ど~なってるの!?大滝詠一~2001年ナイアガラの旅~

「3月21日」という日は大滝詠一さんのファンにとって特別な日でありますが、22年前の本日、新宿ロフトプラスワンにて伝説のイベント「ど~なってるの!?大滝詠一~2001年ナイアガラの旅~」が行われた日でもあります。

シークレットゲストで大滝さん御本人が登場し、最後は握手会状態でフィナーレ。

今でもあれは幻だったんじゃないか?、と、22年経った今でも時々思い出します。

深夜零時過ぎにイベントがお開きになった数時間後、当時楽屋として使用されていたジェイルバーから大滝さんが登場し、店内に残っていたファンと握手をし始めた時、写真を数枚撮ることができた。


大滝さん登場

ファンと握手

最後に再び壇上に上がって挨拶

これらの写真は、当時僕が運営していたサイトにパスワード付きで知人のみに公開したもの。

長らく行方不明になってた画像データが先日発掘されたので、今回初めて一般公開することができましたが、これのトリミング、加工前のオリジナルデータが見つからないのが残念。

それはまた見つかった時にでも。

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当時の日記を転載

●3月21日(火)


新宿コマ劇場にて行なわれている、『川中美幸春風公演』を通りすぎ、ロフトプラスワンでのイベント、『ど~なってるの!?大滝詠一~2001年ナイアガラの旅~』に参加してきました。


前半はお宝音源を交えたトークを中心に進行。きつ~く、“言っちゃダメ指令”が発っせられている都合上、ここには詳しい曲名とかは載せられないけど、誰もが初めて聴く音源だったことは確かです。でも、出し惜しみ的にワンコーラスで絞っちゃうのはズルイよなぁ。そんなこんなで、次の曲。ナゼか、東京読売巨人軍の「闘魂こめて」が場内に流れ出し、観客は?状態。そしてなにやら入り口方面から、ジャイアンツの帽子をかぶった男がこっちへ向かって歩いてくるじゃありませんか!。その方はナ~ント、大滝師匠御本人!。これには集まった観客も度肝を抜かれ、場内のボルテージは最高調!。その後の師匠のトークは、深夜零時を越えても止る様子は無く突っ走りまくる。一旦御開きになった後、閉店間際のAM 4:00頃、再び師匠の登場。店内に残っていた客全員と握手を交して感動のフィナーレ。



●3月22日(水)


それにしても、昨晩ボクらが目撃した光景は、幻だったんじゃなかろうか?てなんて感じで、今日一日中ボーッとしてました。興味の無い人に興奮した口調で話したところで、全然相手にされなかったけど。当たり前か。


大滝さんが、超満員の店内をかき分けるように入場してきた時の様子は、ほんとに凄いものでした。ほぼ全員が絶叫してたと思う。マジで。野球のユニフォームの上にウインドブレーカーを羽織って、ジャイアンツの帽子。そしてヒゲ面。このオジサンに200人の大人が大興奮。素晴らしいじゃないですか!壇上に上がった神は、黒のウインドブレーカーを脱ぐ。なんと中にはもうひとつオレンジのヤツを着てました。そしてさっそうとソレも脱ぎ捨て、持参したビニールバットとボールでノック!。ここまでの流れは、野球好きな方にはもうお判りですね?先日のジャイアンツ宮崎キャンプで、長嶋監督が江藤を相手にノックする際、初めて“復活した背番号3”を披露するシーン、これを再現したってワケですよ。でも大滝さんが着てた福生エキサイターズの背番号は16でした。この後、ナゼ16番なのかという説明が延々とありましたが、人を飽きさせない話術はサスガでした。


“ユニフォームが窮屈だから、ちょっと衣替え”ということで、しばらくの休憩タイム。再開後現れた大滝さんが着ていたのは、アノ、『ナイアガラムーン』ジャケ裏写真のアレですよ!“カラーで見るの初めてでしょ?”と仰るとおりで、意外にもあれはベージュでした。そこからまた、話す話す!野球、相撲、落語のことまで、話題が脱線しまくり。でも、あっと言う間に12時過ぎてましたね。凄すぎだよ、この人。本編では、“今日はノー握手、ノーサインだからね”、と言っていたにも関わらず、閉店間際に自らボク達の方へ歩み寄ってきて、握手会状態。この光景、部外者が見たら、宗教団体の集いにしか見えなかっただろうなぁ。でも、こんなこともう一生無いでしょうね。まさか、大滝さんの動いてるところを見れるなんて、しかも生で、それも至近距離で、おまけに握手まで。ヤバイっすよもう。