2000年5月(旧サイトより移行)

●5月1日(月)

昨年の2月に初めて大阪フェスティバルホールへ行った時、オバちゃんのダフ屋がいて驚いたもんだが、遂に東京ドームにも“オバダフ”が現れました。それくらい注目度も高かった『PRIDE GRAND PRIX 2000』。今回もエリック・クラプトンがお忍びで見に来てましたね。

で、やってくれたよ桜庭!。もう、感激とか感動とか、そーゆー次元を遥かに超えたものを与えてくれましたね。もう言葉じゃ表現出来ないです。

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ドームくらい人が集るところでは、携帯電話ってホント役立たず。回線混んじゃっててまるで繋がらず、しゃーないなーと、ウロウロしてたら、過去にドームでライブをした人のメモリアルプレートがズラ~っと飾ってあるのを発見。暇つぶしに端から見てみると・・・・、おぉ、7割くらいは見に来てるじゃん!オレ。ストーンズ美空ひばりU2尾崎豊、KISS、etc.....。ただの物好きだな、これじゃ。


●5月2日(火)

椎名林檎の台湾盤ブートCDを入手。これがまた、ブートとは思えない見事なアートワークで、ジャケット、ブックレット、レーベル共、素晴らしい出来。収録曲は、1stアルバム+初期シングル3枚のc/w曲というお得な内容。こんなモノ買うなんて邪道かもしれないけど、ちゃんとオフィシャル盤も買ってるんで許してね>林檎殿。

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毎日のようにローソンへ通ってロッピーをいじくり回していても、店長のオバちゃんは愛想がイイ。なぜなら、幼稚園の頃からの知り合いだからさっ。しかし、出ないねキャンセルチケット。あのコのやつなんだけど、やっぱ、ローソンにはまわってこないみたいね。

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エレベーターの中で蜂とツーショットになってしまいました。刺されはしなかったものの、数秒間恐怖のドン底へ。扉が開くまでの間がどんなに長かったことか....。人一倍虫が苦手なんだよね、ボク。


●5月3日(水)

渋谷公会堂へ、林檎さんの追加公演を見に行ってきました、と書きたいところだけど、どーにもこーにもチケットが手に入りません。今日までイロイロと手を尽くしたんだけど。うぅ、スゲー見たかった。昨日行ったチケット屋では、先週の倍の値段が付いていたりして、“買っときゃよかったぁ”と後悔することしきり。公演日が近づけば安くなるかな?なんて安易な考えは、現在の林檎さんには通用しませんでした。毎日チケット屋へ通って価格の動向を見て、買い時を探ってたんだけどね。ちなみに浜崎あゆみとかELTのチケットは、どんどん安くなってたみたい。

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チケットを求めて各オークションサイトをまわってると、笑っちゃうブツに巡り合うことがよくある。梓みちよグッズとか。本人達のモノだという証拠がどこにもない、モー娘。サイン入りCDに十万円以上の値がついているかと思えば、渥美二郎のサイン入りCDは10円でも買い手がついてなかったり。必要ナイ人にとってはタダでもいらないブツが、マニア垂涎のアイテムだったりするのがコレクター道。ここを見てる渥美二郎マニアは、今すぐYahoo オークションへGOだ!


●5月4日(木)

昨日から今朝にかけて、バスジャック事件の報道に釘付けになりつつもネットを徘徊してたら、やっぱり出ましたね、犯人の実名や顔写真。犯行を予告したと思われるBBSへの書きこみ(マジで信憑性高い)に対する怒涛のレスや、犯人が通っていた学校のホームページが大変なことになっていたりで、こんなことで盛り上がってる連中ってぇのもなんだかなぁ、とか思いつつ、それをチェックしてる自分もなんだかねぇ。しかし相変わらず、“被害者にプライバシー無し”な報道姿勢は、どうにかなんないのかね。

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いつか必ず手に入れようと思ってる1枚のレコードがあります。再発のアナログやCDでは既に持っているけれど、どーしてもオリジナル盤が欲しいのです。そのワケは、自分が生まれた年に発売されたものだから。自分と一緒に年月を重ねてきたレコード。ロマンってやつですよ。だから再発盤じゃ意味ないのです。でも高いんだよなぁ、アレ。


