2002年9月(旧サイトより移行)

●9月1日(日)

度々ネタとしてここに登場する、キャバ嬢のMチャンですが。もう4ヶ月も彼女に会いに行ってないにも関わらず、メールのやりとりだけはなんとなく続いてます。先月渋谷のF店を辞めて、これからどうすんのかなぁ、と思ってたら、明日から某所のC店で働くと連絡がありました。ところが実際はF店を辞めた後に、短期間だけど某所のK店にもいたらしくて、K店のHPに彼女の画像が載っているのを発見してしまいました。「発見してしまいました」というより「探してしまいました」の方が正しいかな。なんとなく「松浦亜弥風」でしょ?

彼女、もう実家の大分に帰って地元で落ち着こう、とも考えたみたいだけど、「目標」に向かってもう一度がんばる、とのこと。18歳にして、文字どおり「体を張って」がんばってる彼女を思うと、胸が痛くなってくるよ。これは恋なのか?それともただのスケベ心なのか?

なんてことに悩んでるくらい平和な毎日を過ごしてるボクですが、本日の「オアシス追加公演チケット予約」は、みごとに玉砕。予約開始10分で諦めました。追加公演だけど、日程的には日本公演初日に当たるワケで、そりゃ人気も集中するというものです。そのあと、昨晩から一睡もしてなかった都合もあってか、落胆と同時に睡魔が襲ってきてしまい、目が覚めたらもう夕方でした。今日は新宿HMVトモフスキー、渋谷HMVクレイジーケンバンドと、インストアライブのハシゴをしようと思ってたんだが・・・。

日曜日に何もしないで夕暮れを見ると、ちょっとブルーになったりするもんだけど、そんな時にMチャンからのメールを読み返すと、元気になるのです。

バカだよなぁ、ホント。



●9月2日(月)

何気に近所の本屋に立ち寄ってみたら、あれほど探したのにどこにも売って無くて、秋葉原まで買いに行った「テキストサイト大全」が平積みに。しかも、ボクが持ってるのとは帯が違ってました(「ちゆ12歳」のイラストが描かれてるバージョン)。だからってまた買いはしなかったけど、ボクはこの本のファンだったりするので、もしも改訂版が「正式に」出版されたら、勿論また購入させてもらいます。

「正式」といえば、YOSHIKIがglobeの正式メンバーに迎えられました。小室さんとYOSHIKIは以前にも、「V2」なんていう、あまり触れられたくないような過去もあるので、“これからはお友達でいましょう”と別れた二人が、またヨリを戻したような格好ですね。このニュースを聞いて、“いつまでもつかな?”と思った人も多いことでしょう。ボクは、小室さんとYOSHIKIが衝突して喧嘩別れする画が、ハッキリ頭に浮かんでしょうがないんだが。“一緒にバンドなんてやらなければ、一生の友達でいられたのにね”、なんてことにならなきゃいいけど。

まぁ、男女間によくありがちな状況設定に例えてみましたが。どっちが男役で、どっちが女役かは、みなさんで勝手に想像してみてください。

ゲッ、自分で書いてて想像してしまった。



●9月3日(火)

ジェリーフィッシュのCD4枚組セット『Fan Club Box』、スパンク・ハッピー待望のファーストアルバム『Computer House of Mode』購入。

ジェリーフィッシュのBOXは、デモ、ライブなどのレア音源で構成された4枚組。オリジナルアルバムが2枚しかないのに4枚組とは、いかにもです。まだ聴いてないけど、たぶん明日からはこれにドップリでしょう。日本盤はTシャツとバッジ付き。

ボクが日々巡回している個人サイトの管理人さん達の間では、圧倒的な支持を得ているスパンク・ハッピー。まさに「待ちに待った」フルアルバム。正式には明日発売なんだけど、今日、明日で、どれほどのレビューがネット上に溢れることだろう?ボクも既に8回聴きましたが。これは今年の「マイベストアルバム」筆頭かもよ?松浦亜弥危うし。

***

代々木公園野外ステージで、マッドカプセルマーケッツのフリーライブを見てきました。前座の2バンドを聴いてすっかり気分が憂鬱になってしまったが、なんとかマッドの出番までガマン。そんな精神状態もあってか、やっとでてきた彼らの音を聴いても何も感じることは無く、自分の居場所の無さを痛感しただけ。目の前にいた女の子のピアスとタトゥーの多さが、やけに目に染みました。


●9月4日(水)

現在発売中の「週刊SPA!」に掲載されている「美女研究所」のグラビアは、掟ポルシェ氏が佐藤めぐみを起用して、おニャン子クラブの歌詞世界を実写で再現しよう、という試み。わかる人が見れば大笑いの、ナイスな企画です。解散コンサートが行われた代々木競技場の前で、ピンクのハッピを着てポーズをとってる写真に始まり、走るバスの窓から身を乗り出してるシーン(「終わらない夏休み」)とか、真っ赤な自転車に二人乗りしてたりだとか。このロケが行われた先月の21日の夜、ロフトプラスワンのイベントに出演した掟さんが、やたら嬉しそうにこのロケのことを話してたけど、そりゃそうだよなぁ。これで仕事なんだから。羨ましい限りです。

おニャン子解散から、今年でちょうど15周年になります。そしてもうすぐ、「9月20日」がやって来る。その日は毎年、代々木公園野外ステージ(昨日、マッドカプセルマーケッツがフリーライブを演ったところ)でイベントが行われるのだが。今年は15周年で、おまけに金曜日。盛り上がるんだろうなぁ。10周年の時に、“今年でこのイベントは一区切りつけたい”みたいなことを主催者の人が言ってたけど、翌年以降も「9月20日」になると、「夏休みを終わらせたくない人達」が集まってきます。それを毎年、遠巻きに見てるオレ。

冷めたフリして、一番夏休みを終わらせたくないのは、ボクなのかもね。



●9月5日(木)

おととい、ジェリーフィッシュのCD4枚組セット『Fan Club Box』について、“日本盤はTシャツとバッジ付き”なんて書きましたが、購入した読者の方から、“バッジしかついてなかった”とのメールをいただきました。どうやら、お店によって特典が違ってたようです。混乱を招くような記述をしてしまったことを、お詫びして訂正致します。ボクが自分の目で確認したのは、タワーレコード(新宿店、渋谷店、横浜)、HMV(新宿店、渋谷店)のみです。特典を希望される方は、購入前によく確認をしたほうがよろしいかと。

というワケで、ジェリーフィッシュ毎日聴いてます。全然飽きませんねコレ。デモテイクでこのクオリティかよ、とのつっこみが、世界中から聞こえてきそうです。今頃アンディー・スターマーとロジャー・マニングは、くしゃみしまくりだろう。

で、そのアンディー君ですが。昨日発売された奥田民生のニューシングル「ヘヘヘイ」を、民生と共作してますね。いっそのこと、二人でユニットでも組んじゃえばいいのになぁ、なんて前から思ってたんだけど。それか、民生のツアーにアンディが同行するとか。一度あの「立ちドラム」を生で見てみたいものですよ。

ところで民生君が、「日経エンタテインメント」の最新号に載ってたインタビューで、最近のお気に入りとして、ビーチ・ボーイズのドキュメンタリードラマ、「ビーチ・ボーイズ物語/僕らのサーフィンUSA」を挙げておりました。“ビーチ・ボーイズって、音は聴いていたけどよく知らなかったから、「なるほど」って面白かった”とのこと。ビートルズ風味の曲を書かせたら天下一品の彼が、今後ビーチ・ボーイズを消化した作品を発表することがあるのだろうか?両者のファンとしては、とても楽しみなところではあります。

この「ビーチ・ボーイズ物語/僕らのサーフィンUSA」は、BB及びその周辺の人達のソックリさんでキャスティングされた、BBストーリーみたいなものです。マイク・ラブやマリー・ウィルソン役の人なんて、ウリ二つで大笑いですよ。なんて、まるで全部見たような書き方してますが、7月に行われた「ビーチ・ボーイズ祭り」でチラッと見ただけです。11月にスターチャンネルBSで放送されるらしいので、要チェックですね。

てゆうか、これ読んでる人でスターチャンネルBS見れる人って、どれくらいいる?



