ヨコハマメリー(ネタバレあり)

テアトル新宿にて「ヨコハマメリー」鑑賞。

本日より新宿でレイトショー公開ということで、上映前には中村高寛監督と、主題歌を担当した渚ようこさんによる舞台挨拶があった。それが目当てで今日のこの日を選んだのだが、横浜では連日満員らしい、という話を聞いていたので、上映の二時間前に行って整理番号を貰っておいた。120番。今夜も当然、立ち見もギッシリ満員状態でした。

メリーさんという人に興味があって見に行った、というのは勿論なんだけど、横浜の影の歴史にも深く触れられていて、ドキュメンタリーとしてはかなりなものだと思った。横浜で生まれ育った人にとっては、必見どころのレベルじゃないでしょう。

映画の軸になってるのは、メリーさんの支援者でもあった、シャンソン歌手の永登元次郎さんとメリーさんの絆。終盤で、晩年のメリーさんが暮らしている施設を元次郎さんが訪れて「My Way」を歌うシーンがあるんだけど、この時のメリーさんの表情が、最高に素敵だった。

“100歳まで生きるんだよ”と、メリーさんと指切りをしてた元次郎さんは、この撮影の後に癌で亡くなり、その翌年にはメリーさんも後を追うように亡くなった。

なんとも切なくて美しいドキュメンタリー映画でしたね。もう一度見に行こうと思う。

***

上映後、中村高寛監督から、チケットにサインを頂きました。