●5月5日(金)

前作は田島貴男作曲で波紋を呼んだV6。で、今回の「In The Wind」は佐藤竹善の作品。悪くはないんだけどねぇ。なんか迷いがあるって感じ。どこへ向かおうとしてるんだV6?。田島貴男佐藤竹善も、特にジャニーズだからといってソレ風にするワケでもなく、自分の個性をそのままぶつけたといえる作風。きっと、そーゆー依頼だったんだろうけど、もしも次回があるとするならば、職業作曲家的スタンスでの作品を聴いてみたいところ。かつて山下達郎氏が近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」を作曲する際、過去の筒美京平作品を分析して、“マッチは下降するメロディーに強い”という傾向を発見し、その法則にのっとって作曲したというのは有名な話し。そこまでは期待しないけどね。

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“馬子にも衣装”とはよく言うけれど、今日まで“孫にも衣装”だとばっかり思ってました。またひとつ勉強になりましたよ。大泉逸郎を聴いて出直しです。


●5月6日(土)

昨日赤坂ブリッツで行なわれたスチャダラパーのライブ、シークレットゲストは宇多田ヒカルかもよ?なんて予想してたら、彼女の日記に“5月5日は唯一の休み”との書きこみが!しかしもうチケットが手に入らない状況だったから諦めてたんだけど、実際はTOKYO No1. SOUL SETだったとか。それはそれで見てみたかったところだけど、ちょっと胸を撫で下ろしてみたりして。あ~最低。

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ホクロって、女の子の場合チャームポイントになったりするけど、男にとってはどーなんだろうね?ホクロの無いマリリン・モンローなんてモンローじゃないやい!とは思うけど、千昌夫の場合はどうだろう?遂に彼は除去手術をしてしまったんだと。なんか冴えないよ昌夫さん。今後コロッケがどういった対応をするかが見物です。


●5月7日(日)

『I LOVE YOU』とかいうウイルスが氾濫してるとのことで、ヒヤヒヤしつつもメールチェックをしてみれば、いつものように林檎MLからのメールがほとんど。発言数が少ないMLっていうのも寂しいけれど、あまりに多すぎるのも考えもの。どーでもいいような内容が大半で、マナー知らずの人も多く、気分を害することも多々あったりして。管理人さんの苦労が思いやられます。現在ボクは幾つのMLに入っているのか、自分でも把握できないほどなんだけど、発言はほとんどしてないですね。言いたい事はココに全部書いちゃってるからかも。“発言してナンボ”のMLなのに。

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文章って突然、発作のように書きたくなることがあるけど、最近ちょっと絶不調。そのワリに毎日更新してるじゃん、なんてツッコまないでね。一応なんか書いとかないとさぁ、心配されちゃったりするんだよねぇ(誰に?)。


●5月8日(月)

日本のレーベルで好きなものっていったら、ナイアガラ、アルケミー、キャプテン、殺害塩化ビニール、などいろろあるけれど、最も好きなもののひとつである、ナゴムレコードに関する貴重な文献『ナゴムの話 トンガッチャッタ奴らへの宣戦布告』が発売されました。こんな本を待っていたよボクは!全作品リストを見ていると、ついコレクター魂がメラメラと再燃してきそうでコワイけど。著者の女性は、黄金期のナゴムを知らない後追い世代にも関わらずこの情熱。スバラシイです!そして巻末には、“Mr.ナゴム”ことKERAのワンマンライブの告知が......。

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ぼちぼち草野球チームに復帰しようと思って、自主トレ開始。久しぶりにバッティングセンターで打ち込むも、ブランクを感じさせない華麗なバッティングに、ギャラリー(犬2匹)も釘付けだ。

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過去に書いた文章の誤字脱字を発見する度に、ズド~ンと落ちこみます。全然ダメじゃんオレ。その都度シコシコ訂正してるの気付かれてたかな?