●9月6日(金)

購読している某メルマガの広告に載っていた「後藤ゆうき写真集」の文字を見つけて、遂、“おぉ!”と声をあげてしまった自分に呆れつつそのページを見てみたら、アイツじゃなかったよ。同名異人。女の子の裸を見てガッカリするというのも、妙な話しだが。

そんなバカなことをしてるあいだに発表されていた、宇多田ヒカルの「大事なお知らせ」。驚きはしたけど、別にショックでもなければ、「おめでとう」って感じでもないです。だって、ひとごとだもん。

***

タワーレコード新宿店で、フェビアン(古賀森男)のインストアライブを見てきました。グレッチを抱えて登場した彼は、カラオケ+ギター+ドラムという構成で数曲披露。MCで、話しの前後とは全く関係ない、「昔所属していた有名なバンド」のネタをからめるところに、彼が現在置かれている状況を象徴しているような気がしました。甘いボーカルは健在でしたね。

その後、とりあえず「Hikki結婚記念」ということで、池尻の知り合いの店に飲みに行った。そこで聞かされたのは、昨年の8月4日に結婚した友達夫婦の離婚が、決定的になったということ。この一年で、子供も産まれて家も買って、順風満帆に見えた彼らの人生だが。お互いに「結婚したらガマンしなければならないことだらけ」、だということが判りきっていた二人が、あえて「結婚」という道を選び、やっぱり「耐えられない」という結果になったようです。まぁ、残念といえば残念だけどね。彼がまた地元に戻ってきて、以前のように朝まで飲んだりできるようになる、と思えばOKでしょう。

だって、ひとごとだもん。



●9月7日(土)

“天気悪そうだから、行くのや~めた”と、簡単に諦めてしまった、今日の藤本美貴イベント@日比谷野音。オレの愛情は、そんなもんだったのか?。はい、そうです。カワイイとは思うけど。あの歌い方と声が、どーもニガテというか・・・。もうちょっと様子見かな。

***

もうすっかり語り尽くされた感のある、吉幾三の「新日本ハウスのCMソング」ですが。今頃になって、大滝詠一さんが公式サイトで言及してます。これをネタにするには、もう旬は過ぎてるだろう、とも思ったけど、CMバージョンとは歌詞違いの市販盤、「Dream」との「歌い出しの違い」(市販盤はシンコペーションしてる)に触れてるのは、さすがだなぁ。「一番をくわない場合は二番は“くった”方がノリが出ます」というのも、なるほど!って感じ。

この「新日本ハウス」(「Dream」)もそうだけど、歌詞に商品名がでてくる部分を変えてCD発売するパターンて、多いじゃないですか。和田アキ子の「リーブ21」(「Everybody Shake」)とか、ブライアン・セッツァーの「ペプシ」(「Sexy,Sexy」)とかさ。で、ナゼかCMバージョンのほうが出来が良いんじゃないか?と思える場合が多い。これはどういった要因が考えられるのだろう?

かつてはCM製作にも多くかかわってきた大滝さんに、もうちょっとつっこんだ分析を期待したいところではあります。

***

アクセスカウント150,000突破。  



●9月8日(日)

知り合いがやってるイタリアンのお店で働いてた子が、マスターと大喧嘩して突然辞めてしまった。この就職難の御時世に、何の当ても無いのに仕事を辞めるのは、非常にリスクの伴う行動。こう言っちゃなんだが、彼女、20代後半だし。“ボクのところに永久就職するかい?”なんて寒いギャグを言う前に、いなくなってしまったよ。てゆうか、一回もデートしてないじゃんか。今月末のオアシスのコンサートに、誘おうかと思ってたのに(ウソ)。

そうかと思ったら、そこのマスター(男性)がストーカー(常連客の女性)に追われてて、深刻な状況になっていたりと、話題にこと欠かないお店だったりします。友達は離婚秒読みだし、最近ボクのまわりは問題を抱えてる人が多いですね。そんなこと言ってる自分は平和なのか、といえば、まぁ平和なんだけど。何も行動を起してないから問題も起きないんであって、それはそれで寂しかったりもするんだな。

そんな寂しさも、内田恭子アナの脱力した笑顔を見れば、少しは紛らわすことができるのだが、日曜日は「すぽると!」の放送が無いんだよなぁ。「サザエさん」のエンディングテーマを聴くと、“日曜日も終わりだなぁ”と寂しくなる、という意見はよく聞くけど、ボクは、「内田アナが見れない」という一点のみで、日曜の夜がユウウツだよ。

これが現在、ボクが抱えてる最大の問題、って言ったらヒンシュクなんだろうな。



●9月9日(月)

HMVのポイントカードが貯まったので、タンポポ『All of タンポポ』と初恋の嵐『初恋に捧ぐ』の、どちらと交換しようかなぁ、と悩んだ結果、“そういえばまだ買ってなかった”と思い出してしまった、J・マスシス+ザ・フォグの『Free So Free』と交換。これ、ジャケットのセンスがダイナソーJR時代に戻ってしまったが、音のほうは随分とポップというか、どれもシングルカットできそうな曲ばかり。この人って、本気出したら、メチャクチャ売れ線の曲とか量産できるんじゃないか?とも思えるくらい、手馴れた感じがする。ずっと同じようなこと続けてるようで微妙に作風が変化してるのが、計算なのか成り行きなのか。別にそんなこと、どうでもいいじゃん?と思わせるところが、J・マスシスという男だったりする。やる気があるんだか無いんだかわかんないこのスタンス、最高だね。

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avexの連結最終損益が19億円の赤字となる見通し」と、先日発表されましたが、そりゃそうだ。ボクも、買おうと思ってたhiroやday after tomorrowのシングルを店頭で手にとった時、「CCCD」の表記を見て買うのやめちゃったし。音源にプロテクトをかけたと同時に、購買欲にもプロテクトをかけてしまったワケです。「売り上げ不振」→「CCCDの導入」→「CCCDだから買うのやめる人続出」→「さらなる売り上げ不振」という悪循環に陥る前に、手を打って欲しいものだが・・・。

それにしてもavexって、浜崎あゆみがあれほど稼いでいても赤字ってことは、制作費の元もとれない「赤字アーティスト」を、相当抱え込んでるってことなのかな?先月の「屁のカッパ発言」で、一部の良識ある音楽ファンの心を踏みにじった吉田美奈子のニューシングルが、いよいよ明後日「avex io」より発売されますが、せいぜい赤字を増やさない程度に、がんばってもらいたいところです。

ところでこの「avex io」の「大人のための良質な音楽を作り続ける」というレーベルコンセプトだが。それまでの浜崎あゆみELTは、良質じゃなかったのかい?、なんて揚げ足取る気はないけどさ。なんか、胡散臭さプンプンだよ。そんなレーベルから、はっぴいえんどの『はっぴいえんど』、『風街ろまん』も、明後日再発になります。屈辱的なコピーガードを施されて。明日の午後には店頭に並ぶことでしょう。通常のCDとの聴き比べ結果が、近いうちにネット上で多数発表されると思うけど、音質がどうこう以前に、「CCCD」と表記された、はっぴいえんど名義の「CDに似てるナゾの銀盤」を見るのが辛いというかさ。

