欲望の巨大都市

歌舞伎町 on my mind

「潜入!欲望の巨大都市新宿24時」という、テレ朝得意の歌舞伎町レポートものの番組を見てたら、以前から何となく気になってたクリーニング屋が取り上げられてた。

歌舞伎町のド真ん中で小じんまりと営業してるこのお店、一人で切り盛りしてるのは、なんと25歳の元キャバ嬢の女の子だった。月収が1/4に減っても一人でがんばってる姿を見てると、なんか応援したくなっちゃうんだよなぁ。今度差し入れでも持ってお店を訪ねてみようかと。

***

ボクが初めて歌舞伎町に足を踏み入れたのは、たぶん中三の夏休み。高校受験を控えて、新宿まで夏期講習に通ってたその帰り、だったと思う。

渋谷に近いところで生まれ育ったせいか、なんでも渋谷で用事を済ませる癖が昔からあって、新宿まで出ることがあまりなかった。その為、中三までデビューが遅れたんじゃないかと。

歌舞伎町って街は、人によっては物凄く毛嫌いされたりもするけど、そういった人達の意見を否定する気は全くない。こればっかりはもう、“合わなかった”ということだからね。

ただ、あれほど危険で面白くて人間味があって人種の坩堝という街は、他には無いもんね。職種さえ選ばなければ、誰でも今日から仕事にありつけるし。その職種によっては、かなりの高給だったりもする。ホント、歌舞伎町にはいろんな人間がいて、“人間ヲチャー”にはたまりませんよ。“歩き方”さえ間違わなければ、かなり安全だしね。

“夜明けのドンキホーテ前”の殺伐とした感じが好きです。