BOφWY TRIBUTE (CCCD)

*t*BOφWY TRIBUTE (CCCD)

ライブハウス「ロフト」等で配布されているフリーペーパー「Rooftop」の二月号(表紙:Bloodthirsty Butchers)に、ロフトプロジェクト代表:小○茂明氏とユイミュージック取締役:土○浩氏によるBOφWY対談、「伝説を目撃した男たち」というのが掲載されていて、例の『BOφWY Tribute』がCCCDになった経緯が語られていた。

以下、○屋氏の発言

あと、これも色んな人に反対されたんだけど、今回のアルバムにはコピーガード(CCCD)をつけてるのね。確かに俺らの若い頃にも金がなかったら、テープにダビングとかはしてたんだけど、まだテープだったら音の劣化があるから許せる部分があるじゃない。それが今はCD-R完璧なコピーが簡単に作れちゃう。ミュージシャンが最終的に何をやって生業をたてるかって言ったら、やっぱりいい音源を作って、それを売って行かなくちゃならない訳だよ。今、まだ売れてないバンドたちが、自分たちの曲をCD-Rに焼いて、原価に近いような値段で売っちゃったりしてるけど、まあとにかくたくさんの人に聴いてもらいたいっていうその気持ちはわかるんだけど、根本的なところで自分たちは何を売ってるのかっていう意識は持っていなくちゃダメだと思うんだよね。別に俺たちはCD-Rのプラスチックを売ってるわけじゃないんだから。今回、CCCDのマークがBOφWYの「φ」のマークに似てたんで、二つ並べてジャケットに載せてるんだけど、それを見て「さすがBOφWY、CCCDをバカにしてる」って思ってくれてもいいし「CCCDなんかにしてイヤだ」って思ってもいいし。「金ないんだからコピーしてもしょうがないじゃん」って思う人もいるかもしれない。だけどやっぱり、みんながCDをコピーしちゃったら、これから音楽やろうっていう人たちが夢を見れなくなっちゃうからさ。やっぱりミュージシャン目指してバンドを始めたら、金持ちになりたいとか、女にもてたいとか夢を持ちたいわけじゃん。そういうことを、まあロフトなんかで飲みながら賛否両論、話し合うきっかけにもなってくれたら嬉しいね。

買いたくてもCCCDだから買えない、というユーザーの立場を完璧に無視した、売る側からのみの論理。こんな意識の人が取締役じゃ、夢なんて持ちようが無いじゃん。もうアホかと。