なんで、こんなイヤな思いしなきゃならないんだろう。教えて「屁のカッパ」。



●9月10日(火)

先週末にグランドオープンした、「丸ビル」というヤツを見物してきました。タマちゃんがでた、といえば多摩川鶴見川へ。で、今度は丸の内。もう目もあてられないバカだね、オレは。でもこんなことでもなけりゃ、丸の内になんて用はないし、ヘタすりゃもう一生来ないかもしれない。こんなオフィス街で働いてるOLとは、間違っても縁がないしなぁ、なんて思いながら高層ビル街を眺めてたボクは、一応、東京生まれです。

まだオープン直後ということもあってか、平日の昼間なのに、ものすごい人でした。ツアー客の団体みたいのもいたくらいです。飲食店やブランド物を扱ってるお店もたくさん入ってるから、一度くらいはデートに行くのもいいかもね、って感じ。で、ここの4Fに「山野楽器」があったから、早速チェック。昨日話題にした、はっぴいえんどを含むURCの再発シリーズだけど、パッケージのどこを見ても「CCCD」の表記は見あたりませんでした。買った人の話しによると、CD-EXTRA仕様だったとか。HMVの紹介ページには、おもいっきり「※こちらはコピーコントロールCDとなります。ご注意ください。」なんて書いてあるのに(現在は消されている。当時の画像)。これはどういうことだ?ただのHMVのミス?、それとも、CCCDで発売する予定だったのが、直前に変更になったのか?真相はわからないけど、とりあえずメデタシメデタシだね。やるじゃん、avex io。ちなみに吉田美奈子のシングル「TEMPTATION」は予定どおり、おもいっきりCCCDでした。だめじゃん、吉田美奈子

ひととおりチェックし終わった頃、店の外が異様に騒がしいので見てみると、木梨憲武はしのえみが、「木梨サイクル」のロケを行ってる真っ最中でした。二人お揃いのピンクのお嬢様ドレス着てましたね。ここ3ヶ月で、「木梨サイクル」のロケに3度も遭遇してるんだけど、これってすごい確率だよなぁ。別に、会いたいと願ってるワケじゃないんだが。てゆうか、ノリタケ単独だったら、ウチの前の焼肉屋によくいるし。

この「遭遇運」のベクトルが、松浦亜弥の方向へ向かうようにお祈り。祈りが足らないから、はしのえみだったのか?(ちょっと似てたけど)。

後日談:これは「木梨サイクル」ではなく、「王様のブランチ」のロケでした。     



●9月11日(水)

avex ioによるURCの再発盤シリーズがCCCDを回避したことで、avexの姿勢が見直されてる傾向にあるみたいですね。いっそのこと3大紙の朝刊一面広告で、「avexCCCDを全面的に廃止します」とかやったら、イメージアップ効果抜群なんだけどね。こんなチャンス、なかなかないよ。ボクはavexの英断に期待したい。男になるのは今しかないぜ、松浦さん!なんて、見てもいない人にメッセージを送るのは虚しいもんですね。

2002年9月11日(発売日)時点でのHMVサイトにおける、『風街ろまん』紹介ページの画像。
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ところでそのURC再発シリーズですが。廃盤扱いになった東芝EMI盤の在庫を多数抱えてる某店が、同一タイトルで東芝盤が残ってる場合、avex盤を店頭に並べない、なんてことやってました。なので、はっぴいえんどの『はっぴいえんど』は東芝盤がズラ~と並んでて、『風街ろまん』はavex盤が並んでる、なんて奇妙な現象がおこってます。これって、アリなのかなぁ?そのへんの流通上の取り決めとかよく知らないから、一概に「良くないこと」とは言い切れないけど、某店の姿勢にはちょっとガッカリしたかも。一応、avex盤が「最新リマスター」なワケだからね。

***

HMV新宿店を覗いたら、ホール&オーツのジョン・オーツがインストアライブを行う直前だったので、そのまま見物。初のソロアルバムを発表して、プロモーション来日中だったようです。こんな大物が、ギター一本抱えて店頭ライブとはね。弾き語りで2曲歌ったんだけど、めちゃウマでしたよ。当たり前だが。どっちかっつーと、ダリル・ホールの存在に隠れがちなジョンさんだが、ソングライティングもボーカルも、結構好きなタイプかも。20年近く彼らの曲を聴き続けてきたけど、今更ながらの発見でした。予断だが、ヒゲ剃ってましたよ、ジョンさん。

***

ロフトプラスワンに移動して『「2002.9.11」~1年後のアメリカ、アラブ、そして日本~』というイベントを見てきました。実は昼間も明治公園に、「Be-in」というイベントを見に行ったんだけど、さっぱり言ってることがわからなくて、すぐに帰ってきてしまいました。で、夜のロフトプラスワンもさっぱりわからなくて。ボクがいかに、世界情勢とか政治とか右とか左とか、そのへんの知識が欠落してるということがよくわかりました。

***

ロフトグループが発行しているフリーペーパー「Rooftop」の最新号(step by stepが表紙)に、「ブライアン・ウィルソン小林旭伝説」なんて、ナイアガラーが喜びそうなタイトルのコラムが載ってましたが、まぁ、わざわざ読むほどのもんじゃありませんでした。

とか書くと、読みたくなる人いるんだろうなぁ。



●9月12日(木)

またタマちゃんが現れたらしい。とりあえずチェックしに行かないと、読者の皆さんに申し訳ないだろう、と、無理矢理な理由付けをしてる時点で、もう大バカ野郎だなオレは。そういえば、市井紗耶香も見に行ったらしいね、タマちゃん。彼女には全く興味無かったけど、ちょっとだけ親近感湧いたかも。バカ者同士ということで。タマちゃん騒動に振り回されるオレ達。

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URC復刻シリーズがCCCDを回避した件で、ムネカタさんが恐れ多くも「ミュージックマシーン」と並べて文中リンク(9/10付)してくれたので、その話題も少ししましょうか。アザラシの話しだけじゃまずいだろうから。

「OOPS!」によると、CD-EXTRAで発売することになった理由が、“CCCDで発売することよりも、URC復刻特設サイトへのリンクを埋め込んだCD-EXTRAにするほうが優先度が高いという判断をしたために、やむなくCD-EXTRAでのリリースとした。”と、avex ioはコメントしたらしいです。だったら、現在CCCDで発売してるタイトル全てCD-EXTRAにして、各々アーチストの公式サイトへのリンクを埋め込めばいいじゃん。それは優先度が高くないのかい?、なんてつっこみもできるけど。なんか素直じゃねぇよなぁ、avex。せっかく好感度が少しアップしかけてたのに。この件に関しては、しばらく成り行きを見守る、ってかんじですかね。ちなみに吉田美奈子は、引き続きCCCDでのリリースを続けるらしい。

この「avex ioCCCDを回避」の話題にすっかり隠れてしまったが、同日、タッキー&翼もデビューを飾っていたりします(こちらはCCCD)。しかしなんでこの二人のデビューに、「ありがたみ」を感じないのだろうか?KinKi KidsとかARASHIがデビューする時は、異様に盛り上がったんだけどなぁ(オレがね)。もうジャニーさんの「物差し」が狂っちゃったのかな?KAT-TUNとか見てると、人選の基準が「ジャニーズの定説」からズレてる気がするし。ひょっとしてもうジャニーさんは、そのへんのことにタッチしてないのだろうか?以前流れた「重病説」はどうなったのだろう?でも、「タッキー&翼」というユニット名は、ジャニーさんが決めたらしいから(滝沢談)、とりあえず健在なんだろうけど。この件に関しても、しばらく成り行きを見守る、ってかんじですかね。