●5月9日(火)

限定発売された、宇多田ヒカルのアナログ12インチ『Fly Me To The Moon』を早速GET。4パターンのREMIXを収録してるわけだけど、こーゆー曲って、あまりいじらないでシンプルに聴かせるほうがいいよねっ、て改めて思った次第。歌詞カードの裏は彼女のピンナップになっているという、嬉しい仕様。気になった人はお早目に。

ついでに覗いた中古屋で、安目のアナログを2枚GETしたので簡単に紹介。で、まずはキャロル『ラスト・ライブ』。今まで黙ってたけどカミングアウトしちゃいます。キャロルだ~い好きなんだよぉ!このライブのビデオも見たけど、めちゃ熱くなりますな、これ。今夜はキャロルで燃えさせてもらいます。ところで、永ちゃんて、バンドやってる姿の方が絶対カッコイイと思うんだけどなぁ。どーでしょう?

お次は今日の掘り出しモノ、メッツ『アルバム1』。なんと全員のサイン入りだぜ!メッツなんて言っても誰も知らないですね。郷ひろみが「花とみつばち」とか歌ってた頃、バックで踊ってたジャニーズJrの9人のうち、事務所を飛び出しちゃった6人が結成したグループ(残りの3人がJ.J.S)なのです。今時メッツの話題をしてるヤツなんて、ネット上にいるか?でもコレ、レジに持って行くのカッコワルかったっすね。元メンバーの方、もしこれ読んでたらメール欲しいなぁ。そー言えば確か、メンバーの中に某有名落語家(故人)さんの孫とか、政治家を目指した方もいましたね(落選したけど)。


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目下の悩みは、同じ日にライブが複数バッティングしてしまうこと。結局は天びんにかけてどっちかに行くことになるワケだけど、Aさんのライブに行ったからって、BさんよりAさんの方が好きだってことじゃなかったりするんだよね、これが。微妙な心理状態が左右することもあるし。一番いいのは、ボクが二人いること。つーことで、“もう一人のオレ”大募集中。ほんとに応募が来たらどーしよー?


●5月10日(水)

ファンの間では暗黙の了解であったブランキー・ジェット・シティの解散が、遂に正式発表されてしまいました。ボクにとっての彼らの魅力は、まず第一に浅井健一のギターワークでしょう。強いて言えば、ブライアン・セッツアー(ex.ストレイ・キャッツ)に近い感じかもしれないけど、初めて聴いた時は、個性溢れるギター・スタイルに度肝を抜かれたもんです。7月9のラスト・ライブには勿論駈け付ける予定。でも気が弱いからスタンディング・フロアは避けとこうかな。

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Hikkiサイトにアクセスしてみたら、ほんの1分前に書きこみが!あぁ、今頃彼女もパソコンに向かってんのかぁ、なーんて妙に感動してみたりして。


●5月11日(木)

倉木麻衣GIZAレーベル所属だと知った時、“そーゆーことか!”と、イロイロなことが見えてしまったり、未だにビーイング系の手法って有効なんだな、なんて通ぶったことを思ってみたり。考えてみれば、B'z や ZARD を売り出した時と、なーんにも変ってないもんね。果たして彼女はこれで良かったのだろうか?余計なお世話ですね。最近よく見かけるビデオクリップで、カメラに目線を合わせずにキョロキョロしながら歌ってる彼女が、一瞬だけこっちを見た瞬間、ドキッとしながらそんなことを考えてしまったボクを、“深読み大王”と呼んでもかまいません。

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誰が見てるか判らない、という前提で書いてるこのページ。これでも結構制約があるのです。知り合い関係の実名は一切載せてないものの、本人が読んだら“自分のことか?”と判ってしまうこともあるでしょう。あからさまな表現だと誰も遊んでくれなくなっちゃいそうで悲しいから、オブラートに包みまくってます。ネタにしないから遊んでくれ~、と夜空に向かって叫んでみたものの、ちゃんと届いたかな(誰に?)。


●5月12日(金)

すっかり“ゴマキ”がメインとして定着してしまったモー娘。その座を奪われてしまった“ナッチ”は、日々太る一方。グループ結成時から“顔”としてガンバッテきた彼女に、もう一度光りを当ててくれ!と願ったところで、つんくの興味は別の子に向いてしまってるみたいで....。この夏に脱退とのウワサもあったりして、心配でボクも太りぎみです。

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自分の免許証の写真に納得していない人は多いことでしょう。しかしもうじき、自分の気にいった写真を使用できるようになるんだと。でもこれじゃあ、つまんないかもね。あの一発勝負に賭けてる“一部のマニア”にとっては。


●5月13日(土)

