松たか子『a piece of life』@オーチャードホール

延期になったブライアン・ウィルソン日本公演のうち、唯一全て払い戻し扱いとなった大阪公演チケットは、キャパの小さい会場に変更して、今月の24日に再発売となるようです。

で、前回チケットを購入した人にはキョードー大阪から“優先予約のご案内”なんてものが送られてきました。当然ボクのところにも来たワケだが、郵便振込という、メンドクサイ手順を踏まなければならず、ズルズル先送りにしてました。なんとか思い腰を上げて今日振込んできたけど、やっぱ、ネットバンク&i-modeでの振込に馴れちゃった人間には、すごい不便に感じるね、アレ。とか不満をこぼしつつ、“どーか良い席が当りますように・・・”と、お祈り。払い戻したチケットは、2列目だったんだよなぁ・・・。

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松たか子の初めてのライブツアー『a piece of life』がスタートして何日か経ちましたが、ゲネプロの映像を見たら彼女が髪を切っていたので、ボクも髪を切って、身を清めてから会場へ向いました。つーことで、オーチャードホール松たか子コンサート。

初めてのツアー、とか言っても、さすがに度胸が座ってるね、彼女。もう、全然余裕。あれだけの豪華メンバーのバンドをバックにしても、なんだか“姐さん”って感じ。そのバンドだが、勿論バンマスは佐橋佳幸。彼は、今回のステージの全てのアレンジを手掛けてる他、レコーディングにおいても重要なブレーンで、“松ファミリーのドン”といったところみたい。ということは、“松本幸四郎ファミリー”の枝派とも言えますね(どーだか)。

松さんと佐橋さんの二人だけで演奏された「Another Birthday」は特に絶品だったけど、他にも、佐橋さんがフィーチャーされる場面も多いので、 佐橋ファンは必見でしょうね(チケット入手は難しいかも)。あと、ボク的には、メッケン(荻原基文)のベースを初めてナマで聴けたのが、感慨深かったなぁ。

育ちが良くて、女優としての仕事も順調で、気持ちに余裕があって。そんな人が作り出す音楽って、聴いててほんとホットする。ガツガツしてる人の音はニガテだな。彼女はボクにとって、“女:加山雄三”みたいな立場なんだよね。気持ちに余裕のある音楽。めちゃくちゃ心が洗われた一夜でした。サンキュー、松さん。

a piece of life

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