2000年3月(旧サイトより移行)

●3月1日(水)

ボクにとっての“癒し系ボーカル”は、カレン・カーペンターと松たか子だということは、ずーっと前にも書いたけど、新たなメンバーが加わりました。意外な人です。それは、aikoAIBOでもよかったんだけど、ヤツは歌ってくれませんからね。彼女の声質って、すんなり体が受け付けるっつーか、気持ちがニュートラルになるんですよ。フツーすぎるルックスもグー。2ndアルバムもでたことだし、気が向いたら買ってみるかもしれません。

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“林檎、林檎”とダダをこねていたら、イイお知らせがありました。さっきもその件で電話でお話をしてたんだけど。実はその時に使っていたのは、タカラの「なんちゃってフォン」(対象年齢12才以上)だったのです。電話の受話器に付いてるコードを携帯のイヤホンジャックに差し込めば、普通の電話器感覚でお話ができる、というもの。これなら、話しながら電波の状況を液晶で確認できるから、意外に便利なんですよ。しかし難点は、子供用なだけに、耳の部分と口の部分までの間隔が短いということ。ちゃんと聞こえていたかな?“ビジネスに!”、“オシャレにキメたい時に!”のコピーはちょっとムリがあったカモ?

ボクでさえ買うのハズカシかったです。


●3月2日(木)

先日「YAHOOオークション」で落札したHikkiの12インチが、無事に届きました。通販でレコードを買ったことがないボクとしては、“レコードが送られてくる”という現象がとても不思議な感じでしたね。妙にワクワクしてみたりして。だいぶオークションのコツも掴めてきて、益々ハマってます。それにしても、1円でも買い手がつかないCDとかを見てると、フビンでなりません。あぁ、キロロよ。

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思い余って「椎名林檎ML」に入会してしまいました。めちゃトラフィック多いです。各地方ごとに個別団体が誕生してたり、趣味趣向に応じたML内サークルがあったりして、やたら活発なところです。ボクとしては、“秘蔵映像を見ながらお酒が飲める”ところがあればベストですね。受信メールが多過ぎて、もうこれ以上MLに入るのはやめようと思っていたところに林檎ML。ほとんど自爆行為とも言えるかもしれんが....。


●3月3日(金)

EARTHの「time after time」を聴いてみて感じたのは、その発声法。Hikkiのブレイク後に登場した“R&B風ユニット”の女の子達は、大抵同じような歌い方をするけど、これはボイストレーナーのせいなのかな?EARTHもまた然り。特に一番左のYUKAちゃん。もうちょっと、自由に歌わせてあげたらいいのになぁ、なんてことを思いながら、平均年齢12.6歳の彼女達が言う“♪子供の頃と同じ夢”とは何だろう?と、考えてみる。

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海外に移住した友達が一時帰国。約半年ぶりに会ってみて驚いたのは、日本にいなくても、モーニング娘。の新曲や、椎名林檎のブレイクも、ちゃんと知ってたこと。衛星放送やインターネットで日本の情報もバッチリみたい。これならボクでも住めるかも、なんてことを感じながら、すこし羨ましい気がした再会でした。


●3月4日(土)

椎名林檎下剋上エクスタシー」一般発売は、予想どおり粉砕。彼女のMLでも、“GETしました!”の報告は盛岡の一人のみで、あとは全て撃沈というありさま。ボクが過去に見た約400本のライブの中でも、チケット入手の難易度ではトップクラス。最後の望みは“アナタ”だけです。

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雑誌「宝島」が週刊化を期に内容を一新したとのこと(まだ未見)。「宝島」といえば、まだ音楽誌だった頃の印象が強くて、知らぬ間に“エロ雑誌”へと様変りしていた事実を知った時は落胆したものです。80年代中期の“インディーズ・シーン”において、この雑誌が果たした役割は計り知れないものがあって、ボクが“ナゴム”や“アルケミー”にのめり込むきっかけも、「宝島」が与えてくれました。これからどのように変貌していくのか、要注目です。