昨日放送のMステをビデオでチェックしてたら、なぜかジョン・ボン・ジョビが出演してたんだが、タモリのインタビューに答える間中、ずーっと彼の左足はガタガタ震えっぱなし。Oh! BINBOH YUSURI。しかし、貧乏ゆすりってやつは、彼みたいにカッコイイ人がやっても、まるで絵にならないですね。これは万国共通か?で、“貧乏ゆすり”って、英語にあるのかな?と思って調べたら、“nervous habit of trembling”っていうんだってさ。勉強になったよ、ジョン。

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そろそろビールの美味い季節だけど、夏場のレコ屋まわりの時なんかは、昼間っからガンガン飲みながら歩いてたりすることもあるボクだが、さすがに今日見た光景には閉口してしまった。酒屋の前で宴会してんだもん。それもコソコソと隠れるように。まだ夕方で、飲み屋が開くまで待ちきれなかったのかな?とは言うものの、レコード屋の袋をぶらさげて赤い顔してるボクのことも、どう見られてたんだか。反省してます(ウソ)。


●5月14日(日)

またモー娘。の話題かい!いつからファンになったんだオマエは?って、別にファンじゃないですよ。で、新曲の「ハッピーサマーウェディング」を歌う彼女達を、初めてみました。新入りの4人は、ソロパートを貰えなかったみたいね。やっぱまだ、ついていくのが精一杯なのかな?そう思うと、入っていきなりソロを歌ってたゴマキって、たいしたタマだねぇ、って、よく観察してるじゃん、オレ。

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夜の12時間際になって、飲み屋に呼び出される。友達に彼女ができそうだ、という話を聞かされて、ちょっとジェラシー。まさか、あの二人がねぇ。誰と誰がどーなるかなんて、ほんとワカラナイものです。でも、今度こそうまくいきそうな予感がするんだな、アイツ。


●5月15日(月)

某ブート屋へ向かう階段を上ってたら、お店の方から聞いたことのある声が...。やっぱりアノ人でした。某音楽評論家の★氏。いつか会うだろうな、とは思ってたけどね。声はかけずに目も合わせず、そーっとしてましたが。それにしても評論家の人って、堂々とブート買うのは、やっぱ後ろめたいものがあるのかな?彼の背中には、“お忍び”って書いてあった(ように見えた)けど。

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入り口で靴を脱いで入る居酒屋ってあるじゃん?昨日行ったお店がそうだったんだけど、初めて入った店だったもんで、知らずに土足でガーっと行ってしまい、大ヒンシュクをかいました。だって、どこにもそんなこと書いてないし、靴箱も見当たらないから、言われなきゃわかんねーよ、なんてダダをこねてみたものの、実はすごい気になってたのよ。自分の家に土足であがられたら、やっぱイヤだもんね。反省してます(こればっか)。


●5月16日(火)

キャロルの話題を書いたら意外なところから反響があって、ちょっとビックリ。ボクはリアルタイムでは、「ぎんざNOW」とかのテレビ番組に出演してたのを、辛うじて覚えてる程度。勿論、生でライブを見たことなんてありません。唯一、メンバーの中でライブを見たことあるのは、ギターの内海氏のみかな。これはバンド解散後、4~5年経った頃に、渋谷公園通りの“ジャンジャン”があった所の脇にある駐車場でのフリーライブ。以前ここで、佐野元春氏もシークレットライブを演りましたね。で、内海氏のバンドなんだが、ほとんど覚えてませ~ん。失礼。なんかインパクト弱かったんだもん。実はこの時に共演してた“クラウディ・スカイ”ってバンドが、すっごいカッコよくて、強烈な印象があるのです。なもんで、内海氏の印象が弱いと。その、“クラウディ・スカイ”のボーカルがやたら挑発的で、ステージを降りてきて、最前列にいたボクに“ガン”を飛ばし、お互いに譲らず“にらめっこしましょ”状態。ボクも若かったよな。

数年後そのボーカルは、大沢誉志幸としてブレイクしましたとさ。


●5月17日(水)