「タマちゃんに始まりジャニーズに終わる」展開でしたが。CCCDに関する情報をお探しの方、大目に見てやってくださいね。いつもこんな感じでやってますんで。



●9月13日(金)

昨日あんなこと書いちゃったから、やっぱ行かなきゃマズイかなぁ、と思って、横浜へGO。タマちゃんチェックです。

“いったい何やってんだろうオレ”、とか思いながら現場に着いたら、同じように“何やってんだろう”な人達が大勢いて、ちょっと安心しました。ところが、子供達をからかいながら、ヤツが現れるのをず~っと待ってたんだけど、結局今日はダメでしたね。マスコミも各社来てたから、ひょっとしたら夕方のニュースあたりで、ボクのバカ面が放映されてたかもしれませんが、まぁいいや。それよりも、正面を行きかう電車に乗ってる乗客が、一斉にこちらへ向かって冷ややかな視線を投げかけるのがツラかったかな。



ところで、遂にヤツのことを歌った曲がリリースされるそうです。タイトルもズバリ「タマちゃん」。“タマちゃんの心情を表現した詩でメルヘンチックな曲に仕上がっている。”だって。せめて、ヤツの鳴き声をサンプリングして使うとか、ひとひねり欲しいところだが。その昔、あの「きんさんぎんさん」がCDデビューした際に、この手法が使われましたね(この場合“鳴き声”とは言わないが)。子供達の合唱の合間に、「きんさんぎんさん」のサンプリングされた「合いの手」が入るという、すごいヤツ。“こんなも
ん、誰が買うんだよ”と思ったけど、ボクが買ってました。

で、てっきり「きんさんぎんさん」って、その一曲しかリリースしてないもんだとばっかり思ってたんだけど、調べてみたら、もう2曲ありましたね(コラボレーション物だが)。しかも、「演歌歌手」にカテゴライズされてたよ。まぁ、「J-POP」じゃないことは確かだろうけど。いろいろと調べてると、意外な発見事があっておもしろいね。そして、「タマちゃん」は「J-POP」のコーナーに置かれるのだろうか?要チェックです。ちなみに発売日の9月26日は、MISIA桑田佳祐浜崎あゆみ河村隆一、globe、と発売日がぶつかってるぞ。強豪だらけじゃないか。しかしYOSHIKIも、globeに加入早々、タマちゃんと争うとは思ってもいなかっただろうな。

奥が深いよ「J-POP」(どうだか)。



●9月14日(土)

上原あずみが歌ってるところをテレビで見て(聴いて)妙なインパクトがあったので、“今日はこの子について書こう”と思ったものの、感じたことを素直に羅列していくと、なんだかバカにしてるような文章になってしまいそうで不安ですが。基本的に好きですよ、このテの感じ。パッと見、「浜崎フォロワー」だというのは誰でもわかると思うけど、間奏とエンディングで左手を腰にあてるサマが、その傾倒ぶりを伺わせます。痛々しいボーカル+女の子だけで構成されたバックバンド、という図式はいいですね。誰も笑ってないのに、キーボードの子だけニコニコしてるのが、「妙な絵面感」を更に盛り立ててくれます。

正直言っちゃうと、テレビの前で爆笑してたんだけど、この「爆笑してしまう」というのは、ボクにとって非常に大事なポイントなんですよ。いろんな意味で。そういった部分じゃ、松浦亜弥のニューシングル「The 美学」は全然笑えなかったですね。「郷ひろみみたい」というのは聞いてたけど、ここまでアカラサマだとはなぁ。2ndアルバムにこの曲を収録する場合、「曲の並び」に神経使いそう、というか、どこに置いても浮きそうな気がする。とかいいながら、何度も聴いてるうちに慣れちゃうんだろうね。ただひとつ願いがあるとすれば、この路線は今回だけにして欲しいかも、ということかな。

上原あずみには、今の路線を極めてもらいたい。もっと、「交信してる感」を強調して欲しいというかさ。やっぱ、バカにしてるみたいになっちゃったけど、違うんだって。説明しずらいんだよね、この感じ。まぁいいや。

ところで、松浦のバックで踊ってる人達って、何モンだ?



●9月15日(日)

タマちゃんがらみのCD発売に続いて、今度はあのアニータさんがCDデビューだと。しかも、契約したのがEMIときたもんだ。日本語バージョンもレコーディングされるらしいので、きっと日本盤も発売されるのだろう。てことは、東芝EMIからのリリース?東芝は10月以降の全作品がCCCDになるらしいので(「小心者の杖日記」(9/13付け)より)、アニータさんもCCCDか。意味あんのか?

ところで、昨晩「本能のハイキック!」を見てたら山本晋也監督が出演してて、“監督、タマちゃんに似てんなぁ”(逆か?)なんて思ったが、アニータさんはスティーブン・タイラーみたいだね。なんて言ったら、ファンに怒られそうだからこのへんで。

***

新宿タワーレコードで、スパンク・ハッピーのインストアライブを見てきました。赤シャツが素敵な菊地成孔さんと、濃い目のメイクが麗しい岩澤瞳さん。何曲歌ったか数えてなかったけど、アンコールを含む約50分、インストアライブとしてはボリューム満点の贅沢な内容でした。相変わらず「カラ返事」が冴えてる岩澤さんのMCも健在。スパンクスは東大の学園祭に出演する予定があるそうで、もしかしたら「ミスター東大、ミス東大コンテスト」の審査員を務めるかも?、なんて話しもありました。これ、めちゃくちゃ見てみたいね。想像しただけで笑っちゃう。

帰りにCDジャケにサインしてもらって、御満悦のオレ。それにしても、瞳ちゃんのチャイナドレス姿が頭から離れず・・・、いけねぇ、アニータさんでクールダウンだ。



●9月16日(月)

ボクがいつもチェックしているいくつかの個人サイト。その管理人さんのうち、半分以上は集まっていたんじゃないか?と思える、昨日のスパンク・ハッピー@新宿タワレコ。やはり異常なほどの、「サイト持ち指数」の高さを誇る客層だったようですね。あまりに多すぎて文中リンクは避けますが、昨晩から今日にかけてアップされたライブレビューの数々。楽しませてもらいました。当の菊地さんも、休めばいいのに日記を更新してて(9/15分だけど記述は9/14になってる)、ちょっとした裏話しも読めたりします。あと日記によれば、菊地さんとこも昨日お祭りだったようですね。ボクの地元もだよ。ってゆうか、同じ区民で同じ沿線だし。   

スパンクスは今月末に初の大阪イベントも控えてるようですが、今のボクは、誘われたらホイホイついて行っちゃいそうな勢いです。

大阪といえば、今日からトッド・ラングレンの日本公演が、大阪からスタートですね。ボクは残念ながら、スケジュールの都合で東京公演しか行けませんが。どんな感じだったのだろう?なんて思ってたら、今度はプリンスの来日が決定らしいですよ(情報元:「OOPS!」)。ただこの情報、イマイチ信憑性が低いような・・・。会場が厚生年金会館というのは、キャパ的に無理があるというか。ホントだったらすごいけど。てゆうか、チケット争奪戦を考えただけで頭痛がしてくるよ。