●3月5日(日)

待望のオアシス来日公演 at 横浜アリーナ

オープニングのSEから既にボルテージ全開で波打つオーディエンス。前評判ではリアムの喉の調子がイマイチとの話しだったけど、とてもそんな感じには思えない素晴らしいボーカルを聴かせてくれましたね。しかし、セットリストの半数近くでノエルがリードをとったところを見ると、調子良くなかったのかな?手を後ろに組んで右足に体重をかけて歌う独特の姿は、風格さえ感じたけどね。ジャージ姿もグー。横浜アリーナの床が揺れたのなんて、初めての経験かな。

マンチェスターサウンドを堪能した帰りに寄ったカラオケでは、ナゼか松本隆ナンバーを歌いまくる。

マンチェスターと風街を繋ぐモノ。そればビートルズでしょう!


●3月7日(火)

先週初めてローラーズのことに触れたら、なんとデレクが逮捕されてしまいました。それもトホホな犯罪。一番地味な存在だった彼の名前を、今頃こんな形で目にするとはねぇ。“♪過去の英雄になんかなりたかねーぜ!”と歌ってた頃には、未来の自分達の姿をどのように想像してたのだろう?でもボクにとっては、今でもバリバリのヒーローさ(現在ヘビーローテーション中)。

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先月行なった、“地元在住有名人の豪邸探索ツアー”で、“アイツの稼ぎでこの家はチョット無理あんじゃねーかー?”、とボクらにつっこまれた某タレントの家に空き巣が入ったとか。ちなみにその隣が、夏になるとでてくる某バンドのボーカル&安らぎ系女性タレント夫婦邸で、某タレント邸の正面が、最近発表したシングルも好調な、某超有名バンドのボーカル&キーボード夫婦邸なんだが、なぜ、某タレント邸を狙ったんだか?そんなに無用心だったのか?これは再チェックが必要だな。

怪しまれるって!。


●3月8日(水)

Hikkiのツアーに関する詳細が発表になったと同時に、彼女の新ヘアースタイルもお披露目。おぉ、めちゃカワイイじゃん!。

ところで彼女のツアーチケットだが、通常の販売方法ということで、またイヤな予感がするんだけど....。現在の林檎姫の状況と同じようにならないことを祈るばかり。ほんとに行きたい人の手に渡らずに、一部の人間が買い占めて闇ルートへ流れているという現状は、たまらなく悲しいです。現在都内のチケット屋には、「下剋上エクスタシー・ツアー」のチケットが大量に持ちこまれて、10倍以上の値で陳列されています。あれほど手に入れにくいものが、何でこんなに沢山ここにあるの?なんか、絶対間違ってるよ、この現状。

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つんくがプロデュースしたことで話題沸騰(?)の、全日本女子プロレスの4人組み“キッスの世界”。怖いもの見たさ(聴きたさ)で、デビュー曲の「バクバクKISS」を耳にしてしまいました。意外にまともで拍子抜けってところ。歌はヒドイけどね。特に脇澤美穂のリズム感の無さは特筆もので、ヘタへたポップス好きにはたまらないでしょう。曲調は、おニャン子経由のモータウンつーか、俗に言う“恋はあせらずモノ”。「真っ赤な自転車」+「お先に失礼」といった方が近いかも?あのビートに弱いんだよねぇ、ボクは。でも1回聴けばいいや。


●3月9日(木)

500セット限定で発売された『ベルウッド7インチボックス』。ボクはもう半ば諦めかけていたんだけど、新宿のタワーレコードにあるらしい、との情報を得て飛んでいきました。そしたらなんと、30セットも平積みされているじゃないですか!渋谷では全然見かけなかったのに....。タワーのバイヤーも、随分とおもいきったことしたねぇ。30/500だよ。で、なんでそんなに欲しかったかというと、大滝詠一の「恋の汽車ポッポ」のジャケットを手元に置いておきたかった、というのが購買理由の8割を占めているかな。他にも、はっぴぃえんど、細野晴臣などの7インチシングル10枚が完全復刻された、眺めているだけで目の保養になる宝の箱。勿論、針は落さずに完全密封で永久保存です。15,000円ナリ。

