土居裕子「カノン〜風の記憶〜」(曾我泰久、他)

kzroom

2000年発売 DY-001

舞台やレコーディングなどで共演も多い土居裕子さんが2000年に発表した1stアルバムに、やっちんは楽曲提供という形で3曲に参加している。

3曲共やっちんの作風としてはちょっと毛色の違う印象を受けるタイプの曲だが、これがなかなか素晴らしい楽曲に仕上がっている。「再見」はDVD「talk and minilive」に弾き語りによるセルフカバーが収録されているので、ファンにはお馴染みだろう。いつかまたライブで演奏してもらいたい曲のひとつだ。

「春夏秋冬」はソプラニスタ岡本知高さん*1が2005年に発表したアルバム『旅立ちの日に』でカバーしているんだけど、土居さんの曲の中からどれかひとつ、ということで選ばれたのがこの曲。それは即ち楽曲のクオリティーのみで選ばれたことを意味するわけで、“メロディーメーカー:曾我泰久”の実力が評価されたということ。このエピソードを知った時、ファンとしてはとても胸に来るものがあって感動したことを、今でもよく覚えてる。そういった意味でも、この曲は僕にとってとても大切な曲のひとつです。

現在このアルバムは、土居さんのオフィシャルサイトでダウンロード&試聴が可能。

*1:土居さんと岡本さんは二人とも神崎克彦氏に師事していたという関係でもある。