「確実にチケットが手に入って、できれば小さい会場で見たい」というのは、誰しもが考える自分勝手な願望。それが今のところ叶ってるスパンクスファンは、とても幸せだと思う。「メジャー」(by岩澤瞳)にいってもね。



●9月17日(火)

「アワビが大漁で困っています」というタイトルのメールが毎日来るんだけど、あなたのところはどうですか?中身はお察しのとおりエロビデオの宣伝で、
ロリータビデオ(DVD)専門
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マニアのムトウ店長だからできる作品の数々!
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作品例
少女伝説 名古屋団地9 少女の道草
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(@.@)/~ロリロリ武藤
だってさ。インディーズロリータビデオの世界も、今やDVDが当たり前なんですね。「マニアのムトウ店長」という人が、エロビデオ界でどれほどの存在なのかは知らないけど、あまり有難くない呼ばれ方だなぁ。ところで気になるのは、「名古屋団地9」という作品。「団地」はなんとなくわかるとしても、ナゼ「名古屋」なのか?「名古屋」というだけで、そそられるマニア層が存在するのか?「9」というくらいだから、シリーズ9作目なのだろう。その「名古屋団地マニア」にとって、これは、“エロビデオ界の「北の国から」”なのか?興味の尽きないところです。注文してみようかな?。でも恥ずかしいのでやめとこう。

この「名古屋団地9」をはじめとするエロビデオ宣伝メール(SPAM)に関する情報は、こちらのサイトが詳しいです。

***

最近聴いた曲で一番恥ずかしかったのは、Bon-Bon Blancoの「だって、女の子なんだもん」に尽きますね。見た目の絵面も目を覆いたくなるもんがあるけど、なんといってもその歌詞が、死語だらけで。「眼中ない」、「ランバダリズムで~」、「goodby my love」とか。まだいろいろあったけど忘れた。おまけに彼女達のデビュー曲「愛 WANT YOU!!」は、バンダイの「Canバッチgood(カンバッチグー)」という商品のCMに使われてたらしいのだが、「バッチグー」だよ。この御時世に。バンダイと組んで「死語POP」を追求しよう、とでもいうのだろうか?本気で売る気があるのか、疑いたくなってくるよ。以前、渋谷のセンター街で、「新しくオープンしました~」といってティッシュを配ってた、「女子高生パブ“チョベリバ”」(その時点で十分に死語だった)を思い出してしまった。どういったマーケッティングリサーチをすれば、こうなるのだろう?

日本コロムビアのスタッフは、「マニアのムトウ店長」に知恵を借りたほうがいいかもよ?



●9月18日(水)

秋葉原石丸電気では、いつも週末になると、アイドル系やらグラビア系タレントのイベントが行われてて、ボクも都合上(なんの?)よくチェックしてるワケです。昨日話題にしたBon-Bon Blancoも、今週やるようですが。で、ここのところいつもイベントのスケジュールをチェックしてて、わかっちゃいるけど「ドキッ」っとしてしまうのが、「エルヴィス・プレスリー」の文字。他が全部女の子なのに、突然「エルヴィス」だもんなぁ。9/25に発売になる『ELVIS 30#1Hits』のプロモーションを兼ねたイベントのようですが。つい、エルヴィスが握手会をやってる映像を想像しては、笑ってしまいます。

今夜の新宿ロフトプラスワンは、そのエルヴィスの大特集、「没後25周年 今夜は快調!エルヴィス・プレスリー・ナイト!!」です。いつもと比べて年齢が高めのお客さんも交えつつ、マニア、ビギナー、半々の客層、って感じでしたね。ボクのエルヴィス度はどうか?というと、CDボックスセットを3箱と、編集盤2~3枚聴いた程度、といったところです。そんなレベルでも、話しの9割以上は理解できたし、十分過ぎるほど楽しめました。エルヴィスとブライアン・ウィルソンが面会してた(1970年頃)なんて話しは初めて聞いたけど、その話題の時にゲストの鈴木慶一さんが、「ブライアンの顔マネ」をしてたのが妙に可笑しかったです。

今夜もチラッと話題に挙がりましたが、「コピーコントロールCD(CCCD)反対集会」が、10月20日ロフトプラスワンで行われる予定らしいです(CRTのイベントではない)。CCCDの現状をろくに把握していないくせに、反対派の言うことを「戯言」と吐き捨てた「CCCD推進派」の某シンガーなどは、積極的に参加してリスナーの声に耳を傾けるべきだと思う。誰とは言わないけどさ。



●9月19日(木)

昨年の9月から今年の2月にかけて、ボクの井川遥さんに対する感情は、ハッキリ言ってキチガイ沙汰でした。ヤフオクに○十万も投入したり、某ファッションビルに貼ってある地域限定ポスターを見るために、日帰りで神戸まで行ったり。そんな狂った思いも、「ある日」を境に沈静化していきました。今思えば昨年の9月というのは、ブライアン・ウィルソンの来日が延期になり、落胆してた頃。そして今年の2月は、その来日公演が実現した時期。傷心したボクの前に現れた彼女に、気持ちを委ねてたのかもしれない。決してキライになったワケじゃないけど、2月以降、ほとんど彼女の活動を追わなくなってしまいました。ところがここ一週間くらい、なんとなく“やっぱ、彼女イイよなぁ”なんて気持ちが蘇ってきてしまいました。そんな矢先、渋谷のBOOK1で、彼女の握手会があるとの情報が飛び込んできた。気がついたら、整理券を手に入れていたボク。あの狂い始めた日からほぼ一年後の9月23日、ついに彼女と対面することになりました。長かったよ。でも今後は、ちょっと引いて冷静に見守る、っていうスタンスでいると思う。少し大人になりました。

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遥さんの次は、「魔法使い」の整理券を手に入れるため、青山のブルーノート東京へ移動。というワケで、トッド・ラングレン東京公演初日(1st show)を観てきました。19時開演なんだけど、15時に整理券配布、17時30分開場。しかも、開場時間にちゃんとホール前に集合していないとダメ、という、やっかいなシステム。これ、普通の社会人とかじゃ無理じゃん。主にJAZZを聴かせてる、客の年齢層が高めの店なのにね。もうちょっと、なんとかして欲しいところです。とかいいながら、ボクは整理No.5番をGET。勿論、最前列のテーブル。というワケで、簡単にライブレポートのようなものを書いてみます。

ステージ上は、トッドとジェシー・グレスが使用すると思われるアコースティック・ギターが、左右に一本づつ、奥にグランドピアノ、というセッティング。定刻を3分ほど遅れてから、トッドが客席後方から登場。

ギターを手にとり、「Love Of The Common Man」でスタート。このスタイルで何曲か演奏した後、ピアノ前に移動して「It Wouldn't Have Made Any Different」を筆頭にピアノの弾き語りを数曲。その後、「東急ハンズで買った」という、バーバパパのイラストが描かれたピンクのウクレレで、「Bang The Drum All Day」。『With A Twist 』のバックトラックのようなものを鳴らしながら、ゲストギタリストのジェシー・グレスが加わって、ボサノバ風アレンジによる「I Saw The Light」他。ジェシーのギターのみで「Lucky Guy」。本編最後は、トッド一人で「One World」。勢い余って弦を切る。

アンコールはピアノによる弾き語りで「Hello It's Me」。鳴り止まぬ拍手の中、“One More!”といいながらギターを手にとろうと思ったら、本編最後に弦を切ったため、スタッフが片付けてしまったあとでした。そしたらまたピアノに戻って、「Can We Still Be Friends?」を歌いだす。もしもギターがあったら、何を歌っていたのか気になるところですね。