レジで会計を済ませた後、しばらく店内をブラブラしてて目に飛びこんできたのは、来店したと思われるアーティストのサイン。それがですねぇ、ダンボールに書いてあんのよ。ダンボールだぜ!。そりゃ失礼でしょ。それも、一組や二組じゃなくて、いくつものバンド達のダンボールに書かれたサインが、あちらこちらにあるのですよ。“サイン頂けますか?”って、ダンボールの切れ端差し出すかねぇ、ふつう。中には、アノ、aikoチャンのもあったりして。サインフェチのボクには、目を覆いたくなる光景でしたね。だからって、いつどこで“アノ人”に遭うかわからないからって、いつもCDを持ち歩いているボクもボクだが。


●3月10日(金)

今月の31日に発売される、椎名林檎の『勝訴ストリップ』は、初回プレスの50万枚が特殊パッケージということで、ファンは予約か即日購入が鉄則。1stの『無罪モラトリアム』の初回プレスは、既に定価の10倍以上の値がついてるという困った状況だが、さらに厄介なのは『勝訴ストリップ』のサンプルテープ。市販されるものは、一部歌詞の差し替えがあるらしい。収録曲、「依存症」に登場する彼女の愛車(「罪と罰」のジャケに写ってるベンツ)の名前、“ヒトラー”というのがヤバかったらしい。発売前に、既にコレクターズアイテムを生み出してしまったというのも、現在の彼女に対する加熱度(自分も超含む)を象徴した出来事でしょう。

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カラオケでボクが深田恭子を歌うと、なぜかいつも高得点。気を良くして、公園の滑り台からダイブ。そして砂まみれ。酔った状態で公園で遊ぶのは危険だということを学んだ、朝の5時。


●3月11日(土)

横浜アリーナにて、『第2回 メモリアル力道山』観戦。

滝沢秀明の「君が代」独唱という、意外な幕開けでスタートしたこの大会、タッキーが参加すると聞いてから、彼目当ての女の子で開場が埋め尽くされたらどーしよー、なんて余計な心配をしてたけど、それらしき集団は1割くらいだったかな。凡戦が続く中、結果的に一番盛り上がったのはエキシビション・マッチで行なわれた、アントニオ・猪木VS滝沢秀明。フライング・エルボー・ドロップ→体固めでタッキーの勝ち。猪木の演技力が光りまくった一戦でしたね。メインの“小川&橋本組み”はもう、予想どおり試合にならず。ブーイング&金返せコールの嵐。まぁ、こんなもんでしょ。

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気が付いたら、今日はこのサイトの満2歳の誕生日でした。ホームページで2歳ということは、人間に例えればもうすっかり大人ですよ(どーゆー計算?)。まだ定職にも就かずにブラブラしているこのページを、今後もよろしくです。


●3月12日(日)

来月行なわれる螢のライブチケットを、なんとかGET。椎名林檎ほどじゃないにしても、定員530名ということもあって、あっという間にSOLD OUT。とりあえずはホッとしたものの、延期されていた林檎さんの新潟公演チケット発売は、例によってあえなく粉砕。あと自力で入手する手段は追加公演のみ、という崖っぷち状態であります。

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よりによって、デヴィ夫人のモノマネを習得してしまいました。とは言っても、ストレートではなく変化球だけどね。“マリアンのマネをするデヴィ夫人のマネ”という、一部の人にしかわからないマイナー芸。こんなのマスターしても披露するとこないんだよなぁ。

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“マイナー芸”といえば、この時期にピッタリのネタもあるんだけど.....。尾崎豊唱法で、斉藤由貴の「卒業」を尾崎の「卒業」のメロディーで歌う、というヤツなんだが。これも永遠に未発表となってしまうのかぁ!(尾崎調で)。


