KISS東京公演二日目(ネタばれ有り)

KISS

日本武道館でキッスのコンサートを観てきました。

今朝の「めざましテレビ」で昨日の公演の模様をチラッと見たのだが、ポールの声がイマイチ出てなかったので、若干の不安を抱えつつ会場へ。

ボクが持ってたチケットはアリーナのCブロックだったので、「一番前の左から3つ目のブロック」だとばっかり思ってたら、なんと前から3つ目のブロックでした。武道館アリーナ席のブロック割って、いつからこの方式になったんだ?これなら2階席のほうがマシだったなぁ、と、開演前からちょっと凹みつつトイレに行ったら、元:バービーボーイズ(現:浜崎あゆみバンド)のエンリケ氏と遭遇。

最近のセットリストに一応目を通していたので、近年の来日公演とはちょっと違った内容になりそうだな、との予想どおり、オープニングは「Detroit Rock City」ではなく「Love Gun」。ちょっと意表を突かれましたね。で、肝心のポールの声はどうだったのかと言うと、残念ながら不調でしたね。これは体調によるものなのか年齢からくる衰えなのか、今のところ判断はできないけど、ステージが進むにつれて調子が良くなってきたので、あまり心配する必要はないかも。

オープニングがいつもの曲じゃなかったうえに、ジーンの火吹き曲が「Firehouse」ではなく「Waw Machine」、血吹きが「God of Thunder」から「Unholy」、ポールの宙吊りが「Love Gun」から「I Was Made For Lovin' You」へとチェンジされ、随分と違った印象を受けましたね。賛否両論あるだろうけど、たまにはこうゆうのもアリかな、と。でもやっぱり、火吹きは「Firehouse」のほうが盛り上がるかも。ところで、血吹きの時のジーン、異常なほど脂汗をかいてたように見えたけど、体悪くないのかなぁ?なんだか心配になってきた。

“昨日は演奏しなかった曲をやるぜ!”みたいなMCを連発してたとおり、セットリストは日替わりになる模様。今日、レアな曲が聴けたかわりに昨日しか聴けなかった曲もあったりで、結局全公演来い!、ということですか。そうですか。ポールが何度か“シーユートゥモロ〜、ファイブオクロック〜!”と叫んでましたが、明日のチケット持ってないヤツは、終演後窓口で購入するように、と言われてるようでした。ポール副社長も、チケットの残りが気になるようです。そういえば、ジーン社長は今日の「笑っていいとも」に出演して、プロモーション活動してたそうですね。お二人の「商売人」としてのプロ根性には、頭が下がります。

全体的な印象としては、王道路線からちょっとズレた、「KISS度」を試されているようなセットリストでしたね。次回はまた王道路線がいいかな。また来年も来るってさ。あと、エリック・シンガーとトミー・セイヤーの見せ場も作って欲しかったなぁ。トミーなんて、ポールに“お前が立つのはそこじゃなくてあっちだろうが!”みたいに指示されたりして、立場ナシ。あぁ、トミー...。

もうここまできたら、毎年来日してくれ。「ハードロック界のベンチャーズ」と言われてもいい。ヅラでもいい。楽しけりゃいいじゃん。

“Rock And Roll All Nite”よ永遠なれ。

セットリスト

  1. Love Gun
  2. Deuce
  3. Makin' Love
  4. I Love It Loud
  5. C'mon And Love Me
  6. Cold Gin
  7. Got To Choose
  8. War Machine
  9. Parasite
  10. She
  11. Love Her All I Can
  12. Calling Dr. Love
  13. I Want You
  14. 100,000 Years
  15. Unholy
  16. Shout It Out Loud
  17. I Was Made For Lovin' You
  18. Detroit Rock City
  19. God Gave Rock And Roll To You II
  20. Rock And Roll All Nite