桑名正博「セクシャルバイオレットNO1」本来のあるべき姿

三日前に留守録しておいた「フランス語会話」を見ようと思ったら、自分の手違いで、そのテープの上に「ミュージックステ-ション・スーパーライブ」を録画してしまっていたことが判明。

めちゃくちゃヘコんだ。年末年始の関係で、再放送は1月7日までおあずけです。ショックで、家から一歩も出なかったよ。松浦亜弥のCD買いに行って、忘年会に顔出して、って予定だったんだけど。元々体調悪いし声も出ない、というのもあったけど。

で、家で「ザ・ベストテン2001」とか観てたんだが。南野陽子浅香唯の“スケバン刑事”コンビが、全盛時そのまんまの姿で登場して歌ったのはいいが、まるで声が出てなかったり、吉川晃司のバックに鮎川誠、甲斐よしひろのバックに土屋公平の姿を発見したり、西城秀樹の「ヤングマン」のサビで“YMCA”と、手で文字を作る時に、あいかわらず“C”の文字が左右逆になるヤツが2~3人いたりとか。ボクなりに楽しんで観てました。30過ぎても無理なく可愛いかった南野陽子には、「はいからさんが通る」じゃなくて、「話しかけたかった」を歌ってほしかったな。明日は彼女のベスト盤を買いに行こう。

一番気になった場面は、桑名正博の「セクシャルバイオレットNO1」。あの曲は、発売当時から“キッスの「I Was Made For Loving You」のパクリ”と指摘されていましたが、なんと今夜のベストテンヴァージョンでは、通常のイントロの前に、「I Was ~」のイントロが、キッスそのままのアレンジで演奏されたのです。桑名さんが、いつからこのアレンジで「セクシャルバイオレットNO1」を演奏するようになったのかは知らないけど、22年の時を経て、“本来のあるべき姿”を見たようで、感慨深いものがありましたね。もしかして、作曲した筒美京平さんの頭の中には、当初はこの型でイメージとしてあったのかも?とか、ついつい想像してしまうのは、いつもの癖です。