●3月14日(火)

新たに「Yahoo オークション」で競り落したブツが到着しました。今度はホワイトベリーYUKI」の、プロモーション用マキシシングルです。市販盤よりも安く入札できたという、すっかりオークション馴れしたボクの腕前を誉めてください。「めちゃイケ」のエンディングテーマとしてもお馴染みの、キュートでポップ(死語)な胸キュン(超死語)ナンバー。ジュディマリの恩田さん作曲ということで、曲調も“なんちゃってジュディマリ”風。ということは、自動的にヒステリックブルーの姉妹品という位置付けに思われがちだけど、まぁハズレじゃないです。ボクはこの手の、“ヘタへたティーンガールバンド”が大好きで、元チェキッ娘のchee'sも明日デビューすることだし、また楽しみが増えましたよ。

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友達のお誕生日会で、いつもの野郎4人が集合。ホワイトデーだというのに、男ばっかでハッピーバースデー。彼とは幼稚園からの付き合いだから、もう何年だ?しかし、一度も浮いたハナシは聞いた事ないんだよなぁ。めちゃくちゃイイやつなんだけど。誰か立候補しないかなぁ?


●3月15日(水)

明日発売の「ROCKIN' ON JAPAN」を早速GET。表紙&巻頭特集は椎名林檎。ヤバすぎるカラーグラビアとロングインタビュー。これも即完売間違いナシでしょう。前回の林檎さん表紙号(99年11月号)は、バックナンバーもアッという間にSOLD OUTになってしまい、すでにプレミア物という状況だから、ファンは要注意です。他にも、螢のインタビューなんかもあったりして、ボクにとっては発売前から永久保存が約束されていたようなもの。

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誰かと並んで歩く時、ボクは右側じゃないとなんか気持ちワルイ。相手が男でも女でも。カウンター席で飲む時も右側じゃないとダメだし.....。なんてことを知り合いの女のコに話したら、“ワタシは左じゃないとダメなんだ。じゃあ、〇〇クンとはバッチリ合うじゃん!”だって。キミとバッチリ合ったってなぁ。人妻じゃん。ダンナの前で、そんなこと言うもんじゃないぜ!。ところで、皆さんはどっち側フェチ?そんなこと気にしてるものですか?ちなみにボクは、カレーライスのライスは左側ですが。


●3月17日(金)

すっかりホワイトベリーがヘビー・ローテーション状態の毎日です。くどいようだけど、まんまジュディマリなんだけどね。しかし、彼女達には迷いのかけらも感じさせないピュアさ加減があって、これがたまらなくボクを刺激するのですよ。まだ中学生ということもあるんだろうけど、純粋に、憧れのバンドのメンバーに曲を書いてもらって、“ソレ風”なサウンドを鳴らすことが嬉しくてしょうがないって感じがヒシヒシと伝わってくるのです。音楽を始めたばかりの頃のイノセントな香り。できることなら、ずーっとこのままホワイトのままで、ヘンな色に染まらないでいてほしいものですな。

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男ならば誰でも一度は女装をしてみたいと思うもの(?)。以前、ちょっとしたバツゲームで、無理矢理化粧をさせられたことがあったんだが、後でその時の写真を見てみてビックリ。母親の若い頃にソックリでやんの。バツゲームはそれだけでは収まらず、その状態でコンビニへ買い物へ行くというオマケもあったりしたっけ。しかも、ジャージ姿で革靴履いて。

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ひさしぶりに焼肉食い放題へ行って満腹状態。肉肉肉ビール肉肉肉ビールの繰り返し。今日は化粧はしませんでした。


●3月18日(土)

