『Live At The Roxy Theatre』 Brian Wilson

今年の4月に、ロキシーシアターで行なわれたライブを収録した、CD2枚組み。ブライアン・ウィルソンの公式サイト、テレビショッピング(!)などで販売されているこのCD、日本でも、新星堂、ディスク・ユニオン、などが独自に仕入れていて、店頭で買うことができます。ワザワザ危険なネット通販で購入しなくても、渋谷辺りのブート屋に並ぶだろうと考えていたものの、いつまで待っても販売される気配はナシ。公式サイトで申し込んだ人も、未だに商品が送られてこないとボヤいてる人多数。そんな中、あまり儲けにならないにも関わらず一括購入したディスク・ユニオンなどのバイヤーは、ブライアン・ファンの強い味方でしょう!

で、肝心の中身の方は、現在のブライアンの好調ぶりが伺える素晴らしい内容。バック・メンバーは、昨年の来日時と同じ、いつもの鉄壁な布陣です。ベネフィット・コンサートでは音を外しまくっていた、プロビン・グレゴリーのフレンチホルンも、今回はバッチリです。今までに聴いたこのメンツのライブの中でも、特に出来が良くて、上機嫌なブライアンのMC、興奮気味なジェフリー・フォスケットのメンバー紹介が、それを物語っていると言えるでしょう。

“♪ブライアン・ウィルソンみたいにベッドに横たわり~”と歌われる、「Brian Wilson」から「Tii I Die」への流れは、今までには全く無かったパターンですね。東京公演の最終日に、ハッピを着て「Caroline No」を歌ったブライアンは、またしてもこの曲のイントロで、ワケのわからないことを口走ってるけど、もうちょっと「Caroline No」の美しさを自覚して欲しいなぁ。

日増しに調子を上げていくブライアン。再来日の可能性は〇〇%?だとか。