17才による残虐な犯罪が続く中、“今日本で一番輝いている17才”であろう宇多田ヒカルが、高額納税者としてランクイン。マック好きとして有名な彼女が、もしかして今頃パクついているかもしれない、そのハンバーガー代くらいは、ボクが買った彼女のCDから派生した印税かもしれません。ちゃんと味わって食べてほしいものです。これからボクは、ハンバーガーいくつ分、彼女に貢献することになるか解らないけど、そのかわり、焼肉食い放題くらいの元気を彼女から貰ってるから、この勝負、ボクの負けだな(なんの勝負だ?)。

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ボクが通ってた幼稚園の隣には神社があって、そこには長くて急な階段がありました。当時はほんとに長く感じたもんだけど、〇十年ぶりに登ってみたら、たいした事なかったですな。それでけ身体が成長したってことだけど、果たして中身の方の成長はどうなんだ?“ハンバーガーVS焼肉”とか言ってるくらいだから、皆さんの想像どおりです。


●5月18日(木)

誰かにメールアドレスとかURLを伝える時、そのあいだにインターネットをやってない人が仲介すると、非常に厄介ですな。特に電話だと。“あっとま~く?”、“どっと?”などと、不思議そうな返事が返ってきます。たかだかメルアドひとつ伝えるのに、何分もかかってしまったり。きっと彼等には、呪文のように思えることでしょう。いくら普及したとは言え、ボクのまわりには、こ-ゆー人スゴク多いです。“オレにはインターネットなんて必要ないね”とか意固地になってたり。そーゆー人に限って、ハマるとドップリだったりするんだよね。ボクが現にそうだし。だから彼等の気持は、すごいよくわかるんだな。

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ブライアン・ウィルソン ファンであるボクは、つい“ブライアン”という文字に反応してしまう。細川ふみえの婚約者が、ブライアン・ホルスとか言う怪しい大道芸人だと知った時もそうだった。我ながら情けないけど。しかし、もしもブライアン・ウィルソン細川ふみえが結婚したら、頻繁に日本でライブが見れていいだろうなー、とか、一緒にCMに出ちゃったりするのだろうか?、とか、有り得もしないことを妄想してます。もう、末期症状です。再来日はまだかい?次回は、「Please Let Me Wonder」や「Till I Die」も演ってくれることでしょう。インタビューでは、“「Surf's Up」もレパートリーに加える”と言ってるらしいじゃないの。どうするよ?


●5月20日(土)

二日酔いで、一日食欲ナシ。空きっ腹で酒ばっかり飲んだ挙句、帰りに雨が降ってきたもんで家までダッシュ。これがいけなかったみたい。気がついたら、ベッドに逆さまで寝てました。もう少し、身体を大切にしないといけませんな。

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巻き舌のできない椎名林檎ファンは、日夜巻き舌練習に余念がないとか。もっとも効果的な訓練方法は、“サッポロラーメン”と連呼することらしい。なるほど、これはスバラシイ方法ですね。しかしアレは、生まれつき出来る人と出来ない人がいるみたいで、遺伝も関係あるんじゃないか?とか、医学的分野の話まで飛び出す、根の深い問題のようです。たいへんですな、巻き舌界も。


●5月21日(日)

オウム事件の時に、やたらテレビに出てた有田さんて人いるじゃない?アノ人、相当のモー娘ファンみたい。彼女達が出演してる新しいCMについてコメントを求められて、真っ赤になってやんの。ハズカシイなぁ。で、そのモー娘が主演した映画、『ピンチランナー』が昨日から公開されたんで、ファンの評判をネット上でチェックしてみたところ、概ね不評のようですな。ファンでさえ、見ててツライらしい。そう言われると見たくなるのが、ボクの性格なのです。とかなんとか理由をでっち上げて、映画館に行こうとしているボクに、有田さんのことをとやかく言う資格はありません。

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別に共通の趣味があるワケでも、価値観が似てるワケでもないのに、仲のいい友達もいれば、同じ趣味の割には、あまり仲良くなれない人もいる。人と人との相性って、なんなんだろうね?な~んて、珍しく真面目なことを考えてみる。


●5月22日(月)