アンコールが終わった後、ボクの差し出した手を鷲掴みにして(握手じゃなかった)、トッドはステージを降りていきました。

いやぁ、夢心地とはこのことですね。目の前50㎝で、トッドがギター一本で歌ってるんだよ!汗が飛んでくる距離で。これは、強烈な体験をしてしまいましたね。相変わらずヘンだったしなぁ、トッド。なんかもう、どうにでもしてくれ、って感じ。ヤバイです。ぐっしょり(どこが?)。こんな時、なんて書いたらいいんだろう?あまりに「特別な体験」をしてしまうと、何も言葉が出てこないもんです。元々、文章の才能無いんだけどさ。

まいったね。

ブルーノート東京の前に飾ってあった、トッド・ラングレンのサイン入りパネル。

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本日のビックリニュース:
P・マッカートニーとB・ウィルソンがデュエットへ。



●9月20日(金)

ブルーノート東京で、トッド・ラングレン東京公演二日目(1st show)を観てきました。

本日の整理券は、ちょっとがんばって2番をGET。当然のように、最前列かぶりつきシートです。1番を手にした方とは同じテーブルだったんだけど、その女性はトッドの某ファンサイトを運営している年季の入った方で、開演までの間、それはそれは貴重なお話しを聞かせて頂きました。“ボクもサイトやってるんですよ”、なんてことは、恥ずかしくて言えませんでしたが。

今回のトッド・ラングレン日本公演は、毎回セットリストが違うようで、ボクが昨日見た1st showと今日の1st showも、まるで別ものでしたね。今夜のエンディングは、「A Dream Goes On Forever」をノーマイクで歌いながら客席後方まで歩いていって、そのまま幕、というパターンでした。昨日の2nd show本編ラストも、このパターンだったらしい。PAを通さないで聴く「生声」のトッド・ラングレン。もう、金縛り状態でしたよ。

こんなイイ思いばっかりしてて、いいのだろうか。



●9月21日(土)

ブルーノート東京で、トッド・ラングレン東京公演最終日(2nd show)を観てきました。

本日は土曜日なので仕事が休みの人も殺到するだろう、という予測の元に、昨日よりもさらに一時間早くから並びました。努力の甲斐あって、また整理券No.2番をGET。三日連続で最前列です。ブルーノート東京というところは、整理券を貰う時に名前を言うのだけど、さすがに三日目なので、こちらから名乗る前に、“○○様ですね”と言われてしまいました。“こいつ、毎日ヒマだよな”とか思われてんだろうなぁ。まぁ、ハズレじゃないけどさ。

いつものように席に着いて、まだ誰もいないステージをボーッと見てたら、何か「キラッ」と光る、針のような物が落ちてました。よ~く見たら、ギターの弦のボールエンドじゃないですか。これはきっと、1stステージでトッドがギターの弦を切った時に落ちた物だろう、と思い、スタッフにお願いしてGET。昨日知り合った、全公演見てる人に確認したところ、確かに1stステージでトッドは弦を切ったらしい。ちなみに、サポートギタリストのジェシーが使用しているのはナイロン弦なので、ボールエンドはありません。ということで、これはトッドの物に決定。一生大事にします。

終演後拾ったピック

今回の来日公演を見るのは三回目なのに、初めて聴く曲がでるわでるわ。次にどの曲が、どういうアレンジで演奏されるのか、全く予測ができない。アコースティック・ギター・ヴァージョンの「Born To Synthesize」が飛び出した時は、さすがに驚いた。

で、この「Born To Synthesize」が終わった直後に、客席から大量の女性用下着が投げ込まれたんだけど、その中に一枚、男性用トランクスの前の部分が象の鼻になってるヤツがあって、それを見つけたトッドは、すかさす穿いてしまいました。そんな格好で「A Dream Goes On Forever」を歌いあげるんですよ。あの名曲を、「ゾウのパンツ」を穿いたまま。あぁ、トッドよ、あなたって人は・・・。

帰りに渋谷で、昨日知り合った、トッドのファンサイトの管理人さんとバッタリ会う。話しを聞いてみたら、住んでる駅が同じでした。しかも、家も道路を挟んでほぼ正面みたい。こんなに近くにトッド・ラングレン・マニアが住んでたなんて。世の中狭いよなぁ。



●9月22日(日)

ブルーノート東京トッド・ラングレン3daysでは、言葉にならないくらい至福の時間を過ごしました。早い時間から並んでた熱心なファン達は、皆同じ思いだと思う。ところが、「早い時間から並んでた人」=「熱心なファン」という式は、必ずしも当てはまらなかったようで、「青山にあるJAZZクラブ」というシチュエーションの為か、「接待」や「下心」に利用されたりもしたみたいです。その人達は、「おしゃれなJAZZ」を生演奏で聴きながら食事をする、ということが目的だったと思う。「演奏者なんて誰でもよかった」人達にとって、トッド・ラングレンの変人ぶりは、どう映ったのだろう?接待として成立したのか?ライブの後、女の子を口説き落とせたのか?“整理券14番取りましたんで!”と、得意気に取引先らしき人に報告してた人や、帰りに物販コーナーで、連れの女性3人にCDを買ってあげてた人・・・。

その「得意先の偉い人」と思われるオジサンも、JAZZのライブだと完全に勘違いしていたようで、トッドの「ト」の字も知らないのは、話してる内容から明らかでした。女性にCDを買ってあげてた人は、いきなり“全部ください。あと、一番新しいヤツを3枚づつ”だって。この人も、まったくトッドのことなんて知らないのは明らかですね。問題なのは、物販コーナーで売ってたのが、『One Long Year』、『Demos And Lost Albums』、『A Cappella Tour』、『Another Side Of Roxy』、の4種類のみだった、ってこと。これを並べたこと自体、どう考えたってヘンじゃん?『One Long Year』はまだいいとして、初心者がいきなりレアトラック集聴いてどうすんの?“一番新しいヤツ”と言われて、『Another Side Of Roxy』を売るほうも、問題多アリだよ。確かにその4枚の中じゃ、一番最近発売されたものには違いないけど。もしもあの「スケベおやじ」が、トッドのライブを生で聴いて「本気で」気に入り、家に帰ってからCDを聴いてみたら「アラッ?」と思った、ということになってたらどうしよう?なんて、余計な心配してます。

どんなライブにも、「別に好きでもない人」が何人かは来てるもんだし、「ものすごく好き」だけど、なんらかの事情があって来れない人もいる。今回のトッドのライブは、そのことを特に強く感じましたね。できれば全てのファンに観てもらいたかったが・・・。もう大掛かりなツアーはやらないかもしれないけど、小じんまりとしたライブならまた観れる機会はあると思うので、その時が来るまで、「スケベおやじ」に負けないくらいCDを聴き込んで待ちましょうよ。

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「生中継!後藤真希モーニング娘。卒業ファイナルステージ」は、良くできた番組だっただけに、最後の後藤のコメントが切れてしまったのが非常に残念。

明日は横浜アリーナ(夜の部)行ってきます。



●9月23日(月)

