『勝訴ストリップ』 椎名林檎

発売日前日に、CDショップが開店すると同時に即GET!。1枚のCDを購入するのにこんな思いをしたことは今までありませんでした。それだけ発売が待たれていた待望の2ndアルバム。

今年最も重要な問題作にして大傑作。前作を凌ぐヘヴィーなサウンド、難解な歌詞、この内容でメガヒットになるんだから痛快じゃありませんか!「罪と罰」を中心としたシンメトリックな構成で、表裏一体となるべく生まれてきた作品群。『ヘッド博士』と並び賞されるべきコンセプトアルバムで、この曲順で聴くことに意義がある。特に、「弁解ドビュッシー」から「ギブス」への流れは絶品。飛ばし聴きなんてもってのほかだ。至福の55分55秒を、是非あなたにも!。初回プレス50万枚は特殊パッケージなので要注意。

次の作品で、“椎名林檎”としての活動に終止符を打つという。