オックス『OX COMPLETE COLLECTION』、松本典子『The Best』購入

たいして期待してなかった『ナイアガラで恋をして』~大瀧詠一トリビュートアルバム~が、大当りだった。

堂島孝平GO-GO KING RECORDERSの「君は天然色」で、不覚にも涙。忠実にナイアガラサウンドを再現しつつ、新たな息吹を吹き込んでいる曲構成は、お見事の一言に尽きる。カワイイ顔してやるじゃん、堂島クン。これでナイアガラーのハートはガッチリだな。

一番の儲けものは、前川清井上鑑の「幸せな結末」かな。さすがナイアガラチームの井上さん、前川清の「おいしいところ」を上手く引き出してますね。なぜか福山雅治がプロデュースした前川清さんの「ひまわり」という曲のアレンジを井上さんが担当してたけど、その時の縁なのかな?とにかくこれも名演ですね。

大滝詠一公認」はダテじゃなかったですな。

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まだ買ってなかった(こればっか)オックス『OX COMPLETE COLLECTION』、松本典子『The Best』購入。

オックスのはタイトルどおり、公式発表されている全ての音源を収めた、2枚組みコンプリート。前から聴きたかったライブ盤『テルミー/オックス・オン・ステージNO.1』も丸ごと収録。まだ半分しか聴いてないのだが、年の瀬も迫ったこの時期に、強烈な盤を購入してしまったなぁ。ライナー読んで驚いたけど、「ガール・フレンド」のデモテープって、筒美京平と橋本淳がデュエットしてるヤツなんだって!。失神ものだよ。きっと、現存してないんだろうなぁ・・・。知らなくてもいいことを知ってしまったかも。

松本典子は、作品提供者だけを見ても、EPO岸正之呉田軽穂松任谷由実)、久保田利伸中島みゆき矢野顕子etc、と、やたら豪華。彼女がデビュー一年目に発表した曲はどれも傑作で、「さよならと言われて」(作曲:呉田軽穂)なんかは、ユーミンが他人に提供した曲の中ではベストだと、信じて疑わないです。二年目以降の彼女は、「Keep Me Hangin' On」をカバーしてしまったことからも明らかなように、かなり迷走してしまいますが。「所詮、松田聖子のクローン」だったかもしれないけど、初期の彼女の作品は、ボクにとっては一生モノ。松田聖子松本典子の位置関係というのは、ビーチ・ボーイズにおけるサンレイズみたいなものです、といえば、ロックファンにもわかりやすいかな?(どうだか)。

そういえば、彼女の「青い風のビーチサイド」(作曲:岸正之)を、ナゼかあの林憶蓮サンディ・ラム)がカバーしたことがあって、わざわざ輸入盤を探して買ってみたら、そのアルバムに松田聖子の「天使のウインク」のカバーも収録されてて大笑いしたのを、思い出してしまった。久しぶりに聴いてみたいところだが、例によって家のどこにあるかわからないので、聴けずじまい。また買うしかないのか?

「買うしかない?」といえば、NAZZの『Anthology』って買いですかね?今日HMVで見つけて気になったのだが・・・。ジャケットがかっこいいんだよなぁ、アレ。ちょっと保留中。