昨年、宇多田ヒカルの楽曲をWEB上にアップした高校生が逮捕される、という事件があったけど、今日見た椎名林檎のファンサイトには、全オフィシャル音源は勿論、もうすぐ発売になるアルバム全曲、過去のツアー音源、例のHikkiとのデュエットなど、未CD化のお宝音源も満載。当然違法。とはいうものの、やっぱり聴いてみたいと思うのがファンの性。いけないこととは判っていながらね。このサイトに対する抗議運動が一部で起っていたりもするけど、ボクとしては非常にに複雑。ブートをガンガン買って、しかも自分のサイトで紹介してたりもするし。“違法だけどやっぱり聴きたい”、というファン心理。このイタチゴッコに答えは出ないでしょう。

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自分の好きなものをボロクソに言われるのはツライですね。某BBSでの話しだけど。ネタ振りしなきゃよかったなぁ。ネットってほんとムズカシイ.....。


●3月19日(日)

ELT五十嵐充が、プロデュース業に専念するため同ユニットを卒業。取材だとかライブとかに追われて、作曲活動に集中できないんだと。これって、誰かに似てない?。そう、ブライアン・ウィルソン。てことは五十嵐さんも、ゆくゆくはバスローブの似合う素敵なオジサマになるのかしら?。で、ブライアンだが。今度はオーケストラを率いてツアーにでるとか(まだ先の話)。となると期待してしまうのは再来日でしょう!3月来日説は結局ガセで終わってしまったけど、今度こそは実現して欲しいところ。

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ここのところ超出不精で、一日100歩以上歩いてないかも。運動不足で腰が痛いくらい。近くのスポーツクラブに通おうかと思い始めて早2年。どうせ月2~3回しか行けなさそうだし、これで会費月1万を高いと見るか安いと見るか?そもそもだらしない体型のヤツがトレーニングしている姿って、なんかカッコワルイしなぁ。プロのスポーツ選手のトレーニング姿は、あれほど美しいのにね。でも、近所のスポーツクラブにはナゼか気がひかれてしまうのです。そのココロは、PUFFYの由美ちゃんが通ってるから。

超動機不純。


●3月20日(月)

ヤな予感的中。嵐の新曲なんだけどね。デビュー曲があまりにインパクトあり過ぎて、今後が不安だったんだが...。まだチラッとしか聴いてないからあまり細かいことは言えないけど、なんか弱いなぁ。二ノ宮クンがナゼかレスポール持ってたりするんだけど、よくわからん。早くきちんとした形で聴いてみたいところ。TVパフォーマンスも含めてね。で、今思ったんだけど、ジャニーズ系の2曲目って、前作を踏襲した感じか、ちょっとパワーダウンしちゃうかのどっちかみたいね。KinKiも2曲目は弱かったし、TOKIOなんてアルバムからのシングカットだもんね。マッチ、シブがき、光GENJIあたりは踏襲型でしょう。このへんの系譜は今後の研究対象かな。

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「YAHOOオークション」で、初めての惨敗を味わいました。終了間際、ボクを含めた3人のバトルで一気に値段がつり上がりタイムアウト。ちょっと意地になっちゃったけど、アレ欲しかったなぁ。くやし~。ちなみに落札値は2まんえんナリ。夢にでてきそう。


●3月21日(火)

新宿コマ劇場にて行なわれている、『川中美幸春風公演』を通りすぎ、ロフトプラスワンでのイベント、『ど~なってるの!?大滝詠一~2001年ナイアガラの旅~』に参加してきました。

前半はお宝音源を交えたトークを中心に進行。きつ~く、“言っちゃダメ指令”が発っせられている都合上、ここには詳しい曲名とかは載せられないけど、誰もが初めて聴く音源だったことは確かです。でも、出し惜しみ的にワンコーラスで絞っちゃうのはズルイよなぁ。そんなこんなで、次の曲。ナゼか、東京読売巨人軍の「闘魂こめて」が場内に流れ出し、観客は?状態。そしてなにやら入り口方面から、ジャイアンツの帽子をかぶった男がこっちへ向かって歩いてくるじゃありませんか!。その方はナ~ント、大滝師匠御本人!。これには集まった観客も度肝を抜かれ、場内のボルテージは最高調!。その後の師匠のトークは、深夜零時を越えても止る様子は無く突っ走りまくる。一旦御開きになった後、閉店間際のAM 4:00頃、再び師匠の登場。店内に残っていた客全員と握手を交して感動のフィナーレ。

