代々木のゴーカート乗り場

kzroom先日の3月8日に、野村義男曾我泰久の両氏が渋谷で対談取材をしたそうで、その時の様子を二人はブログを通じて報告している。初めて二人が会った時のことなどについて話に花が咲いたらしく、記事になるのが今から待ち遠しいですね*1

“二人が初めて会ったのは代々木のゴーカート乗り場”、というのはファンには有名なエピソードで、今までにも何度か記事になったり、ライブのMCやラジオ番組で喋ってるのを聞いたことがある。「野村義男オールナイトニッポン」にやっちんがゲストで出演した際に話してた時のことは、特によく覚えてますね。

ところで、この“代々木のゴーカート乗り場”だが。とっくの昔に無くなってしまった為、覚えてる人も少ないようで、ネットで情報を探しても当時のことを書いてる人がほとんど見当たらない。グッバイファンにとっては、ある意味“聖地”でもある“代々木のゴーカート乗り場”。実は僕、子供の頃何度か行ったことあるんですよ。なので今回はこのブログとしてはかなり“番外編”的な内容になるけど、“代々木のゴーカート乗り場”について書いてみたいと思う。

とは言うものの、30年以上も前のことなので正確な場所をよく覚えてなかったんだけど、少し高い位置からゴーカート乗り場を見下ろせる所があって、そこから見た光景だけは鮮明に覚えてるので、その場所へ行けば思い出せるかも?、と思い、本日デジカメ持って散歩がてら現場へ行ってきました(アホか)。で、その場所から撮ったのが下の写真。現在はイベント用敷地&駐車場になってました*2。すぐそばの代々木競技場へはコンサート等で来ることがよくあるけど、ゴーカート場跡地のある場所は、競技場と最寄駅の原宿駅を結ぶ経路とは違う位置にある為その前を通ることは全く無く、ここまで来たのはホント数十年ぶりのことだった。

そのゴーカート乗り場は古タイヤでコースを作った簡単なもので、1週50メートルくらいだったと思う。3週で200円とか300円とか。乗れるのが満10歳以上だった為、係員の学生アルバイト風のお兄さんが、年齢的に怪しい子供には、“君、何年生まれ?”とか、“干支は?”とか質問してましたね。僕達のグループは9歳の頃から、ちゃんと計算して歳ごまかして乗ってたけど。年齢制限があることからわかるように、“足漕ぎゴーカート”ではなく、本気のエンジンを積んだゴーカートでした。子供心に、かなりスピードがでた印象が残ってる。何の訓練もしてない子供にノーヘルでエンジン付きの車を運転させてたんだから、無くなっても仕方ない、という気がしないでもないですね。年齢チェックもいい加減だったし。まぁ、そんなゆるい時代の話です。

僕が最後に行ったのは、ちょうど二人が出会った77年頃だと思う。ひょっとしたらどちらかとすれ違ってたかもしれないと思うとドキドキもんだが、たぶんそれはないでしょう。80年代の中頃には既にゴーカート乗り場は無くなってたと思うが、正確な時期はわからない。

僕は特にゴーカートが好きというわけじゃなかったんだけど、当時よく遊んでた同級生の双子の兄弟がゴーカート好きで、放課後にその双子兄弟邸に集合して自転車で行ってましたね。今となっては、その双子に大感謝ですよ。グッバイファンは女性が大半なので、あの“伝説のゴーカート”に乗ったことあるグッバイファンは少ないと思うし。

あの頃、渋谷近郊で育った男の子の大半は代々木のゴーカートに乗ったことあると思ってたんだが、そうでもないのかな?僕の周りではかなり人気あったんだけどね。

とりあえず“聖地跡地”が判明したので、もしあの場所へ行くようなことがあったら、そこでいろいろ思いを馳せるのもいいかもよ。

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ネット上には、“代々木公園にあったゴーカート乗り場”という記述が散見されるが、厳密に言えば代々木公園の敷地内にあったわけではないので、これは間違い。NHKホールから競技場側を見て左斜め前のあたりというか、第一体育館と第ニ体育館の中間あたりから北西にちょっとずれたところ、というかそのへんです。↑の写真を頼りに探してみてください。

追記1:地元の知人数人と会う機会があったのでゴーカートの件を訊いてみたら、1978年までは確実にあった、とのこと。

追記2:「仮面ライダーV3」の再放送を見てたら、第47話「待ち伏せデストロン首領!!」の回に、代々木のゴーカート場でのシーンが出てきたので、気になった方は見てみてください。







*1:曾我泰久ライブツアー「Stand Alone」のツアーブックレット、ライブDVDに収録された。

*2:現在は「ダイハツ コルテオ シルク・ドゥ・ソレイユ」上演中。