インターネットによる音楽配信が進む中、なんと元光GENJIの諸星クンまでもがレーベルを立ち上げ、MP3で配信を始めました。だからと言って、別に聴きたいとは思わないのが本音。ボクの持論として、“アーティスト志向に走り始めたアイドルはツマラナイ”というのがある。昨日でモー娘を脱退した市井紗耶香の、“シンガー・ソング・ライターの勉強をしたい”という脱退理由も、最初に聞いた時は唖然としたもんです。そもそも、“シンガー・ソング・ライターの勉強”っていう発言が、ちょっとトホホな感じ。創作活動に興味を持つのは素晴らしいことだけど、まだ発表するにはチョット...、という作品がやたら目につくように思うんだがなぁ。ファンにとっては、“本人によるリアルなメッセージ”ってやつが喜ばれるのか?“作品至上主義”のボクには、誰が作ったか、じゃなくて、作品としてどうよ?という、“中身”が問題。

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いつも近所でティッシュを配ってるオネーサンは、ボクがスーツを着てる時にはくれるけど、ラフな格好の時は、見向きもしません。これって、見掛けで判断されてるってことでしょ?失礼しちゃうよなぁ。そりゃあ、確かに若く見られるけどさぁ...。まぁ、これも問題なのは“中身”ですからね。とは言うものの、全く自信はナイけど。だめ連に入ろうかと思ってたくらい。


●5月23日(火)

すっかり海外での活動がメインになってしまったコーネリアスから久しぶりに届いたアイテムは、映像作品『60 Minutes Of All Cornelius Vids & Live Destruction,EU & US』。97年~99年にかけてのライブ名場面を中心とした、サイケ調のクラクラくる逸品。ビデオを駆使したライブを行なっているとは聞いてたけど、実際に目にするのは初めて。長いこと彼のステージは見てない(つーかチケット取れない!)けど、なんとしてでも次回こそは駈けつけたい、と思わせるには十分な内容。CDシングルがオマケに付いているという形態、しかもビデオカセットのみでのリリースと、いかにも小山田クンです。

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“もうCDは出さない”と言いつつ、またトッド・ラングレンの新譜『One Long Year』が発売されました。収録曲の大半は、実際に最近書かれたものらしく、ここ数年のトッド路線を踏襲した感じですかね。しかし、ライブ音源があったり、お馴染みの曲の新録があったりもします。これだと混純とした内容になりがちだけど、ちゃんとスルッと聴けるようになってるところは、さすがトッド。

トッドとは、少なからず因縁のあるXTCが、時を同じくして『Wasp Star【Apple Venus Volume 2】』をリリース。前作の【Volume 1】は、アコースティック・タッチ、で、今回はバンドサウンド主体。過去の作品では『ブラック・シー』に近い、という意見が多いみたいだけど、個人的には『ノンサッチ』っぽいかな?という印象。とは言うものの、まだ1回しか聴いてないから、この作品がボクの中でどういった位置付けになっていくかは、まだ見えてません。彼等が一筋縄ではいかない連中だということは、十分わかってますからね。

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いつも、“モー娘”だとか、“ヒッキー、ラブラブ”とか言ってたのに、トッドやXTCの話題じゃ、“別のサイトか?”なんて思われたかも、という不安にかられてたりしますが、実は先週からキャロルがヘビーローテーション中。“君はファンキーモンキーベイビー、いかれてるよ”って、改めて考えてみると、すごいフレーズだなぁ。ジョニー大倉の言語感覚って、もっと評価されるべきでは?なんてことを、XTC聴きながら考えてるヤツはいないよな。


●5月24日(水)

中古CDとかレコードで、ジャケットと中身が違ってた、なんて経験ないですか?ボクは過去に3度ありました。忘れもしない、オックス、フィンガー5リック・デリンジャーの3枚。すごい組み合わせだけど。で、こんな時に限って、買ってから暫く経った後に気付くのです。だから返品も利かないし、どーすることもできずに、レコード棚の肥しと化するワケで.....。赤松愛の写真を見る度に、そのことを思い出すのでした。