画像追加(2022/03/21)

大滝さん登場

ファンと握手

最後に再び壇上に上がって挨拶



●3月22日(水)

それにしても、昨晩ボクらが目撃した光景は、幻だったんじゃなかろうか?てなんて感じで、今日一日中ボーッとしてました。興味の無い人に興奮した口調で話したところで、全然相手にされなかったけど。当たり前か。

大滝さんが、超満員の店内をかき分けるように入場してきた時の様子は、ほんとに凄いものでした。ほぼ全員が絶叫してたと思う。マジで。野球のユニフォームの上にウインドブレーカーを羽織って、ジャイアンツの帽子。そしてヒゲ面。このオジサンに200人の大人が大興奮。素晴らしいじゃないですか!壇上に上がった神は、黒のウインドブレーカーを脱ぐ。なんと中にはもうひとつオレンジのヤツを着てました。そしてさっそうとソレも脱ぎ捨て、持参したビニールバットとボールでノック!。ここまでの流れは、野球好きな方にはもうお判りですね?先日のジャイアンツ宮崎キャンプで、長嶋監督が江藤を相手にノックする際、初めて“復活した背番号3”を披露するシーン、これを再現したってワケですよ。でも大滝さんが着てた福生エキサイターズの背番号は16でした。この後、ナゼ16番なのかという説明が延々とありましたが、人を飽きさせない話術はサスガでした。

“ユニフォームが窮屈だから、ちょっと衣替え”ということで、しばらくの休憩タイム。再開後現れた大滝さんが着ていたのは、アノ、『ナイアガラムーン』ジャケ裏写真のアレですよ!“カラーで見るの初めてでしょ?”と仰るとおりで、意外にもあれはベージュでした。そこからまた、話す話す!野球、相撲、落語のことまで、話題が脱線しまくり。でも、あっと言う間に12時過ぎてましたね。凄すぎだよ、この人。本編では、“今日はノー握手、ノーサインだからね”、と言っていたにも関わらず、閉店間際に自らボク達の方へ歩み寄ってきて、握手会状態。この光景、部外者が見たら、宗教団体の集いにしか見えなかっただろうなぁ。でも、こんなこともう一生無いでしょうね。まさか、大滝さんの動いてるところを見れるなんて、しかも生で、それも至近距離で、おまけに握手まで。ヤバイっすよもう。


●3月23日(木)

ここ2~3日の大騒ぎぶりは、ワカラナイ人には、サッパリなんのことだかって感じでしょう。でもねぇ、これはホントに歴史的な大事件だったんですよ。大滝さんが人前にでてきたこと自体が奇跡なんだから。おまけにバッティングまで披露しちゃって。どこにも書いてる人いないけど、松鶴家千とせのモノマネなんてのもありました。こんなことばっかり書いてると、“大滝さんてダレ?”という人には、“いったい何者なんだ?”と思われてしまうので、このへんにしときますが。ただひとこと言えるのは、一部の人達にとっては神様同然ということです。ちなみにミュージシャンだからね。果たして来年の3月21日は、どーなってることでしょう?。じっと待ってみようじゃありませんか。

で、その歴史的な一夜の舞台となった新宿ロフトプラスワンは、歌舞伎町のド真ん中に位置しているという都合上、まわりにはアヤシイお店が沢山あります。椎名林檎の曲を大音量で流してるお店があったから気になって見てみると、「椎名隠語」との看板が....。しょーがねーなー、歌舞伎町。

ナイアガラと川中美幸とエロが共存する街。


●3月24日(金)

大滝さんの余韻に浸りつつも買ってきたのは、細野晴臣『HOSONO BOX 1969-2000』。細野さんの多岐に渡る音楽活動を、ギュ~ッと凝縮したCD4枚組み。特に前から聴きたかった、76年の「中華街ライブ」が圧巻。他にも未発表音源多数収録。全曲リマスタリングだし、是非押えておくべき箱でしょう。あとは、「他人への提供曲編」がでれば言うことないんだが....。真鍋ちえみの「ねらわれた少女」って、まだCD化してないよね?

