宇多田ヒカル First Love


ファンの熱い要望に応え、待望のアナログ盤(2枚組み)でのリリース。

基本的に内容はCDと同様だが、シングル・カットもされた「First Love」の”John Luongo Remix”が追加収録されているのが、唯一の違い。

このRemix Versionは、ハッキリ言ってOriginal Versionと比べるべくもない、ガッカリな出来で、本来の楽曲の良さをまるで無視した作り。ボーカルトラックだけ、オリジナルのマルチから抜き出して、全く別のバックトラックを被したうえに、テンポを上げたというもの。

Remix する側からすると、こういった”オリジナルをブチ壊す”という作業に醍醐味を感じるのかもしれないが、要はセンスの問題。ましてや、バラード曲にRemixを施すことに、必要性があるのか?という疑問もある。

いい機会だから、Remixという作業について自分なりの意見を書いてしまいました。ヒカルちゃんごめんなさい。

このアルバムは、全体的に”アナログ向き”なサウンドだから、是非、一聴をオススメしたいところ。当然、初回限定盤なので見つけた時点で捕獲しておくのがいいでしょう。