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ある著述家の人が自分の名前でWEB検索をしたところ、自著に対する厳しい批評が書いてあるページをいくつも見つけて、ゲンナリしたという。プロの批評家の場合は、自分の身元を明かしたうえで批判なりをしてるワケで、反論も勿論覚悟の、真剣勝負であることでしょう。それに比べて、このボクときたら....。いくら個人ページだとは言え、ネットで配信してる以上、公的なものであるワケだし。前記した著述家の意見を読んで、いろいろと考えてしまいました。以前、ある作家に対して批判めいたことを書いたら、御本人からメールが来たことがあります。しかしその内容は、言い訳の羅列だけという、ちょっとガッカリするものでした。プロなら、自分の仕事に対して言い訳するなよなぁ、とか一瞬思ったけど、まぁ、それはそれ(どれ?)。で、じゃあ“これからオマエは態度を改めるのか?”と言われれば、???です。敵を増やさない程度にボチボチとやってこうかなぁ、とか、ズルイこと考えてます。


●5月25日(木)

ここ数年の“楽器事情”に疎いボクが、ボーッとしてる間にすっかり定着してしまったモノに、ワミーペダルというのがある。トライセラトップスの和田クンが「Going To The Moon」を演奏する時に、イントロの部分で踏んでるアレです。最初に彼の演奏をテレビで見た時、“なんでワウペダルであんな音が出るんだ?”とか思ってたくらいのボケぶり。昔はレコ屋に行くのと同じくらいの頻度で楽器屋にも行ってたのに、すっかりご無沙汰しちゃって。遅れてるよなぁ、オレ。

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遅れてると言えば、明後日の仙台遠征の為に新幹線チケットを買ってきたんだけど、アレ、自販機で買えるのね。今までは、イチイチ用紙に記入して窓口で買ってたのです。JRのカワイイおねーさんに御指導を受けて、ちょっと得した気分だったけど。考えてみれば、ボクって“ハイテク機器デビュー”が遅いことが多い。最近やっと、銀行のATM操作もサマになってきたくらいなもんで。ホームページなんてやっちゃってるワリに、そーゆー部分も残ってる方が、人間として魅力があるじゃないですか!(どこが?)。


●5月26日(金)

クラプトンて、ほんと格闘技好きなんだね。またドームに来てたよ、ということで『コロシアム2000』観戦。あぁ、やっぱりヒクソンは強かった。歴史は変りませんでしたな。ガックリだよ。で、もっとガックリしたのが、ある観客の態度。上半身裸でマフラーをしてるという、見るからにアブナイ感じの人で、既に泥酔状態。なんかヤバイことしなきゃいいけどなぁ、とか思ってた矢先に暴れだして、警備員5~6人につまみだされていっちゃったけど。なんか、あの人1人の為に、後味の悪い大会になったのが残念。しかも、帰りの電車が人身事故で動かないわで、もう散々。

とりあえず気をとりなおして、明日は仙台で林檎&牛タンだ!。


●5月27日(土)

新幹線に乗ってライブに行く度に、“オレなにやってるんだ?”とかアキレてみたり、そんな自分が好きになってみたり。で、今回乗ったのは、TRFのキーボードの人みたいな顔をした車体のヤツだったんだけど、あの古風な感じもまたイイですな。車内で、ウマくもなくマズくもないビーフカレーとか食べて、無事に着いたのは仙台。椎名林檎下剋上エクスタシーツアー』仙台公演を見るためです。

会場の仙台サンプラザは、現在の林檎人気からすると小さ過ぎると思えるくらいのキャパで、この環境で現時点の彼女を体験できるボクは、ホントに幸せものです。先月NHKホールで見た時のセットリストとはまるで別の内容で、NHKでは演奏されなかった「君ノ瞳ニ恋シテル」において、ボクは失神しそうになりましたよ。文句無くこの日のベストテイクでしたね。

【セットリスト】

1.月に負け犬
2.警告
3.君ノ瞳ニ恋シテル
4.本能
5.Love Is Blined
MC
6.虚言症
7.積み木遊び
8.青空(悦楽編)
9.ギブス
MC
10.ギャンブル
MC
11.やっつけ仕事
12.弁解ドビュッシー
13.ここでキスして。
14.アイデンティティ
15.幸福論(悦楽編)イントロ~メンバー紹介~幸福論(悦楽編)
MC
16.罪と罰
17.歌舞伎町の女王
18.浴室
19.依存症
20.シドと白昼夢
21.病床パブリック

アンコール
22.同じ夜
23.丸の内サディスティック

終演後、仙台の街へ繰りだして暴飲したり、ストリートミュージシャンを冷やかしながら朝を迎えました。ウマくもなくマズくもないラーメンを食べて、始発の新幹線で帰京。


●5月28日(日)

