松浦亜弥「草原の人」

「K-1 WORLD GP2002」について書こうかと思ったけど、どのサイトを見てもこの話題ばかりなので、パス。てゆうか、テレビで中継見てたら寝ちゃった。

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あまり松浦亜弥のことばかり書いてると、読者が離れていってしまう恐れがあるのだが、彼女が新曲とかをリリースした時にその話題に触れないと、“気に入ってないのですか?”という内容のメールが来ることがあるので、一応「草原の人」について。

ボクはこれを聴いて、純粋に胸が一杯になった。素晴らしいじゃないか、松浦。今この「加藤和枝(美空ひばり)作詞」という企画を実現するにあたって、彼女以外に誰がいた?いないだろ?。

歌詞の内容や曲調が、彼女がこれまでにリリースしてきた楽曲群とは明らかに異質なものだった為に、違和感を感じたファンも多いことだろう。特に、ライブで騒ぎたいだけのヲタにとっては、受け入れづらいかも。しかし、ハッキリ言ってこんな重荷な企画をきっちりこなした、器用な素質を評価してあげるべきなんではないかと。

彼女が本領を発揮するのは、やっぱりアップテンポの「ヲタまっしぐら」的な曲であるのは言うまでもないけど、「100回のKISS」に代表されるようなミディアムテンポの曲も、表情豊かに歌いこなせるその実力を見逃さないで欲しい。

10年後に、もう一度彼女のボーカルで「草原の人」を聴いてみたい。