トライセラトップス『King Of The Jungle Tour』最終日@日本武道館

日本武道館で、トライセラトップス『King Of The Jungle Tour』最終日を見てきました。

黒のレスポールカスタムを持って登場した和田唱クン。SG、アコギ、ストラトと持ち替えて、見事なギターワークを披露してくれましたよ。序盤の山場ともなったのが、リッケンバッカーのネオンギター(財津和夫が持ってるヤツとは型番違い)を使って演奏したフランキー・ヴァリのカバー、「Can't Take My Eyes Off You」。この曲はいろいろな人にカバーされてるけど、ボク的には昨年仙台で聴いた、椎名林檎のライブバージョンと甲乙つけがたい素晴らしい演奏でした。トライセラは、ボーイズ・タウン・ギャングのバージョンを基本にした感じのアレンジでしたね。それにしてもこの曲、誰がどんなスタイルで演奏しても、ボクの心の鐘を鳴らしまくってくれます。楽曲が持ってるパワーみたいなもんを見せつけられた思い。

アンコールのラストに客電を全部点けて「Raspberry」を演奏してライブも御開き、と思ったら、ダブルアンコールでした。そしてなんと、7月に“TRICERATOPS with LISA”名義で発売するシングルを初披露。勿論、m-floのリサもステージに登場です。スカパラホーンによるブラスパートは、テープを使用して生演奏とシンクロさせるという方法でした。当然、ドラマーはヘッドホンでクリックを聞きながら叩くという、例のやりかたです。その後、フルアコ(グレッチ6120)、ウッドベース、ドラム3点セットというスタイル(ストレイキャッツみたいな感じ)で、2曲のカバーを演奏。ラストに「New World」を演って、ホントにホントの御開き。彼らのライブを見るのは久しぶりだったけど、武道館がこれほど似合うバンドに成長してたなんて、頼もしい限り。ステージ上の彼ら3人が描いていた正三角形は、とても美しいものでした。

会場を出たところで、“和田ママ”の平野レミさんと遭遇。“唱クンを産んでくれてありがとう!”と、テレパシーを送っておきました。

ツアー最終日って、いろいろと盛り沢山で、ほんとクセになるよな。