イーグルス来日公演@東京ドームに絡めた思い出話

イーグルス僕は『Hotel California』にはリアルタイムでギリギリ間に合った世代だ。さすがに1976年の初来日公演には行けなかったが、アルバムは渋谷のヤマハで米盤を買った。新品で買ったのに、「New Kid in Town」のイントロのところで大きめのスクラッチノイズがしたんだよなぁ。その盤で聴きすぎたお陰で、今でも 「New〜」を聴くと、そのノイズのところで“ブツッ”と脳内再生されてしまう。あの頃は、レコードのノイズの位置まで覚えるほど聴いたもんだよね。

次に来日したら絶対行こうと思ってはいたものの、2度目の来日となった1979年は同時期にヴァン・ヘイレンも来ることになってしまった。チケット1枚分の小遣いしかなかった為、子供なりに熟考に熟考を重ねた結果、僕はヴァン・ヘイレンのコンサートに行った。結果的にその後イーグルスは来日することなく解散してしまい悔やみに悔やんだが、デイヴ・リー・ロス時代のヴァン・ヘイレンが観れたのは貴重だったよな、と、無理矢理納得したもんでした。

が、しかし。1995年に再結成イーグルスがまさかの来日。遂に16年越しの念願が叶ったライブ初体験。この時の感動は前述した諸々の事情とかもあって、計り知れないものがあった。今となってはドン・フェルダー在籍のラインナップとしてはこの時が最後なので、ほんとに観れて良かった。

4度目の来日となった2004年は、ドン・フェルダーが抜けた穴の大きさを思い知らされたステージだった。内容は良かったんだけどね。

そして今回。

印象としては前回に近いんだけど、こんなにジョー・ウォルシュが前面にフィーチャーされたのを見るは初めてだったのでその点が意外だったが、これはいい意味での誤算だった。とにかくジョーがかっこいい。現役感がまるで違う。今年はジェフ・リンがプロデュースで絡んでるソロアルバムをリリースするらしいから、今から楽しみだ。

確か前回の来日公演のタイトルって“Farewell Tour”じゃなかったっけ?と思って調べてみたら、“Farewell I Tour”でした。ということは“II”もあるのか?なんか複雑な気持ちだけど、来たらどうせまた行っちゃうんだろな。
せっかくだから歴代メンバー全員集めちゃえばいいのいに、なんて無責任なことが頭を過ぎった。

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セットリスト

01.Seven Bridges Road
02.How Long
03.I Don't Want to Hear Anymore
04.Hotel California
05.Peaceful Easy Feeling
06.I Can't Tell You Why
07.Witchy Woman
08.Lyin' Eyes
09.The Boys of Summer
10.In The City
11.The Long Run

休憩

12.No More Walks in the Wood
13.Waiting in the Weeds
14.No More Cloudy Days
15.Love Will Keep Us Alive
16.Best of My Love
17.Take it to the Limit
18.Long Road Out Of Eden
19.Walk Away
20.One of These Nights
21.Life's Been Good
22.Dirty Laundry
23.Funk #49
24.Heartache Tonight
25.Life in the Fast Lane

アンコール

26.Take It Easy
27.Rocky Mountain Way
28.Desperado