真似ジャケ100選

A BestBlues AnyTime Vol.3Various Artists『Blues Anytime Vol.3』
浜崎あゆみ『A Best』

浜崎のCDが発売された当時、その頃やってた自分のサイトにも書いたけど、これはまぁ、ありがちな構図なのでワザとじゃないだろうし、ここで並べるほどのものでもない。接点の無さ具合の妙というか。そんなところを感じ取ってもらえればと。

『Blues Anytime Vol.3』というアルバムは、ローリング・ストーンズのマネージャーであったアンドリュー・ルーグ・オールダムが設立した、「IMMEDIATE」というレーベルから発売されたオムニバス盤。購入の動機は、ジェフ・ベックヤードバーズに加入する前にレコーディングした二曲、「Steelin'」と「Chuckles」が収録されていた為。この二曲は多数の編集盤に収録されているので、何もこれを買う必要はなかったのだけれど、どうしてもこのジャケットが欲しかったのですよ。そういった意味ではジャケ買いでもありますね。渋谷のディスクポート(現在「LOFT」があるビルの地下2階にあったレコ屋)にて、確か2880円で購入(ディスクポートのイギリス盤は大抵2880円だった)。

方や浜崎あゆみの『A Best』は、蒲田駅構内の臨時特設売り場にて購入。サザンとかユーミンみたいな大物の新譜が発売された時に、よくターミナル駅の構内で、会社帰りのサラリーマンとか学生相手に売ってたりするじゃないですか。あれですよ。ちょうどその日は発売日の前日(俗に言うフラゲ日)で、同日発売の宇多田ヒカル『Distance』と浜崎あゆみ『A Best』が、仲良く並べて売られていたのでした。で、二人のファンであるボクは、当然二枚共購入、と。

浜崎のジャケットデザインをした人が、『Blues Anytime Vol.3』を知っていたかどうかはわからないけど、できることなら偶然ではなくて、“わざと似せた”であって欲しい。で、こっそり“あのジャケット好きだったんだよね”と、打ち明けて欲しい。

浜崎のCDを手に取る度に、そんな妄想が渦巻くのでありました。