2008年4月30日発売 NOCL-1005
3分13秒 収録アルバム『Romanticは止められない』
C-C-B、18年ぶりの新作に収録された「Romanticが止まらない」の新録に、野村義男さんがゲスト参加。
右チャンネルから聴こえるリズムギターは、一聴して義男さんとわかる癖のあるカッティング。別に変わったことやってるわけじゃないんだけど、独特のアタック感があるピッキングや間の取り方が、いかにも義男さん的。
ギターソロは4小節と短くロングトーン中心に組み立てられていて、若干の物足りなさを感じないこともないけど、意図的に“弾きすぎない”ようにしてるんじゃないかと思う。
一昨日のC-C-B復活ライブでも、アンコール時にこの曲の時のみ義男さんがゲスト出演して演奏したんだけど、その時はもうちょっと音数多目のフレーズで弾いてましたね。
オリジナルバージョンのキーはEmだったが、今回は1音下げのDmで演奏されている。ベースに関してはレコーディング時にチューニング自体を1音下げて録ったとのこと。ライブではオリジナルどおりEmのフォームで演奏し、機械的に1音下げているらしい。
23年前のオリジナルバージョン同様、船山基紀さんによるアレンジで、しかも御大が直々にプログラミングした今回のリテイクバージョン。あの頃に“筒美ー船山ワークス”を追いかけてた一部の好事家にとっては、レコーディングテクノロジーの変化が走馬灯のように脳裏をかすめる、なかなか感慨深い仕上がりになってます。