で、なんでそんなに急いで帰京したかというと、ブランキー・ジェット・シティのライブチケットが発売になるからだったのです。家に着く途中のガソリンスタンドで、秋元康に遭遇。ヤな予感だ。案の定、チケットは粉砕しました。せっかくガンバッテ帰ってきたのに....。もう体力の限界だったから、悔しさも忘れて爆睡。寝てる間に、飲み会の誘いが携帯の留守電に入ってたけど行けるハズもなく、ただひたすら死んだように眠り続けた日曜日でした。


●5月29日(月)

小山田クンの見学シリーズ第2弾『続・コーネリアスの惑星見学』が発売されました。前作同様、手回しプレイヤー、ソノシート付きは限定版で、入手は困難でしょう。ソノシートは未発表音源満載で、これだけでも買う価値アリです。ここのところ、彼の活動が活発になってきて、ファンとしてはウレシイ限り。

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ファンでは無いのに、なぜかモー娘の『ピンチランナー』を見ようと、映画館の前まで行ったけど....。でもやっぱり見ませんでした。なんかスゴイ抵抗あるっつーかねぇ。この映画を見てしまったら、ある一線を越えてしまうんではないかと、妙な恐怖感が襲って来て逃げ出してしまったと.....。そんな大袈裟なことじゃないんだろうけど。

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“実力派シンガー”という言い方があるけど、あんなバカげた表現ってないと思う。最近、その“自称実力派”が氾濫してて辛いです。歌唱力の押し売りというか、“ワタシって上手いでしょう!”的な歌い方に、威圧感を感じるのです。上手いだけの人なら、そのへんのシロートにもゴロゴロいるじゃん?ボクがプロに求めてるのは、上手いとか下手とかじゃないからね。なーんて、誰に対して言ってるか、バレバレですが。


●5月30日(火)

現在来日中のベックを、武道館で堪能してきました。いや~、予想以上に楽しいライブでしたね。これほどまでにサービス精神旺盛だとは思ってもいませんでした。ドノヴァンを思わせる一面があったかと思うと、ジェームズ・ブラウン~プリンスの流れの後継者は、キミしかいないよ!と思わせるような展開があったりと、見てるものをまるで飽きさせないエンターテイナーぶりは、まさに圧巻でしたね。ブラスセクション、DJを含めた、総勢十名のバンドメンバー達のキレ方も半端じゃなく、最後はどうなるものかと思うほどの狂乱状態で、終演後のステージ上は、台風が去った後のよな状況でしたな。コレ、見といてソンはナイですよ。

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帰宅後、作曲家の井上大輔氏の訃報を知る。彼の作品でフェイヴァリットなのは、フィンガー5の「恋の大呪文」のB面に収録されていた「上級生」という曲。これは、ボクが最も歌謡曲にドップリと浸かっていた時期に毎日聴いてた曲なんだけど、めちゃくちゃ名曲です。ちなみに、イントロはロネッツの「Do I Love You」と同じですが、どっちもイイ曲にはかわりありません。数少ない、“ポップス”の書ける作曲家がまた一人......。悔しいです。


●5月31日(水)

“実力派シンガー”と並んで、よくワカラナイのが“骨太ロック”ってヤツ。なんか、その字面からして、筋骨隆々ってイメージがするけど、実際のところどーなんでしょ?なんかヤだな、骨太って。“実力派”に対して“非実力派”を掲げた森高千里は痛快だったけど、それをパクって“骨細派”を名乗ってやろうかな。今日からこのページは、“骨細サイト”だぜ!カルシウム過多はお断りだ!根性ないぞ!貧血気味だぜ!保健室が友達だ!。

と、意味のナイ言葉を並べるのが得意なボクですが、大した情報も発信してないワリに、アクセス数はうなぎのぼり。“ノボリ”と言えば“オロシ”。“オロシ”と言えば“六甲おろし”でしょう。上手く話が繋がったところで、その「六甲おろし」なんですが。元阪神タイガースのオマリー選手が歌った「六甲おろし」を、是非、“自称実力派”の方々に聴いていただきたいですね。歌で人のハートを掴むということがどういうことか、この曲は教えてくれます(ウソ)。