なぜかいつもより念入りに歯を磨いて臨んだ、井川遥さんの握手会@渋谷BOOK1。日頃、ライブやイベント、サイン会とかにやたらと顔を出すボクは、テレビや雑誌で見てる人を目の当たりにしても、それほど驚いたりはしない程に、「ミーハー神経」がマヒしてます。しかし彼女を前にした時、久しぶりに「わぁ、本物だ!」と叫んでしまいましたよ(心の中でね)。思い焦がれて一年、ついに対面した遥さん。それはそれは物凄いオーラを放ってましたよ。めちゃくちゃ肌が綺麗で、マシュマロみたいだった。彼女を「癒し系」とカテゴライズすることに、密かに反発していたボク。“別に井川遥じゃ癒されねえよ”という意見を聞く度に、“だから「癒し系」じゃねぇんだよ”、“それはマスコミが勝手に言ってるだけだろ”、“「癒し系」と銘打って売り出したことなんて、一度もねぇだろ”、と、「彼女を「癒し系」にしたがる人達」に対して(心の中で)反論してたりもした。でも、初めて彼女とお会いして、やっとわかったよ。「生身の井川遥」が発してる「ほんわかしたオーラ」は、ただものじゃなかった。

このての握手会は、流れ作業的な進行になりがちなんだけど、そういうことがまったくなくて、一人づつ二言三言くらいお話しできる余裕があったのも、よかったですね。ちょっと話しが長い人もいたけど、特にスタッフがとがめたりもしないし、彼女のまわりをガードする人が囲んでいる、なんてこともなかった。彼女のキャラクターどおり、実に平和なムード漂う、いいイベントでしたね。

その後、菊名で友達と合流して、モーニング娘。コンサート(夜の部)@横浜アリーナへ。今夜で後藤真希が卒業。しかしそれと同じくらい、タンポポプッチモニ。、ミニモニ。、が現メンバーで歌うのが最後、というのも重要なこと。タンポポの登場時、加護や矢口が涙ぐんでるのを見て、号泣してるヲタ多数。プッチモニ。、ミニモニ。は、呆気なさすぎるほど、普通に歌って普通に引っ込んでいった。ボク的には、最後に安倍が後藤にメッセージを送ったシーンが、一番キタかな。「モーニング娘。として」この二人のツーショットは、もう見れない。「鉄壁のツートップ」が崩れた。それが一番残念だね。

立ち見の一番後ろで、ステージはほとんど見えなかった。前の人の頭と頭の間から、途切れ途切れにスクリーンが見える程度。そんな最悪な状況だったけど、あの時あの瞬間、あの場所にいられたことが重要だと思う。

「歴史」を目撃したよ。



●9月24日(火)

昨晩モーニング娘。のコンサートが終わって会場を出たところ、横浜アリーナの脇で菊池亜衣って子がCDの即売をしていたんだが。申し訳ないけど彼女のことは全く知らなくて。しかし、本人が目の前でジャケットにサインしながら直接売ってるのを見ると、購買欲が湧くワケですよ。握手もしてくれてるし。ところが、この「握手」のためにボクは購入を断念してしまいました。6時間前に井川遥さんと握手したばかりで、その感触がリセットされてしまうのがイヤだった、という、なんとも失礼な理由の為に。帰りに、一緒にいた連れが、“買っとけばよかった・・・”、と、異常に後悔してたのを聞いて、ボクもちょっと後悔。せめてもの罪滅ぼしと言ってはなんですが、来月行われるインストアライブには必ず駆けつけるので、許しておくれよ亜衣ちゃん。

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ユートピアOblivion tour』購入。菊池亜衣のCDは買わなかったくせに、こちらは迷わず即買い。これ、「Todd Archive Series」のVol.9として、『Another Side Of Roxy』と一緒に昨年発売されてたらしいのだが、全然気付きませんでした。今回のトッド・ラングレン来日を機に、いろいろと関連サイトを見てるうちに知った、と。もう、インターネット以外でこのテの情報を得るのは、相当に難しい時代になりましたね。トッド来日情報だって、ネット以外で目にしてないし。

というワケで情報収集にネットは不可欠ですが、先日、某トッドマニアの方から「とても有意義な情報」を教えてもらいまして、「クチコミ」の大切さも再認識。ネットに載せられない情報というのは、人と直接コミュニケーションをとってないと得られない。「オフラインの繋がり」っていいよなぁ、なんて改めて思った。

だから、ボクとオフラインで繋がってみない?>菊池亜衣さんへ。



●9月25日(水)

新生タンポポ「BE HAPPY 恋のやじろべえ」のPVを観た。「新生タンポポ」というより、「新生メロン記念日」って感じ。それくらい、柴田あゆみが際立って見えたというか。いまだに辻と加護の区別がつかない友達が言った一言、“モーニング娘。じゃない子が一人いるけど、あの子が一番カワイイじゃん”は、ハロプロヲタ以外の一般意見として、実に真っ当だと思った。

メロン記念日は、日を追う毎に「柴田推し」が強まってきてるのだが、他の三人の柴田に対するスタンスというのが、実にイイんだよね。ちゃんと「自分の立場」がわかってて、それを気持ち良くこなしてるように見える。本当はジェラシーを感じてるのかもしれない。けどそれを表に出さない潔さが、ボク的にはタマラナイのですよ(若干、大谷は表情に出てる気がするが)。どう考えても「メイン」には成れそうもない斉藤瞳(失礼)にボクが入れ込んでしまうのも、そんな「儚さ加減」が好きだから。Folder5AKINAに対する、他のメンバーの「ジェラシーバリバリです」具合とは、正反対ですな。まぁ、アレはアレで面白いんだけど。

そんな「微妙なバランス感」で成り立ってるメロン記念日って、ホントいいグループだよなぁ、と、新生タンポポを見て改めて思ったのでした。



●9月26日(木)

スターセイラーとのレコーディングで、現場復帰したらしいフィル・スペクター。ガセかと思ってたらホントだったみたいですね。スターセイラーのコメントはこちらで読めます(情報元:「伯爵タイムズ」)。

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現在来日公演中のトッド・ラングレン。昨日で福岡公演が終わって、今日は移動日。そして明日からの横浜2daysで、いよいよ終了となります。ボクは当初、東京公演のみ参加の予定でしたが、急遽、横浜公演も観に行くことに決定。しかし、最終日のチケットはソールドアウトになってしまっていたので、残念ながら観れるのは明日のみ。のハズだったんだけど、どういうワケか今日になって、最終日も観れることになりました。しかも両日とも、1st show&2nd showの両方なので、計4回。いったいそんな金、どこから出てくるんだよ、と言われそうだけど。ボクが立て替えてたキャバクラ代が、4万円も返ってきたのでありました。ちょっと得した気分。

キャバクラといえば、ボクがお気に入りのキャバ嬢、Mちゃんの新しい勤め先である、某所のC店の場所を確認してきました。メチャクチャわかりづらいところで、住所だけを頼りに探した、ということもあるんだけど、2時間近くもかかってしまいましたよ。小学生の時に、好きな女の子の家をこっそり探した、遠いあの日のことを思い出してしまった。いくつになっても、やってることは同じだよ。違うのは、目的地の周りが風俗店ばかりだった、ってこと。“この環境で働いているのかぁ”、ということを考えると、ちょっとツラくなってくるのは、ナゼだろう?開店時間まであと3時間もあったから、彼女には会わずに帰ってきたけど、近いうちに必ず。

その店のそばにHMVがあったので、ちょっと覗いてみた。発売になったばかりの、ローリング・ストーンズエルヴィス・プレスリーのベスト盤を試聴。なんかスゲェ音いいね、これ。よっぽど買おうと思ったけど、今はトッド・ラングレンに集中したいので、パス。たぶん来週中には買うと思うけど。それにしても、エルヴィスの「The Wonder Of You」は泣けた。試聴機で涙ぐむのはマヌケだから気をつけよう、とは思ってるんだが。

涙は明日と明後日にとっておかないと。



●9月27日(金)

