プレイバックpart2〜屋上の天使(ネタバレあり注意)

プレイバックpart2〜屋上の天使

東京国際フォーラムホールCにて、ミュージカル「プレイバックpart2〜屋上の天使」を観てきました。

ミュージカルかよ!、とつっこまれそうだが、やっちん(曾我泰久)が出演してるんだから、行かないワケにはいかんでしょ、つーことで。

正直言ってミュージカルには興味なかったので、今までの“舞台俳優”としてのやっちんは、ほぼノーチェックだった。なので、“やっちんミュージカル”初体験。事前情報で、グッバイの曲も二曲歌うらしい、ということを聞いてたので、ついに重い腰を上げた、と。

問題のグッバイナンバーは、「YOU惑-MAY惑」と「とLOVEるジェネレーション」。「YOU惑-MAY惑」は、トムキャットの「ふられ気分でROCK'N' ROLL」とのメドレーみたいな形で歌われてましたね。使用ギターは『No.5』のジャケ写で持ってるアレ。「とLOVEるジェネレーション」は、ギターを持たずに踊りながら歌ってました。途中芝居に戻るので、“なんだ、もう終わりなの?”と油断してると、また「とLOVEる〜」が始まるので注意が必要。

もう二曲歌っちゃったしな、と気を抜いてたら、「Crazy Love」をデュエットしたり、鶴見信吾メインで歌われた「仮面舞踏会」(少年隊)でもソロパートがあったりと(“♪むきに眉をひそめても〜”、のところ)、油断できません。終盤はギターを弾く場面も多くて、ROLLYとのギターバトルは、なかなかの聴き物でした。あとは久しぶりに見れた“やっちんダンス”に、かなりグッと来るもんがありましたね。

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つーことで、やっちんメインに観てたワケだが、他の出演者の持ち歌が披露される場面も結構あって、榊原郁恵が「夏のお嬢さん」と「イエ!イエ!お嬢さん」を、振り付きでほぼ1コーラス歌ったり、今陽子の「恋の季節」が聴けたりと、昭和歌謡曲ファンにはたまらない瞬間多数。郁恵ヲタは悶絶必至でしょう。「ピーターパン」以来の宙吊りもあるし。ナゼか今陽子が歌い終わると拍手が沸き起こってたが、彼女が歌った「恋の十字路」(欧陽菲菲)は、それも納得の堂々たる歌いっぷりだった。あとはROLLが「ブルドッグ」(フォーリーブス)で魅せた“ゴムバンドアクション”か。あれ見てわかる人は、まぁ、それ相応の年代の人でしょう。

主演の高畑充希ちゃんはこの舞台がデビューとのことだが、とても澄んだ綺麗な声の子で、いつか実現するであろうCDデビューが待ち遠しいところ。

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ここまで読んで、“これってミュージカルなの?”と思われる方もいるかもしれないが、勿論ちゃんとストーリーがあります。“え〜っ、ミュージカル?”なんて思ってたボクでさえ、最後はホロッと来てしまったりして。お話し自体も面白かったですよ。終わったあと、“もう一回観たい!”と思って、明日以降のチケット予約しちゃったくらいだし。ちなみに二回目以降は、“リピーター割引”という制度があって、3千円もお得なんですよ。

各出演者のファンは勿論、歌謡曲好き、ミュージカルはちょっと...、という方にもかなりお薦めなので、是非会場に足を運んでみてください。

「プレイバックpart2〜屋上の天使」
http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi?Detail=63
12月10日〜12月20日 東京国際フォーラムホールCにて