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ちょうど細野さんが「中華街ライブ」を行なった年に、“他人への曲提供”を本職としている筒美京平さんが、自分の名義で発表した『HIT MACHINE 筒美京平の世界』。この名盤が、メデタクCDで再発となりました。幻の、Drドラゴン&オリエンタル・エキスプレスの原型ともいえるこの作品、今この時代に『HOSONO BOX 1969-2000』と合わせて聴くと、両巨頭の当時のアプローチが、いかに革新であったか、よ~くわかるのですよ。共通しているキーワードは“オリエンタル”ですね。

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林檎姫の追加公演分のスーパーリザーブシートを投函してきました。どーかひとつ、ボクにまだ“運”が残ってますよーに。


●3月25日(土)

予定では、今日・明日に行なわれるディープ・パープルの東京公演に行くつもりだったんだけど、気持がハードロック・モードに切り替らないからパスすることにしました。パープルといえば、昨日のニュース・ステーションに出演してたけど、さすがにメンバーも60歳近くになってくると、見てる方がツライってゆーか....。それにリッチーもいないしなぁ。ボクにとっては、リッチー・ブラックモアがいてこそのパープルなもんで。

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『HOSONO BOX 1969-2000』に付いてたブックレットのインタビューで、“聴いてるだけの音楽マニアの頭の中は、大変だろうと思うよ”という発言があって、目からウロコ。“だから、彼らもホームページ作ったりしてるわけで....”とのインタビュアーのツッコミに、頷いてみる。そうか、これはボクにとってのアウトプットだったのか!と改めて気付いてみたりする。まぁ、たしかに以前はこーいったハナシを発表できる場がなかったしなぁ。これなら、誰もが“編集長”になれるワケだしね。


●3月26日(日)

泣かせてくれるよな、キムタク。今頃この話題をWEB日記に書いてる人、メチャ多そう。だから、敢えて別の話題にしましょう。水野美紀ちゃんかわいかったです。

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偶然部屋の中の瓦礫から出てきた、近田春夫『星くず兄弟の伝説』。なぜか、昨日からこればっか聴いてます。常に時代の10年先を行ってる為に、一般的な注目を浴びることはなかったものの、今聴くとグッとくる作品です。とは言っても、発売から既に20年近く経過してますがね。近田さんて、ボクの音楽遍歴のポイントポイントで必ず顔を出すんだよね、ナゼか。しかし、あれだけ彼の作品が世の中に流通しているにも関わらず、カラオケには近田作品ってほとんど入ってないんだってね。みんなが知ってるアノ曲やこの曲も、近田さんの作品なんですよ。知らず知らずのうちに口ずさんでたりするでしょ。

“♪ハト麦玄米月見草~、爽健美茶”とか。


●3月27日(月)

新譜発売を前に、雑誌媒体に出まくってる林檎姫。よく見れば、ヘアースタイルがどれもバラバラ。女の子って、髪型やメイクでいろいろと変身できて羨ましいと思うことがよくある。別に男でもできるじゃん、と言われれば、まぁそうなんだが、やっぱ女の子の比じゃないでしょう。次に生まれてくる時は、めちゃカワイイ女の子に生まれたいなぁ(オェ!)。

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そろそろ新しいモバイルマシンの購入を考えてるんだけど、情報に疎くなっちゃって、どれがいーんだか?ってところ。今はB5ノートのWindowsマシンを持ち歩いてるんだけど、なんか重くてね。しかし、バッグの中身を整理していらない物を捨てたら、急に軽くなってやんの。パソコンが重かったってワケじゃなかったのね。読みもしない雑誌が5~6冊入ってたかな。こんなのいつも持ち歩いてたなんてマヌケだよなぁ。でもニューマシンの購入はマジで検討中。春もそこまで来てることだし(全然理由になってないじゃん!)。


