松田聖子「Seiko Matsuda Concert Tour 2002 Jewel Box」日本武道館

日本武道館松田聖子のコンサートを見てきました。

開演直前のBGMに自分の曲(「天使のウインク」~「夏の扉」)を流して、客のボルテージを上げるという初の試み。反則スレスレでしょ、それ。オープニングは「時間の国のアリス」。以降、前半は80年代作品中心でした。『パイナップル』、『ユートピア』といった夏のアルバムからが多かったかな。久しぶりに聴いた「マイアミ午前五時」には、キュン(死語)とくるもんがありましたね。

そして問題の後半戦。SAYAKAの「Ever Since」のイントロが流れる。しかし、歌うのは聖子。ところが、数小節歌ったところで突然ステージ後方の扉が開き、SAYAKA登場!。遂に、彼女が武道館のステージに立ち、歌い始めました。なんだか、グッときたなぁ。デビュー時にちょっと太ってしまい、ボク的なボルテージは急下降してしまっていたんだが。だいぶ、元に戻ったみたいでした。それになんと言っても、実に堂々とした歌いっぷりで。彼女の“武道館デビュー”に立ち会えただけでも、感無量です。続いて「アイスの実」~「パナップ」~「熟カレー」と、CMソングを披露(「熟カレー」は聖子)したんだけど、「アイスの実」は絶品でしたね。なんでアレをCD化しないんだろう?あと「ジャイアントカプリコ」の歌も聴きたかったなぁ。なにはともあれ、またボクの中で“SAYAKA株”急浮上、といったところです。

終盤~アンコールは例年とはちょっと違った選曲でした。“コンサートで騒ぎたい派”にとっては物足りないかもしれないけど、まぁ、たまにはこうゆうのもいいかな、と。

“40代に突入した松田聖子”と、やっぱりタダモノじゃなかったSAYAKA。なかなか見応えのあるコンサートでしたね。