The Good-Bye「Gaah×3(LIVE)」

kzroom
作詞:野村義男
作曲:曽我泰久
編曲:The Good-Bye

1985年3月21日発売 SV-9004
2分58秒 c/w とLOVEるジェネレーション

収録アルバム
「Good Vibrations」(2004年盤のみ)

1984年10月6日、日比谷野外音楽堂にて行われた「Good Vibrations Concert」のライブレコーディングより。グッバイにとって発売済みの公式ライブ音源は、現時点ではこのテイクのみである(映像作品は除く)。

このライブより後にレコーディングされたスタジオバージョン(「ALL YOU NEED IS…グッバイに夢中!」に収録)では、“♪今夜は1番〜”の部分でテンポが変わるアレンジに変更されていたが、「ALL YOU NEED IS…」発表直後のライブでは、テンポが変わらない以前どおりのライブアレンジのまま演奏されていた。当時、スタジオバージョンのアレンジでライブ演奏されたことがあったのかは不明。ちなみに2007年のライブツアーでは、このライブバージョンのアレンジで演奏されてましたね。

古今東西“公式ライブ音源”というものの大半は、多かれ少なかれ後から手を加えられているのが常で*1、御多分に漏れずこの「Gaah×3(LIVE)」も、実際にはドラム以外のいくつかのパートが、後からオーバーダブにより差し替えられたもの。映像化された「Good Vibrations Concert」のオーディオトラックについてはダビングは最小限に抑えられていたようだが、後半部分はボーッと見てても“被せたな”とハッキリわかるところが数ヶ所ありますね。この“Good Vibrations Concert Overdub Session”については、関係者や当事者とお話しできた時にちょこちょこ質問していろいろなことが判明してきたので、公表しても差障りのない範囲で、いつか研究成果を発表するかもよ。

*1:洋楽マニアの間では、公式ライブ盤と同じ日のオーディエンスブート音源とを聴き比べて、“ここのギターソロ差し替えたね”なんて重箱の隅を突っつく楽しみがあったりする。また、公式ライブ盤製作時のオーバーダブ風景が流出することもあって、聴き親しんだライブ盤に対する思いに衝撃を与えることもある。個人的に一番興奮したのが、ビーチ・ボーイズ『Beach Boys Concert』のダビングセッションがブートで流出した時かな。