●3月28日(火)

自分とこのBBSに大場久美子の名前がでてきて、彼女のアナログシングルを集めてた頃の自分を思い出し、しばし絶句。“これでコンプリート”、という最後の一枚「大人になれば」を見つけた時のことは、鮮明に覚えてるなぁ。数寄屋橋ハンターで、バイト仲間のメタル野郎(当時、44マグナムのローディーやってた)と中古盤漁りをしてた時のこと。彼はナゼか、ダウンタウンブギウギバンドを探してて、ボクはというと、いつものように全コーナーを片っ端からサクサク。で、突然現れた大場久美子。つい、“おぉ!”と声を出してしまい、クーミン(死語)を手に固まってるボクに、周囲から冷たい視線が矢のように突き刺さってきたのは言うまでもありません。その日は他に、吉田美奈子「夢で遭えたら」のシングル、ビーチボーイズ『シャットダウンVol.2』、ロネッツロネッツのすべて』の、計4枚を購入したことまでハッキリ覚えてる。こうして並べてみると、レコードの買い方、今と全然かわってないね。かわったのは、それらのレコードの市場価格だけ。吉田美奈子なんて、200円だよ。

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ここのところ、リンク依頼が多くきてます。まだサイトを立ち上げたばかりのオーナーからメールを頂くと、ここを始めた頃の自分を振り返ってみたりする。いつの間に、こんな言いたい放題になってしまったのか?(最初からか?)たまには初心に戻ってみるのもいいかもね。春もそこまで来てることだし(また言ってる)。


●3月29日(水)

昨年素晴らしい来日公演を披露してくれたジェフ・ベック。彼の研究本の決定版とも言える、『天才ギタリスト ジェッフ・ベック』が発売されました。日本で発売された彼に関する書物は、ほぼおさえてるつもりだったけど、ここまで詳細なのは初めてでしょう。見たことない写真も多数で、しばらくはこれで目の保養ができそうです。

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『ロック・ダイビング・マガジン』に連載されている“せみま~る”氏の漫画を集めた単行本『Collector Freak Out!』は、レコードコレクターという人種の愚かさ加減を伺い知るには絶好のサンプル。あぁ、こんなことあるよね、的なエピソード満載で、その筋の方には楽しめるかもよ。

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年に一度の人間ドックを終えた帰りに立ち寄ったのは西新宿。例によって、ビーチ・ボーイズ関連のブートをチェック。しかしまぁ、すごいブツがでたもんです。


●3月30日(木)

明日発売の椎名林檎勝訴ストリップ』をGETする為、午前中からCD屋回り。あるところには山積み、無いところは来週まで店頭には並ばない、など状況は様々。しかし、午後には渋谷のほとんどのお店でソールドアウトになったとかで、林檎人気恐るべしと言ったところ。無理してでも昼前に行っといて正解でした。初回プレスは、特殊パッケージだからね。この情熱を他に活かした方がイイ、とはよく言われますが、他ではこんなガンバリは見せませんよ。それが“フリーク”ってものです。

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ヤマンバギャル”とか“ヤマンバメイク”といった言葉も死語の世界までもうすぐだけど、そもそも“ヤマンバ”って、どんな顔してたっけ?死語になる前にちゃんと確認しておくべきだと、渋谷のセンター街を歩いていてふと感じながら、春の暖かい風に吹かれてみたりしました。


●3月31日(金)

林檎さんのツアー、「下剋上エクスタシー」追加公演スーパーリザーブシートは、あえなく粉砕。彼女に関しては、つくずく運がないみたい。他で運を使い果たしてるからかな。世の中甘くないっすね。

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久しぶりに朝までカラオケ。CHARAを歌わせたら絶品の彼女は、椎名林檎でもその実力を発揮してくれました。“あんまりよく知らないんだよねぇ”と言いながらパーフェクトな歌い回しに、ボクはすっかりノックダウン。