モーションブルーヨコハマでトッド・ラングレン横浜公演初日(1st show,2nd show)を観てきました。

モーションブルーヨコハマがある「赤レンガ倉庫」自体初めて行くので、念の為早めに家を出たら異常に早く会場に着いてしまい、こりゃまいったなぁ、なんて思ってたら、トッドが会場入りする瞬間に遭遇。“偶然持っていた”『Faithful』のアナログ盤ジャケットにサインしてもらいました。その場にいたファンは5人だけで、サインをしてもらう「ブツ」を“たまたま”持っていたのがボクだけだったので、申し訳ないけど独り占め状態。ところが、トッドが“Your name?”と訊くから自分の名前を言ったんだけど、ボクの発音がマズかったのか、スペルを間違って書かれてしまいました。で、その間違った上から訂正したもんだからグショグショになってしまい、傍にいた日本人スタッフらしき人も、“あ~あ”って顔してましたね。その後トッドが申し訳なさそうに、苦笑いしながら握手してくれましたが。まぁ、これも貴重な体験だな。「トッド・ラングレンに謝られた男」として、これからは生きていくことにします(画像は「本名バレ」したくないから、間違えた部分だけ消してあります)。

↑のサインを書いてるところ

今回の日本公演は、その場の気分で演奏する曲を決めている為、毎回セットリストが違う、というのは以前も書いたけど、今日で観るのは5回目なのに、次々と聴いたことがない曲がでてくるという、恐ろしい状況。しかも、同じ曲でも演奏形態が複数あるもんだから、さらにややこしい。今夜の例だけでも、「Can We Still Be Friends?」は、1st showではMP3プレーヤーに入れたバックトラックで歌ったのに対して、2nd showではピアノの弾き語り、「Hello It's Me」、「It Wouldn't Have Made Any Different」は1st showではピアノ、2nd showではMP3、といったかんじ。さらに2nd showでは、東京公演の時はジェシーがギターで伴奏してた「Born To Synthesize」を、トッドが自分で弾いてたり。やはり東京ではジェシーがギターを弾いてた「A Dream Goes On Forever」を、MP3で歌ったり。大阪~東京~福岡~横浜と、全公演を追っかけてる人にとっても、今夜の2nd showは「初モノ」が多かったようです。

でもさすがに、連夜の2ステージ公演の為、相当疲れが溜まってるようで、2nd showの時は辛そうだったなぁ。それなのに、飛び跳ねながらギター弾いたり、ピート・タウンゼントみたいに腕をグルグル振り回しながらウクレレ(!)を弾いたりと、妙にテンションだけは高かったですね。

いよいよ明日がラスト。なんとか乗り切ってくれ、トッド。


トッドが投げたピックをGETしたぞ!




●9月28日(土)

モーションブルーヨコハマでトッド・ラングレン日本公演最終日(1st show,2nd show)を観てきました。

昨日は、1st show、2nd showとも最前列ド真ん中で見て、ツバがかかりまくりの「顔シャ状態」だったのだが、今夜の1st showはセンターからちょっとズレて、ピアノ寄りの席で見ました。一度、トッドがピアノを弾く時の手元を見てみたかったのです。2nd showはいつもの「顔シャ席」でしたが。目の前で生ピアノを弾くトッドは、なかなかの鳥肌モンでしたね。ペダルを踏むタイミングのクセみたいのも判って、ちょっと新発見もあったりして。1st showでは「Bang The Drum All Day」のあとに「Crossroad」(クリームで有名なアレです)、2nd showでは「I've Just Seen A Face」の前に「Alfie」(バート・バカラック)をワンフレーズ歌う、というサービスまで飛び出したりと、最終日ならではのお遊び?も。1st showのアンコールでは3曲も演奏したり、2nd showではダブルアンコールがあったりと、最後まで全力でしたね。さすがに終盤は相当疲れてるっぽくて、ギターの弦を押さえる左手の握力も、だいぶ落ちてきてたんじゃないかと思う。56歳にして来日公演20ステージというスケジュールは、どう考えても酷だよなぁ。ほんと、よくがんばったと思う。終演後、泣き出すファン多数。

無事に全公演が終了してだいぶ時間が経った頃、店内にはファンクラブのメンバーを中心とした、極少数の人だけが残っていました。そこへトッドが再登場し、撮影会&サイン会状態に。ナゼか“偶然持ち歩いていた”、「Something/Anything?」のアナログ盤ジャケットにサインしてもらいました。今回は、ちゃんとボクの名前を紙に書いて渡したので、スペルミスは無し(画像は「本名バレ」したくないので、一部消してあります)。写真で見るとサインはよく見えないけど、ゴールドのペンで書いてもらったので、実物ではバッチリですよ。って、めちゃくちゃ準備してるじゃん、オレ。あと、たまたま今日が誕生日の女性ファンがいて、トッドと皆で「ハッピー・バースデイ」を歌ったりと、なんだかホノボノとした空気が、とても居心地が良かったですね。のんびりし過ぎて終電を逃してしまい、タクシーで帰るハメになりましたが、全然OKでしょう。

全20公演中7公演しか観てないので、とても「追っかけた」とは言えないけど、なんだか妙な充実感みたいのがありますね。最後に思いがけない「嬉しいハプニング」もあったし。今回のトッド・ラングレン日本公演で体験した素晴らしい思い出の数々については、またいずれ。









●9月29日(日)

ポール・マッカートニー日本公演チケット、一般発売開始。とりあえず、東京の三日間だけはおさえました。一応、十時一発に電話は繋がったけど、あれほど先行発売が出回った後だから、どのへんの席になることやら。でも、ヤフオクに出品されてた先行発売分はスタンド席ばかりだったので、多少望みはあるかもね。大阪はどうしようかなぁ。たぶん行けなさそう・・・。

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トッド・ラングレン週間も終わってしまい、ドッと疲れがでる。全席自由だったので、毎回2~4時間並んでたツケか?並んでる時というのは、「これからライブが観れる」という思いがある為か、全然疲れを感じないんだけどね。でも、「コネがあれば良い席で観れる」現在のチケットシステムには疑問を感じてるので、「がんばった者順」というのは、ある意味納得はしてます。ただ、平日の昼間に並べる人は限られてくるので、そのへん難しい問題が無いこともないけど。

だいたい並んでる先頭集団というのはほとんど女性で、「ファン歴○十年」というオネエサマ方ばかり。普通の主婦とか。世の中に、これほど「トッドマニアの主婦」がいたのか!ということが、今回とても驚いたことでしたね。最終日に、たまたま隣の席だった女性がトッドのコレクターで、ボクが、「Something/Anything?」の日本盤(1枚ものでサイケメイクのジャケット)の実物を見たことない、と言ったら、“じゃあ見せてあげるよ”と、家にいるダンナさんに電話して会場まで持って来させてしまった、という、豪快なオネエサンでした。終演後、そのジャケットにサインをしてもらって、彼女も御満悦そうでしたね。とても明るくて話しも面白い方だったので、またお会いしたいです。ここ見てるかなぁ?まさかね。(ボクとトッドのツーショット写真を撮ってくれたのも、彼女なのでした)

あと、トッドと3ショットで写真を撮ってもらって、ダンナが放心状態になってる夫婦とかもいましたね。ボクがデジカメで写真撮ってたのを見て、“それ、WEBに載せたりしますか?”と訊かれたんだけど、“ん~、未定”としか答えられなかったのが、申し訳無かったです。こんな時、堂々と人に教えられるサイトだったらなぁ、と後悔するのでした。この内容じゃ、恥ずかしくてね。

なんとか、あの「主婦コレクター」と「放心状態のダンナ」が、このページを自力で見つけ出しますように・・・。