズの「Da Doo Ron Ron」だが、ちょうどこのシングルがリリースされた頃、フィル・スペクターのベスト盤『Greatest Hits』*1を青山のパイドパイパーハウスで手に入れて毎晩聴いていた、ということもあって、衝撃度はかなりなものだった。「Da Doo Ron Ron」という曲自体はショーン・キャシディのカバーで知ってはいたんだけど*2、オリジナルバージョンを手に入れたタイミングでこれだからね。

時は流れて2006年12月29日、新宿Music Innにて行われた野田順子さんのライブ。バックでドラムを叩くのは衛藤浩一さん。あの日のステージで「Da Doo Ron Ron」のカバーを演奏したんだけど、その時に感じた複雑な思い・・・。野田さんはニコニコ歌ってたけど、グッバイヲタ的にはかなりな大事件なワケで。ちなみにその瞬間、控え室にはゲスト出演予定のやっちんもいたんだよね。いろいろ観に行ってると、珍しい瞬間に立ち会えるもんです。

A面の「モダンボーイ狂想曲」とこの曲のカップリングというのは、今から考えるとかなり“エグい”組み合わせだよね。なんでもっと僕みたいな偏った音楽マニアが食い付いて来なかったのか、不思議でしょうがないというか。時代的にグッバイは早過ぎたのかな?

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↓の画像は珍しい白レーベル盤(通常は黒レーベル)。

*1:Impression Recordsから発売されていたカッティングレベルの低いアナログ盤。当時はスペクター音源が手に入りづらかったので、そんなものでも有難かった

*2:この頃の洋楽アイドルシンガーやバンドがカバーしてた曲はその後僕のフェイバリットになったものが多くて、「Don't Worry Baby」(ビーチ・ボーイズ)、「Bye Bye Baby」(フォーシ−ズンズ)、「Let's Pretend」(ラズベリーズ) を初めて聴いたのはベイ・シティ・ローラーズのバージョンだし、「She'd Rather Be With Me」(タートルズ)、「When You Walk in The Room」(ジャッキー・デシャノン)、「Daydream Believer」(モンキーズ)はパット・マッグリン&スコッティーズ、「(If Paradise Is) Half Aa Nice」(エーメン・コーナー)、「Sunshine Of Your Love」(クリーム)はロゼッタストーンで初めて聴いた、と言った具合。僕の音楽的趣向はローラーズファミリーの影響大